ピアノを再開してから、

ずーーーーっと気にしていたこと



それはピアノの奏法。


なんなら今も試行錯誤しています。




一応私のピアノ歴を紹介しますと、



4歳👉幼稚園の先生にピアノを習い始める

高校生👉教育学部音楽科を目指すべく、市内で1番有名な先生に習い始める

大学👉教育学部音楽科

社会人になって中断

コロナ禍👉再開


という感じなのですが、



大学生の頃、実は、途中まで

声楽中心でした😂



それはなぜかというと、


自分のピアノに限界を感じており、

声楽を頑張った方が良い、と思っていたから。



でも本当は、ピアノが好きでした😢



私が出た大学では、

特に専攻を固定しなくてもよかったので、


四年生になっても、

ピアノの授業も声楽の授業も取っており、




卒業演奏会はピアノを弾きました🎹





卒業後、新人演奏会などにも出演させて

いただいたのですが、



なんかどうも、

自分の演奏に納得がいきませんでした。



特に、

細かい高音が固い。



というのも、

ショパンの曲を弾くのがとても大変だったのです。




同じ新人演奏会に出た人たちは、

同じくらいの年代で、

ショパンでもリストでも軽々弾いているんですね



それに比べて私は…

と思ったのです。



いや、そもそも、

高校生から本格的な先生に習い、

なんとか教育学部音楽科に滑り込んだ私が、


新人演奏会に出られる事自体が、

とてもありがたいことなんですよ



でも、

スタートが遅かった事もあり、


もう私はピアノはダメだな、と

向いてないな、と、


ピアノは諦めたのでした。





というマインドだったので、

ピアノから遠ざかっていくことに。



ただ、

遠ざかっている間は、


通勤の間に名ピアニストの演奏を聴いたり、

来日する名ピアニストの演奏を生で聴いたり、



聴くことに関しては、

大学生の頃よりもずっと、


熱心だったと思います。




そんなある時、

ホロヴィッツの演奏CDを聴き、

衝撃を受けたんです。






こんなに、

歌う様にピアノを弾く人がいるんだ!!と


衝撃でした。







そして、

ピアノにこんな可能性があったとは!

と、


ピアノの知らなかった一面を知った様な、

そんな気持ちになりました。





一方で、

では、ピアノを勉強してきた私は、

なんでこういう感じに弾けないのだろう?



それはただの才能で片付けるものなのか?

それでいいのか?


と思いました。




もちろん、

巨匠と、自分を比べるなんて

おそれおおい!


です。


ですが



そうやって、

自分には才能がない


あの人と比べて自分はダメだ



自分にはあんな演奏できるわけがない


自分には到底無理



そんな事を

ずーーーっと思っていて、



そんな人生でいいのか?


と思う様になっていました。



好きなピアノを、

諦めたくない、


自分だって、

少しでも近づける様に、

がんばりたい



そういう自分になっていました。






そのためには、

自分には何が足りないのか?



色々調べるようになりました。




YouTubeでも、

色々なピアノ演奏動画を見る様になりました。



ある時、

まだ高校生くらいの方が、

ラ・カンパネラを弾いている動画を見て、



自分と手の使い方が何か違う


という印象を持ちました。





私は、

当時日本の典型的な奏法をしていて、

指を立てて、

上から落とす


といういわゆるあの奏法でした。



長く練習すれば

手が痛くなるし、

肩も腰も色々なところが痛かったです。



自分が今まで冴えないピアノだった原因は

これだ!!と思い、奏法を変える長い旅がスタートしたのでした。