芒種(ぼうしゅ)のことば
芒種は、
6月6日~6月20日までの期間の節気の名前
太古わたしたち祖先は自然暦つまりは
自然の流れを時計代わりにしていました
1年という時間を24にわけた24節気
芒種は仲夏。
太陽の位置を測っていたのです
”芒ある穀類、稼種する時也”
(暦便覧より)
【写真は寂光院】
鬱陶しいとされがちの6月の雨
6月11日ごろからは、
入梅となり梅雨入りとされています。
今年は、すでに梅雨になったとさ。
雨蛙、蛙の鳴き声も心地よく、田畑の無事を感じ
夏の風情を知ることができます。
夏の音とでもいいましょうか
日本人そして日本語を使っているからこそ
蛙の鳴き声や自然の音などを美しいと感じ 1/fのゆらぎを捉えることができるそうです
西欧の方などは、言語的に雑音しか聴こえないともいわれています。
自然が何気なく、癒してくれているのです。
求めることなく、いろんなものことを与えている生命たちを
邪魔ものにしてはならないし
安易に排除してはいけない・・
カマキリ、そして蛍の存在
梅の実が黄色になってきます
そうすると、「芒種に入ったな~」と感じることができます
梅の実を緑から黄色への変化を感じとったり
蛍の気配を感じたり・・
雨蛙の声の変化・・
こういった景色の変化を感じることのできる感覚
日常生活全般にも活かされています。
これらの情景が表現され、
観ることができる美しい地であるということ
素敵を感じることができ
意識を向けることで輝かしい景色に一転し、
心=情緒が切り替わり涼やかになりそうです
芒種(ぼうしゅ)
言葉の表情からみてみました
抒情を放つように暗くも弱い明暗強弱の響き
それは、陰なる落ち着きと湿った感じを美とする風格とでもいいましょうか
重たい音が深く響かせるようにしっかり捉えています。
”ぼうしゅ”という言葉の音の連なりで仲夏の風情も高く表現していました。
さらに、秋へ移ろいゆく風情も添えるように遠慮した数で表現されているのです。
葉桜の存在そして果実なる若々しい響きある躍動ももちろん
中年男女層の安定した感じが梅雨入りの景をも見越しての言葉の表情は
二十四節気らしい言葉に聞こえてきます。
じっとりと動く感じは6月の空間でしょうか、しずかなる蛍も見え隠れしているように感じます。
複数の人を表現することばに「大衆」という語があります。
大衆とはどんなものを指したことばかも明らかでないとりとめのない言葉ですが
その「大衆」がもっている平均的な感覚は、
分析(本来は数字があります)からも明らかに出るものであります。
それはきわめて客観的で賢明堅実なものであることがわかると学びました。
亡恩人が理論体系にした立論はイメージの良否を判断する基軸に
大衆の平均的感性を選んだ理由があるとよく言っていました。
これは、次に↓ご紹介の「無心」ということばに通じるのではと思いました。
こういった分析体系のため大手企業はじめとする分析依頼が多いことも物語っています。
(文章抜粋掲載)
6月の麦や梅の実が膨らみながら
雨蛙の響きと花草の涼やかさが
重なり合った雨の香しさがします
創ってみたくなります
山口誓子
利休は禅の影響を受けて
「小些事の中に大事を見る」
と申しました。
俳句では季物に深い意味を読みとって来たのです。
俳句は無心で何でも包容するのです。
しかし、心が無くては感動を受け止めることができません。
(塚腰杜尚俳人 森俳句会冊子より抜粋記事)
気=エネルギーであり=血となっています。
そのためには、
心が潤い整っていてこそのことで
心=情緒は精神にも通じるため、大切な存在なのです。
血の巡りが悪いと、心そして身が不調となり
影響しているということになるそうです。
判断力、危機能力、考え方
すべてがいい方へいくために
梅雨寒もありますし、体調を崩されている人が多くみられますので・・
油断せずとも、
身心は充分気にかけてくださいませ
元気な方は、より気遣ってくださいませ
6月後半あたりには、神行事 六月祓です
わざわざ遠くでなくても、ご近所さんの神社で
半年の払いもいいですね
梅雨時期です、ご自愛くださいませ
<二十四節気 芒種のことば なまえ香>
※二十四節気は、1年365日を15日ずつに区切ったものでその区分点を節気。
※ちなみに七十二候は中国古代の天文学で黄河流域地方の気候を表現しているといわれています。
なまえ香
ものがたり
なまえ香オーダーメイド
ありがとうございます。
初めての方もオーダーなどお気軽に
問い合わせいただいて可能です。
名前からお1人ずつ仕立てています。
【写真は、なまえ香オーダーメイド 菊の香袋】