アメリカ合衆国は、人類のモデルか? ① | 中杉 弘の徒然日記

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アメリカ合衆国は、人類のモデルか? ①

 

 いよいよ世界は、最終戦争に近づいてきました。ロシアはウクライナを攻撃しています。ヨーロッパはウクライナ支援で一つにまとまっています。

 文明の行きつく先は、最後に東の文明と、西の文明がぶつかります。東の文明とは、ロシア、中国です。西の文明が、ヨーロッパと、アメリカです。これが、衝突するのです。

 サミュエル・ハンチントンは、『文明の衝突』と言いました。結果的にはそうなるのです。東も、西も全然違う文明です。自分たちの文明を押し通そうとするのは、当たり前です。もう一つの文明は、神の実験があります。

 それがアメリカ合衆国です。世界中から様々な人種が集まり、アメリカ合衆国を造ったのです。「合衆国」の衆は、州ではありません。アメリカは、いろんな人々が集まり、“神の実験場”として考えられているのです。

 アメリカを建国したワスプです。ワスプ(WASP)とは、アングロ・サクソン系プロテスタントの白人(White Anglo-Saxon Protestant)の略です。

アングロ・サクソン人とはイギリス民族の根幹をなす人々の呼称で、厳密にいえば、ドイツ北西部のサクソン地方からイングランドに移住した人々をさす概念であるが、現在では、イングランド、スコットランド、ウェールズなどの諸島に住む多様な出自の人々の総称になっています。

「どうして多くの人々がイギリスから、新大陸に向かったのか?」というと、イギリスで新教徒が流行ったのです。新教徒とは、旧教のカトリック教会に対する言葉です。

それまでの世界の秩序というものは、キリスト教の神の秩序によって守られていたのです。ヨーロッパのキリスト教徒は、神の威厳と、神の秩序によって、最初から洗脳されていたのです。「洗礼」とは、「洗脳」ということです。

神によって洗脳されて、神の秩序において、人間が仲良くできるのです。その秩序の中には、王様がいて、庶民がいます。王様は「King」といいます。

王様も神様が創ったものです。神の秩序とは、神の下に王様がいて、王様の下には貴族がいて、その下に庶民がいます。これが秩序の基本形です。

ところが、マルティン・ルターがでてきて、神の秩序を壊したのです。形式的に言うと、神がいて、教会があり、王様がいて、貴族がいて、庶民がいます。この構造を壊したのです。

 何故かというと、神の使徒とする神父は、ロクなことをやっていません。『カサノバ回想録』にこのことが書かれています。これを読むと、神父の実態がよくわかります。クリスチャンには、懺悔がつきものです。

 女が懺悔室に入ってくると、「私はこんな悪いことをやりました。隣の旦那と関係を持ちました。私は罪深い女です。」と神父の前で懺悔をするのです。それを神父は全て聞いているのです。

 ということは、民衆の秘密の全てを神父が握るということです。神父は民衆の懺悔を黙って聞いていたのです。神父はその懺悔を聞くと、「わしがお前の罪を清めてやる」と言ったのです。

 すると女のスカートをまくり、神父の服を着たままで、後ろから犯してしまうのです。神父「お前、もう悪いことをしないか!」、女「はい、神父様、やりません。お許しくださいませ」と言うのです。

 そんなことは、教会の常識だったのです。教会は、神父の乱交の場所だったのです。それで「神のおぼしめしだ」と言って、免罪符を民衆に買わせたのです。カトリック教会は、神様がいて、教会があり、神父がいて、庶民がいるのです。

 神父は、「天国へ行きたいならば、免罪符を買いなさい。これを買えば、天国へ逝けることは間違いない。アーメン」と言ったのです。神父はこのような悪行をやっていたのです。

 その他の悪行は、宗教裁判です。少しでも異端的なことを言うと、魔女裁判にかけられて死刑になってしまうのです。ガリレオも、ニュートンも宗教裁判を恐れたのです。

 ガリレオは、「地球は、宇宙の中心ではない。太陽の周りを地球がグルグルと周っているのではないか?」と思ったのです。それは、教会から見たら、恐ろしい異端者です。異端者は、火あぶりの刑です。

 それだけでも恐ろしいのに、教会は魔女裁判をやって、庶民を魔女にしたてて殺したのです。カトリック教会の神父は、やりたい放題です。神父は、万能の力をもっていたのです。それで庶民はさらに反発したのです。教会で免罪符を買ったら、本当に天国へ逝けるのでしょうか?

