既婚男性に遊ばれた20代独身女性—「仲間」という言葉の罠
こんな相談を受けたことがあります。私は20代前半独身。相手は30代半ば既婚男性です。仕事の関係で、毎日深夜まで二人で作業をしています。共通の趣味もあり仲が良く、悩みを聞いてもらったり家族のような関係でした。ある日2人で残業で、終電を逃しタクシーで帰ろうとすると「一緒にホテルで寝ない?」と誘われました。驚いて返事ができずにいると向こうも笑っていたので、冗談かと思いその日はやんわりと断りましたが、その後何度も「寝るぐらいダメなの?」と本気で誘われました。彼に好意を持っていたこともあり、また彼が仕事で苦労していることも知っていたので、彼が喜んでくれるなら一緒に寝るぐらいならいいか・・・と同意してしまいました。結局、一緒に寝るだけでは済まず、体の関係になりました。翌日メールで「こんなことになったけど、これからも仲間でいて欲しい」と言われ、繁忙期だったので私も考える余裕もなく「気にしてない、これからも一緒に働きたい」と返信しました。しかし、その言葉で安心したのか、その後も度々誘われ、私も断りきれず、残業で深夜になるたびに自然とホテルに行くようになりました。このまま関係をズルズルと続けるのは良くない、また相手は既婚者であり、関係を持つ罪悪感にも耐えられなくなり、退職しました。(人事異動のない現場で、退職以外に離れられる方法がありませんでした)最後まで引き留められましたが「もう会わない」と告げてお別れしました。いつも彼から「仕事のパートナーとして信頼している。ずっと仲間でいて欲しい」と言われ、力になりたくて頑張ってきたつもりでしたが、この言葉を信用できなくなりました。ホテルに誘った時点で気まずくなることはわかっているのに、何度も誘ってきた彼は、私のことを最初から仲間と思っていなかったのでしょうか?一緒に寝るたびに「(私が受け入れてくれて)嬉しい」と言っており、同時に奥様への罪悪感もないのか?と思い、いつも優しい彼がそんな人だったのか、とショックを受けている自分もいます。彼は私が仕事を大好きだったことも知っています。このような結果になることが考えられなかったのでしょうか?私だけが退職をして…と彼を憎む気持ちもありますが、一緒に仕事をしていた楽しい日々を思い出すと嫌いになりきれません。現在、転職活動をしていますが、後悔ばかりでなかなか前にも踏み出せません。私は彼と仕事を続けるにはどうすれば良かったのでしょうか?また既婚者と関係を持ったことに、心から反省しています。という相談でした。私は、次のように回答しました。①彼は「仲間」「信頼」という言葉を、自分の欲望を通すための道具として利用したのです。あなたを仕事のパートナーとして、本当に大切に思っているならば、あなたに、不倫・罪悪感・社会的リスク・退職を背負わせるような行動は絶対にしません。彼は既婚者であり、最初の誘いすらしないはずです。②最初の誘いを「やんわりと断った」時点で、あなたの意思表示はなされていました。それにも関わらず、「寝るぐらいダメなの?」とあなたを執拗に追い込んだのは、「あなたの体が目当て」だったからです。「仕事のパートナー」「信頼している」「ずっと仲間でいて欲しい」という言葉は、「特別な絆で結ばれていた」のではなく、体の関係を持ち続ける為の方便で、「(受け入れてくれて)嬉しい」という言葉も、「自分の欲求が満たされて満足だ」という極めて自己中心的な感情の表れです。一度踏み越えてしまったことで「仕事」と「私情」の区別が不可能になり、その代償をあなた一人が「退職」という形で払うことになったのが、この問題の結末です。つまり、彼は、あなたの好意を利用して自分に都合のいい関係に誘導したのです。③今は楽しかった思い出だけを美化して後悔していますが、それは、「懸命に仕事をしていた自分」を否定したくないからです。仕事と彼は切り離して考え、彼という人間については、「自分の欲求で他人の人生を狂わせる無責任な人物だった」と定義し直す必要があります。結論:あなたは、仕事と自分を守るために「寝るぐらいダメなの?」の時点で拒絶すべきでしたが、過去は変えられません。一方で、妊娠しなかったことや相手の妻から慰謝料の請求(「民法 不倫慰謝料」検索で参照)を受けなかったことは、不幸中の幸いでした。あなたが去った後も、彼はまた別のターゲットに同じように近づくでしょう。「仲間」という言葉や「優しさの仮面」は、彼の“手口”に過ぎません。どうか、目を覚ましてください。これからは自分を責め過ぎず、過去の反省は「次への学び」として区切りをつけ、気持ちを「これからの自分」に向けましょう!<ポイント>・既婚者でありながら、ホテルに誘う時点で、完全にアウト。・こういう男性は時々いる。同様の手口で他の女性にも近づく。・これからは、こういう男性には気をつけましょう!彼の奥様にしてみれば依頼を受けた興信所が調査することもあります。