先日歌舞伎座にて、四月大歌舞伎  夜の部「於染久松色読販」「神田祭」を鑑賞しました。
(2024年4月2日(火)〜26日(金)千穐楽)



四世鶴屋南北 作
渥美清太郎 改訂

・於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)

土手のお六
鬼門の喜兵衛

土手のお六 玉三郎
山家屋清兵衛 錦之助
髪結亀吉 中村福之助
庵崎久作 橘太郎
油屋太郎七 彦三郎
鬼門の喜兵衛 仁左衛門

フグにあたった丁稚の死体(じつは気を失っていただけ、後にお灸で息を吹き返す)を自分の弟と偽り、言いがかりをつけて大金をせびる夫婦のコミカルな展開。

喜兵衛の凄まじい色気と美に、客席から嘆息が…。

悪事が露呈しても悪びれることなくあーバレちゃったねぇ程の態度、文句をいいつつ最後は一緒に片棒を担ぐお六の飄々とした姿も格好よく、可愛らしくもありニコニコ


・神田祭(かんだまつり) 
鳶頭 仁左衛門
芸者 玉三郎

先の「於染久松色読販」が「陰」としたら、こちらは「陽」。

お二方の登場で一気に華やぎ、歌舞伎座ごと江戸のお祭りにタイムスリップしたかのよう。

玉三郎さんのお着物の裾さばきの美しいことといったら!

「にざたま」と絶賛される名コンビを堪能しました。

以前の歌舞伎観劇の記事はこちら↓