「Woodhome」さんへ、お答えいたします! | 中杉 弘の徒然日記

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「カルタゴの平和」とは?現代日本との酷似

「Woodhome」さんへ、お答えいたします!

 

 『岸田君(首相)は、頭おかしいんとちゃうか!? ③』のコメント欄で、「Woodhome」さんが、以下のようなコメントをしていました。

中杉先生も私が支持する参政党の幹部と同じように、先の大戦で日本は負けた、と簡単に口にするようになってしもうた。」

 参政党もこのようなことを言っているかどうか、僕は知りませんが、それは考え方が違います。事実は、戦争に負けたのです。

 「戦争に負けていない」という考え方を観念論と言うのです。「Woodhome」さんが中杉先生も私が支持する参政党の幹部と同じように、先の大戦で日本は負けた、と簡単に口にするようになってしもうた。」と言っていますが、戦争に負けたことは、事実です。

 事実と真実は違います。このような考え方の人は、真実にとらわれてしまうのです。事実では、日本は戦争に負けたのです。「真実はどうか?」というと、日本は戦争に負けていません。

 それを混同してしまうと、人生が狂ってしまうのです。では、どうしたらよいのでしょうか? 「あの戦争は負けていなかったのだ。東京裁判もインチキだった。日本は爆弾を落とされて、終戦したのだから、国際法違反なのだ。アメリカは、国際法の違反により戦争に勝ったのだから、本当は日本の勝ちである」という主張は、それはそれでよいのです。僕もそのような考え方です。

 しかし、そのような主張をいつまでも続けているわけにはいきません。事実を見ないわけにはいきません。事実と真実は、違います。事実、日本は戦争に負けたのです。

 真実を言うときには、「あの戦争で日本は勝っていたのだ」と言えるのです。いつまでもそのようなことを言って、日本が占領された事実に目をつぶっていると、おかしなことになってくるのです。

 「日本が占領されたことは、思い出したくもない。日本は戦争に勝っていたのだ」といいう論理です。人間生活は、理論と同時に現実の生活があります。現実は、どうなったのでしょうか? 

日本が終戦してから、GHQが進駐したのです。GHQが進駐して1年で憲法は改正されたのです。旧皇族は平民にされて、天皇は主権を取り上げられて象徴にされたのです。財閥、華族も解体されたのです。日本の神話は消されて、日本の良書7千冊は燃やされたのです。これが事実です。

真実は、「戦争に負けていなかった」と言うのはよいでしょう。「中杉先生まで、そんな考えになってしまったのは情けない」という話を「Woodhome」さんがしているので言っているのです。

事実は、日本は戦争に負けたのです。さらに深く言うと、本当は日本が勝っているのです。このように言わなければいけません。

「あの戦争は日本が勝っていたのだ。日本は負けてなどいない。日本はアメリカの反則で負けたのだ。だからアメリカが悪い」という理論を組み立てたら、「何故、日本が戦争に負けたのか?」という検証ができなくなってしまいます。

事実は事実として素直に認めるということが、男らしいということです。事実は、日本が戦争に負けたのです。言い分はいくらでもあります。僕のブログで言っている通りです。

日本軍には、当時、365万人の軍人がいたのです。大陸に行っていた陸軍は173万人ですが、無傷です。いつでも「帰ってこい」と命令されたら、365万人の軍人がいたのです。

 

■終戦時の戦力

 

終戦時の戦力は軍人の数で言うと、365万人の軍人がいたのです。その内、シナにいた陸軍兵は173万人です。近衛師団は天皇をお守りする部隊ですが、近衛師団は無傷で残っていました。驚くべきことです。

日本海軍艦艇は168隻残っていました。

「海軍各基地における終戦時の保有機種・機数(昭和20年9月1日現在)」と題する資料があります。この資料は、昭和20年の終戦直後、マッカーサー総司令部の「昭和20年9月1日現在の海軍各基地における保有機種・数を調査報告せよ」との命令に基づき海軍省軍務局が作成したものです。

一 戦闘機2,036機(26.9%)

二 攻撃機1,306機(17.3%)

三 偵察機701機、(9.3%)

四 輸送機58機(0.8%)

五 練習機3,431機(45.3%)

六 陸軍機34機(0.4%)

合計7,566機(出典図書は7,567機としているが合計すると7,566となる)

 

終戦時に航空機は、7千機あったのです。日本の総力を結集させればアメリカに勝てたかもしれません。それは、架空の話であり、事実の上では戦争に負けたのです。

だから、東京裁判が行われたのです。勝った国が負けた国を裁いたのです。いかにそれは、悲惨なものかということがわかるでしょう。負けた国は、「負けた」という事実を認めないといけません。

負けているクセに「勝った、勝った」というのは、負け犬の遠吠えです。そんなことをいくら言っても歴史は変わりません。

事実、戦争に負けるということは、悲惨なことです。そのことを日本人が肝に銘じてわかっていなければいけません。日本人は戦争に負けたことは一度もないから、「終戦してどうなるのか?」ということがわからなかったのです。

