【量子力学】あなたの体は「小さな粒の集合体」でしかないのです。
医者は、人間の身体を切ったりして調べていくのですが、いくら調べても妙は出てきません。「妙を見せてください」と言っても、妙は見えません。人間の身体は、間違いなく妙法からできています。
妙の部分は、微細身（びさいしん）という場合もあります。人間の身体は、目に見る臓器があります。それが、心臓、肺、血液などです。これらは目に見えるから、麁法（そほう）です。鹿法を説いたものが、仏教ではありません。
仏教とは目に見えない妙法を説いたものです。「なるほど、わかりました。妙法とは、何ですか？」と聞くと、妙法とは蓮華の法です。
「蓮華の法とは何ですか？」と聞くと、蓮華の法とは因果倶時のことを言うのです。あらゆるものは、因果倶時です。原因と結果は同時です。「でも、原因と結果は違うではないですか？」と思うのです。
一生懸命勉強している時が因です。東大に合格したというのは、果です。因と果は、同時ではありません。仏教では、どのように説いているのでしょうか？
「因果俱時不思議の一法之れ有り之を名けて妙法蓮華と為す」(当体義抄)と説いています。原因と果は同時です。だから、因果倶時＝同時です。そのような不思議な法があります。
現象界から言うと、人間は目に見える臓器でつくられています。「人間の臓器は、何からできているのか？」というと、目に見えないものからできているのです。これを現代流に言うと、素粒子からできているのです。
素粒子は、10兆分の lcmぐらいの大きさですから、誰も見ることはできません。物の本質を探っていくとそうなってしまうのです。素粒子は、人間の目で見ることはできません。
細胞は顕微鏡で見ることができるのです。「細胞をつくっているものは何か？」とういうと、量子です。量子は目に見えません。量子は確実に存在しているのです。これを現代の量子物理学が証明しています。この世界には、目に見えない量子があります。
量子力学がわからない時代だと、何を言っているのか、わけがわかりません。「この世界には、目に見えないものがあるなどと、わけのわからないことを言うな」と言われてしまうのです。
「俺には身体があるだろう。それは眼に見えるだろう。その他に何があるというのだ？目に見えないものなどないのだ。目に見える身体のことだけを考えればよいのだ」となってしまうのです。それを麁法（そほう）といいます。麁法（そほう）とは、愚かな法です。
人間の身体の細胞の奥に量子があるのです。量子が万物を創っているのです。この量子は、不思議な働きをするのです。それを勉強する学問を、量子力学といいます。
なるほど、人間の身体は細胞からできています。細胞の奥には量子があり、量子から細胞はできています。量子は目に見えません。人間はわけのわからない妙の部分と、法則性をもった法からできているから、妙法です。これで麁法（そほう）ではなくなるのです。
もう一つあります。今は、人間をつくっている材料の面からいったのです。今度は、行為の面から言うと、同時です。
仏教は因果の法を説きます。普通、因と果は、同時ではありません。原因があるから、病気になるのです。原因があるから、頭がよくなるのです。原因と結果は、時間がずれています。
ところが、法華経は違います。「因果俱時・不思議の一法之れ有り」（当体義抄）です。原因と結果は同時です。まさに量子力学が説いていることと一致しているのです。因と果は、同時です。
我々は、「今日の次は明日、明日の次は明後日」と思っています。量子力学では、そのような見方をしません。今日と、明日と、明後日は、横に並んでいるのです。人間には、それがわかりません。本当は、明日も、現在の横にあるのです。
１年先の未来も、今、同時にあるのです。だから、因果倶時です。量子からどのような世界が出てくるのでしょうか？これを説いたものが、仏教です。仏教は物理学ではありません。違う方法で説いたのです。
それを明らかにしていくことが、人間の最高の幸せです。それしか仏教はありません。仏教とは、太鼓を叩いて「南無妙法蓮華経」と唱えるものではなく、護摩を焚いて「アビラウンケンソワカ！」などと呪文を唱えるものではありません。