 そこでマルティン・ルターがでてきて、「カトリックの信仰は間違っている。神がいて教会があり、神父の下に信者がいるのではないのだ。我々庶民は、神父を飛び越えて、直接、神と結びつくことができるのだ」と言ったのです。

「教会も神父もいらないのだ。我々は聖書を通して直接神と結びつくことができるのだ」と言ったのが、マルティン・ルターの宗教革命です。

マルティン・ルターの宗教改革は、神父と教会の否定です。教会側は、当然、反発して迫害したのです。マルティン・ルターの説いた神を信じた人を新教徒と言ったのです。カトリックは旧教ですから、それに対しての新教という意味です。

マルティン・ルターの説く新教が民衆の間に広がっていったのです。その教えのほうが合理的です。新教徒を迫害したのが、カトリック教会です。新教徒とカトリック教会の戦争は、100年続いたのです。(100年戦争)

新教徒たちは、カトリック教会がある限り、虐殺されてしまうのです。「これは、新しい土地に行ったほうがよい」と思ったのです。その時に、ちょうどアメリカ大陸が発見されたので、「新世界へ行こう」となり、アメリカ大陸へ渡ったのです。

新教徒たちは、どんどんアメリカ大陸に渡ったのです。アメリカは、新教徒にとっては、新世界(New Worldです。

プロテスタントたちは、「新世界で神の世界を造ろう!」と決意したのです。アメリカには、広大な土地があります。新大陸へ渡れば、土地は取りたい放題です。プロテスタントの102人は、メイフラワー号に乗って、新大陸に渡ったのです。

ところが、厳しい冬に耐えられず、半数が餓死したのです。インディアンの助けを受けて、2年目には、作物を収穫することができたので、インディアンを招いて、お祝いをしたのです。それが感謝祭の起源です。

ところが、新大陸に白人がどんどん入植すると、インディアンと摩擦が起きてきたのです。プロテスタントたちは、「インディアンが邪魔だ。奴らを殺してこの土地を盗ろう!」と考えたのです。そのようなことを計画したのです。

これがアメリカの悪の始めです。プロテスタントたちは、ヨーロッパから逃げてきたまではよかったのですが、インディアンを殺しだしたのです。これが、アメリカの悪の始まりです。

西部劇にでてくる幌馬車隊は、インディアンに襲われるのですが、それは真っ赤なウソです。実は、幌馬車隊がインディアンを襲ったのです。幌馬車隊は、インディアンの土地に土足で入っていったのです。

すると、インディアンたちは、「ここはインディアンの土地だぞ!」と怒ったのです。すると、幌馬車隊が襲ったのです。白人は、鉄砲をもっていたのですが、インディアンに鉄砲はありません。幌馬車隊は、どんどんインディアンを殺したのです。

白人は100年間にわたり、1億人のインディアンを殺したと言われています。1億人のインディアンを一度に殺したのではありません。1億人を10年で割ると、1千万人です。1年だと、100万人を殺したということです。そのくらい殺しているのです。

1年間に100万人殺したら、10年間で1億人になってしまうのです。「何故、こんなに多くのインディアンを殺したのか?」というと、インディアンは命令を聞きません。インディアンは、誇り高き民族です。

インディアンは、「白人を助けてやったのが俺たちだ。どうして白人の命令を聞く必要があるのか?」と思っていたのです。しかも、インディアンは労働をしません。遊牧民のようなものですから、労働はしないのです。だから、白人にとって生かしておいても、使い物にはなりません。そこで1億人殺したのです。ここから、アメリカの悪の歴史が始まったのです。(②に続く)

 

 

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