ここまでやられるとは、思っていなかったのです。戦争では、負けた国の國體を変えてはいけないのです。負けた国の憲法を改正してはいけないのです。それをGHQにやられたのです。

戦勝国が敗戦国を裁いたのが、東京裁判です。そして、戦勝国が日本の憲法をつくったのです。国際法の違反もよいところです。日本が戦争に負けたことは事実です。いい加減に、日本人はそれを自覚しなければいけません。

一番大事なことは、「先の大戦は勝ったのだ」と言い続けてはいけません。「真実はそうであった」と僕は思っているけれども、戦争に負けたことも事実です。その事実を受け止めるか、受け止めないかでは、違ってくるのです。

例えばある貧乏人が「俺は昔、あいつよりも上だった。あいつには負けなかったのだ。あいつは俺よりも下だったのだ」と言っても、そんなみっともない昔話はありません。

その「あいつ」は偉くなって部長になっているのです。自分はホームレスになっているのに、「あいつは元平社員だった」と言っても、それは事実だからと言っても、面白くありません。

それを「負け犬の遠吠え」と言うのです。負けたものは負けたのです。それを潔く認めることも大事です。

僕の言いたいことは、そんなことではなくて、「戦争に負けることは、いかに悲惨なことなのか」ということです。日本人はちゃんと知らなければいけません。

戦争に負けた悲惨さを知れば、「戦争を簡単に起こしてはいけない」ということが、わかるのです。絶対に戦争は起こしてはいけません。

そのような意味で僕は、嫌戦思想をもっています。その僕に対して、「中杉は右翼だ」と言うバカがいますが、右翼でも何でもありません。

Woodhome」さんは、いつまでも「本当は勝っていたのだ」などと、泣き言のようなことを言うのではありません! 「あいつは俺よりも偉くなったけれども、俺よりも下だったのだ」ということと同じことです。

負けたことは、「負けた」と認めることが、男らしいということです。「参りました」というのが武士です。剣術の世界では、そうです。負けたら何を言っても通りません。「はい、恐れ入りました」ということが大事です。

それが、次に敵にかかっていくエネルギーを燃やすことになるのです。「あの戦争は、本当は勝っていたのだ」という話は、真実ではあるかもしれませんが、それにこだわり続けることではありません。戦争に負けたことも事実です。

それよりも大事なことは、「戦争に負けるということは、いかに悲惨はことか」ということを日本人が覚えておかなければいけません。

アメリカが日本を統治したのは、まだよかったのです。奇跡中の奇跡だったのです。ソ連やシナに負けた場合は、男は皆殺し(genocide)です。女は強姦されていたのです。もし、妊娠していた女がいたら、お腹から子供を引きずり出されて、殺されてしまうのです。腹を裂いて串刺しにされてしまうのです。

それを日本軍のやったことにして、韓国にはそのような展示物があるのです。日本軍がそんなことをするわけがありません。朝鮮人とか、シナ人とは違います。

負け犬の遠吠えは止めましょう。「戦争に負けることは、恐ろしいことだ」ということを教えていくことが大事です。戦争に負けるということは、命を盗られても仕方ありません。

戦争は殺し合いです。負けた国の国民は、命を盗られても仕方がありません。勝った国が負けた国を裁判にかけても仕方ありません。何故でしょうか? それは、戦争に負けたからです。

東京裁判があったことは、事実です。国際法では、戦争に負けた国の憲法を変えてはいけません。勝った国は、負けた国の主権を犯してはいけないのです。戦争に負けたら、それらを犯されても仕方ありません。

戦争に負けたら、ふんだりけったりです。でも、まだアメリカ軍の統治でよかったのです。ソ連や中共に負けた連中は、悲惨です。日本兵は、終戦後にシベリア抑留されて、10年以上、重労働させられたのです。シベリアでは、日本兵の半数以上が飢えと寒さで死んでしまったのです。そのような目に遭っているのです。

戦争に負けるということは、男は皆殺し(genocide)にされるのです。子供は奴隷、女は強姦されて、財産は全て奪われるのです。これが常識です。そのことを知らなければいけません。

司令官が「この戦争に勝てば、何を奪ってもよい」と言うのです。すると、兵隊はやる気になるのです。

戦争の動機とは、相手の物を奪うことです。それで皆殺し(genocide)にされるのです。そのことをよく覚えておかなければいけません。

「日本は戦争に勝ったのが真実だ」という話ではありません。真実は、アメリカの国際法違反です。事実は、日本は戦争に負けたのです。事実を無視して、「本当は戦争に負けていないのだ」と言うのは、男らしくないでしょう。

男は負けるときには負けて、負けた中から教訓を引き出して、二度と負けないようにするということが大事なことです。

 

※月曜日は、『岸田君(首相)は、頭おかしいんとちゃうか!? ④』を掲載します。

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