仏教以外の法は、粗末な法です。それを麁法（そほう）といいます。本物の仏教にたどり着いていないから、麁法（そほう）になってしまうのです。太鼓を叩いて、ドラを叩いて、護摩を焚いて呪文を唱えるのです。そのようにして、横道に入ってしまうのです。それは、仏教以前にあった教えです。
本来の仏教に戻したのが、法華経です。仏教の真意は法華経です。まさに、法華経の説いていることは、量子力学です。
量子力学もわからないから、法華経そのものもわからないのです。創価学会員は、僕の法華経講義を読まないと、ますます仏教というものがわからなくなってしまうのです。お釈迦様は、２５００年前に量子の世界を説いた人です。
「仏教を勉強する」ということは、筋道がわからなければいけません。「何がどうなって、こうなったのか」「六師外道の教えとは、何であったのか？」ということをわかっていかなければいけません。これを教判といいます。
教判の一番に出てくるのが、五重相対です。五重相対の一番に出てくるのが、内外相対です。内道は、自分の心を見ていきます。外道とは、自分の外に神様がいて、何でも神様にお願いしていくのです。従って人間は、神様の言うことを聞いていくだけです。
「内道と外道を比較して、どちらが優れているのか？」というと、内道に決まっています。自分以外の神様がいて、世界を創っても、それは自分には何の関係もありません。「自分とは、どのようなものか？」ということを説いたのが、仏教です。これを読めば、仏教が優れているとわかるでしょう。
五重相対の一番に内外相対がでてきます。自分を説いたのは仏教、外の神様を説いたのは外道です。どちらが優れているのでしょうか？それは、仏教に決まっています。本当は、そのようにスッキリしているのです。
仏教に座禅や、密教などの邪教が入ってきて、達磨大師は、「座禅が仏教だ」といい、空海は「真言密教が仏教なのだ」と言い、いろんな詐欺師がでてきたのです。仏教ではない、正しくないものを説いて、本物の仏教をわからなくしたのです。
だから、五重相対が一番大事です。五重相対が、仏教の入り口です。それがわからなければ、日蓮大聖人様の仏教は、全くわかりません。
今回、創価学会の原田会長のやったことは、何でしょうか？バチカンは、外道です。バチカンなんて、ひどいものです。バチカン国の人数は、２０２３年で６１５人です。バチカンは、独立国です。
イエス・キリストの弟子のパウロが、死んで埋められた場所が、バチカンだったのです。それで聖パウロをバチカンに祀りたてたのです。
キリスト教は何をやってきたのでしょうか？まず、教祖であるイエス・キリストは、磔になったのです。泥棒と一緒にゴルゴダの丘で磔になったのです。どこが神様なのでしょうか？自分は磔になって、殺されたのです。どこが神なのでしょうか？
その屁理屈から、キリスト教は始まります。「何故、神であるキリストが、磔になったのか？これは、どのようなことなのか？」というところから、キリスト教の教学は、始まります。
「イエス・キリストは神である」というならば、自分を磔から救えばよいでしょう。「それは、なぜでしょうか？」そこから、始まるのです。キリスト教は、ギリシャ哲学から成り立っています。
キリスト教は、ギリシャ哲学が根本にあり、ギリシャ哲学を宗教の言葉でつくり変えたのが、キリスト教です。今、説かれているキリスト教の哲学は、ギリシャ哲学です。ギリシャ哲学は、「有るか、無いか」です。「有るか、無いか」という哲学は、麁法（そほう）もいいところです。
ギリシャ哲学は、「有るか、無いか」しか、わかりません。無いものはありません。有るものはあります。邪魔な者は、殺せばよいのです。邪魔な有る者は、無くしてしまえばよいのです。共産主義もそうです。邪魔者は、殺せばよいのです。
仏教は、そのようにはいきません。殺しても、殺したことにはなっていません。それは、恐ろしいことです。人を殺した怨念は、消えません。１００人を殺したら、１００人の殺された人が襲い掛かってくるのです。
「私は関係ないよ」と言っても、そんなことは通りません。自分のやってきた行いは、全て関係しているのです。貴方がやってきた行動が、貴方に返ってくるのです。自分のやった行動は、全て自分に返ってくるのです。いかなる行動も自分がやったことです。
創価学会員だというならば、まずキリスト教の残酷史を学んでいきましょう。（③に続く）
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