がんと上手に付き合って生きていくのも |  株式会社中谷建設工業                                 ★★★ 住 人 十 色 ★★★

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ようこそ。十勝の音更町で建設業を営んでいます。
わたしで3代目となります。
中谷彰の日々の感情、建築への思いを書き綴っています。

雪がすこしずつ降っていますが
大した事なく助かります。
きょうは暖かく気持ちがイイ青空です。

さて、最近読んだ本のことを書きます。

「がんもどき」で早死にする人、
「本物のがん」で長生きする人
    近藤誠さん著

近藤さんは慶応大学医学部放射線科講師です。
体がいやがることをしても、寿命が縮まるだけと言います。

「本物のがん」は臓器転移のあるがん、
「がんもどき」はほっておいても転移しないがん
と定義付けています。

ドキッとするフレーズが出てきます。

・なぜ早期発見、早期治療をやってもがんで死ね人は増える一方なのか?
・まじめにがん検診を受けた人の方が死亡率が高い
・医療にお金を使う人は医療費が最も少ない人より死亡率が26%も高い
・本物のがんはいくら治療しても再発する
・「がんもどき」を手術して抗がん剤と体力消耗してなくなる人が多い
・外科の先生は切りたがる

近藤さんは言います。

  早期がんも進行がんも含めて
     がんは原則治療しないほうが良い。

  本物のがんは治療しなければ穏やかに死ねる病気


中村勘三郎さんがガンで他界しています。
最高レベルの医者が手術したけど帰らぬ人になりました。
勘三郎さんは余命が短いなら言ってくれ、後進に伝えなければならないことが
いっぱいあるといってました。
結局大きな手術、抗がん剤で体力を使い切りなくなった。
もし、放射線治療を選択していれば、がんと暮らして
あたらしい歌舞伎座で演技できたといいます。

胃がんの早期発見で摘出して元気な人
同じがんで体調が今もってすぐれない人
大腸ガンごの腸閉塞で苦労されているひと  様々です。

この本をよんで手術だけがすべてないことがわかりました。
がんと上手に付き合って生きていくのも選択肢なのです。