少しずつ春の気配 感じます
いつもなまえ香ブログ ありがとうございます
日々、オーダーの香り
仕立てさせていただいております ありがとうございます
あたたかくなりつつあるこの頃、外にでた瞬間
自分の身体が白檀、丁子やら・・
いろんな香をまとっていることを深く実感しやすくなります
温度が上がり、移りかわる時間だからでしょうか
近くの神社の匂い木の染み入る匂いを上書きするように
雨水(うすい)
2月19日から
二十四節気のひとつ
このころから、冷たい氷も解けて水となり、
雪も雨へと変わります。
”陽気地上に発し、雪氷とけて 雨水となればなり”
(暦便覧より)
この期間お雛さんを飾ります
雨水の名のとおり、 水の気の神さまが
雪解けの清らかな水と共に
よいご縁を運んでくるからと、お雛さまを出して飾ると
【写真:石垣島&与那国島 なまえ香ご愛用お客さんからご提供写真です】
雨水のことばおはなしについては
ぜひ こちらのブログ記事を読んでくださいませ(お辞儀)
↓
二十四節気や節句は、自然・神さまに通じるおこないともいわれ
それぞれの時候や四季の流れにゆだねながら、各地域や村や町では
神さまに関わる様々な行事などされているかと思います。
日本の上代には暦はなく、自然暦。
690年以降、日本は中国から渡来の太陽太陰暦の旧暦
新暦は太陽暦明治5年以降になっています。
そして、今回は
うららかのことば
「うららか」は
日の光が明るく、のどかなこと
「うららか」は、「あたたかな」と近い言葉で
あたたか、うららか、ぬくし 等並びます
特に春に使うことが多いとされています
例えば、春麗らか~、うららかな春~春ならではの、のどかさが高まります
日の明るい光のエネルギーが、ほんわかと伝わってくるのでしょうか
和らぎある心地を身心に感じて、陽の気を浴びて笑顔へと誘われます
春の風、春光、草木も明るくみえてくる
春のみち、春の雨
春うららかなり
「うららか」と聞いて、どんなイメージを感じますか
「うららか」
言葉の表情からみてみました。
uraraka
4拍4音の偶数をもちながら、流れるような感じつまり動的な表情を捉えています。
まさしく陽=明るいイメージがあるように、賑やかさや適応性60ポイント以上しっかりと
もっております。驚いたことに「はる」の言葉の表情に欠かせないア音多用というものやその他の材料もそなわっていて
春にふさわしい言葉。そしてあいまいかつ情緒も添えるように捉えています。
これは「はる」の言葉の表情が含まれていることもあるでしょう。流れる動きを感じる響きは
日の光の動きや状態そしてまばゆい光によって生命が動くような情景がみえてきます。
若者からご年配みんなへ、うららかによって、明るくなるような言葉です。
ちなみに、「あたたか」は、
うららか同様の表情をもちながら、どちらかというと春だけでなく、秋冬の季節に相応しそうです。
雰囲気だけでなく、それ以外に、物の名などにも使いやすい言葉なのでしょう。
光あふれるわくわくするような香しさがします。
それぞれの表情にも、繊細な個性や強み、弱みがあって、その違いがまたいい音を奏でます。
より奥ゆきのある情景や情緒を伝えたいとなりますと、美しいことばが
たくさんあるのです
ことばの意味は同じでも、それぞれ感情を秘めていて
繊細な姿やかたち、間の音があります。
表面的な言葉では見えず、感じずの
喜怒哀楽を秘めているのです。
私たちが言葉にするときも、聞いたときに
強弱やリズムや明るい暗いも一緒に知ることができます。
それを亡恩人の教えや理論によって、大衆の感性と大和言葉から体系化した数から謎がとけるのです
その繊細な言葉の情緒や表情を
ひとつずつ香で調合しています
なまえ香