河童橋スタート

 

無事に上高地に到着し、河童橋付近で昼食を済ませるとすでに14:00となっていた。
 
これから河童橋から梓川右岸を歩いて北上し、明神橋を渡ったところで折り返して、今日泊まる大正池ホテルを目指すこととした。
 
約9km、3時間くらいのコースだ。
 


 

 クマとのニアミス

 
私達が帰った9/23の4日後の9/27に韓国籍の男性が、この看板と同じ場所で同じ時刻に(・(ェ)・)に襲われて怪我をしている。
 
付近は現在、通行止めになっているようなので、ちょっとタイミングがわるければ巻き込まれていたかもしれなかった。
 

 

 梓川右岸コース

 

早速クマベルのお出迎えだ。
 
とりあえず一発鳴らしておくか!
 

 
 

 岳沢湿原

 

河童橋あたりの梓川の水は昨日までの雨の影響で少し濁りがあったが、ここまでくると水はまったく濁りがなく透明だ。

 

湿原にせりだした展望デッキから水の中をよく見ると魚も泳いでいる。

 

 
 

 

 

 明神橋

 

明神橋を渡り、今度は梓川の左岸を通って河童橋まで戻る。ここまでで約3㌔、丁度1時間くらい。

 
 

 

 清水川

 

 

右岸に比較して、整地されていて歩きやすい左岸をあるいていくとキャンプ場がある小梨平という広場にでる。

 

その手前には信州の名水、秘水にも選ばれている清水川がある。


六百山の麓から湧き出る湧水で、川底で生き物のように揺れる緑の水草バイカモが美しく、しばし見惚れてしまう。


イワナの住処で、上高地の飲料水となっている。

 

河童橋まで歩いたところで丁度6㌔、約2時間で16:00になっていた。

 

 

 

 田代湿原

 

河童橋から大正池も梓川の左岸ルートをとおり、田代湿原までやってきた。


時間もないし、クマがでるとやっかいなので田代池の見学は明日にまわし、先を急ぐ。

 

大正池から河童橋の遊歩道でもクマが最近目撃されているらしい。

 
 
 

 

 

大正池ホテル

 

大正池ホテルは大正池の湖畔にたたずむ唯一のホテルだ。夜になると他に明かり一つなくなり、星がよく見えるので星降るホテルと呼ばれている。

 

今日は残念ながら雲が多いので星は見ることはできなそうだ。

 

部屋はこのホテルに1室しかないデラックスルーム。


リビングスペースもあるのでシティーホテルでいうところのジュニアスイートぐらいの広さがあり、改装されているので新しく、快適だ。

 

窓からはもちろん大正池が広がる。明日の朝が楽しみだ。

 

 

 星降るホテルのワイン

 

夕食にはビール一番搾りの大瓶¥900と星降るホテルの白ワイン¥2,600をオーダー。上高地ではかなりの良心的価格である。

 

売店は19:30やルームサービス20:00で終了してしまうが、館内にはお酒の自動販売機がいくつもあるので、足りなくなる心配はない。

 
 

 

 夕食メニュー

 

夕食メニューはボリューム満点だ。

 

和洋折衷で味は味噌を使ったビーフシチューをはじめとして手の込んだ料理が多い。

 

【前菜】  キャロットラペ 栗の甘露煮

                      国産鶏の香草焼き キッシュ

【小付け】 うなぎの揚げごぼう添え

【香の物】 小布施ナスの柚子味噌あえ

【台の物】 野沢菜

【冷菜】  国産鶏のつくね鍋

【焼き物】 信州サーモンのサラダ風

【洋皿】  岩魚の塩焼き

【食事】  味噌デミビーフシチュー

【デザート】 チーズムースとアップルタルト

 

 

 

 

 岩魚の塩焼き

 

 
 
 

 

 朝食

 

朝食は7:00から、メニューは1種類だが、パンかご飯を選べる。パンは焼き立てパンがお代わり自由だ。

 

ここは当然パンっでしょう。

 
 

 

 早朝の大正池

 

ホテル横の階段をおりると大正池が広がっている。

 

大正池は昨日よりも水は澄んでいた。

 

薄暗い中に朝もやが立ち込めている幻想的な風景が広がる。

 

 
 
時間の経過とともに空、山、池の色が変化をしていくので、いつまで見ていても飽きない。
 
湖面にはカモが泳ぎ、つがいの蒼鷺が舞うのが見えた。
 
 

大正池ホテルの感想

 

昨年に引き続き大正池ホテルのデラックスルームに泊まった。

 

こじんまりとした家族経営的なホテルだ。河童橋周辺にあるような高級ホテルではないが、大浴場もある。

 

デラックスルームは46㎡となっており、通常の部屋の2倍の広さだ。

 

食事もおいしいし、あたたかい料理を丁度良いタイミングでだしてくれるのも、この規模だからこそできるサービスだ。

 

それで3名1室で一人¥22,000。

 

上高地では価格破壊といってもいい値段だ。次に訪れるときまでこの価格とサービスが維持できていることを望むばかりである。