国家と軍隊 | 中杉 弘の徒然日記

中杉 弘の徒然日記

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「歩兵の歌」 /田母神俊雄 (2010年)

 

 

国家と軍隊

 

 だいたい「国家の成立とは、なんであるのか?」というと、他国を侵略して軍政を引きます。これが侵略ということです。

 まず、「軍ありき」です。軍隊がないと国家はできません。なぜかというと、民衆が集まり新しい国家ができます。新しい国家は何によって担保されるのでしょうか? それが軍隊です。

 軍隊が秩序を守り、国を支配するのです。従って、国家を転覆しようとする者には、軍隊が襲い掛かるのです。国家の成立ということは、軍が成立するということです。政治が成立するのではありません。

 田母神俊雄閣下の講義を聞いて、よくわかりました。田母神先生は、そのように考えているのです。それが正しいのです。国家というものは、有名無実ではありません。まず、国家を設立します。「誰が国家を担保するのか?」というと、それが軍隊です。

 この国家に手を出す奴は、軍隊が相手です。国家が成立するということと、軍隊の維持ということは、一体です。だから、軍隊のなき国家もあり得ません。国家なき軍隊もあり得ません。そのような関係です。

 今の日本は、間違っています。今の人たちは、「軍隊は迷惑なもので、国家は自然に成立している」と思っているのです。国家という組織を造ったならば、その国家を維持するものが軍隊です。軍隊と国家は、一体の関係にあります。

 軍隊がなき国家は、国家とは言えません。国家なき軍隊もあり得ません。それは、単なるならず者です。国家と軍隊は、一体不二です。

 日本に建国した神武東征を見てもわかります。神武天皇は、東に向かい征服していったのです。征服して奈良県の橿原宮で倭(やまと)の国の建国を宣言したのです。それまでは、「俺の言うことを聞け!」と征服していくのです。従わない者は、戦争で滅ぼしてきたのです。

 神武天皇は、倭(やまと)の国を、武力によって建国したのです。建国と同時に軍隊が必要です。軍隊がいない国家などできるわけがありません。軍隊がない国家など、全くの錯覚です。そんなことを現代の日本人は考えているのです。

 現代の日本人は「国家は必要だけれども、軍隊はいらない。日本の国家だけあればよい」と思っているのです。バカな連中です。

 武力によって担保されないと、国家は維持できません。従って、日本国と日本軍というものは、同一です。日本国=日本軍です。違うものではありません。これを田母神先生は、「軍隊がない国家などないだろう」と、はっきりと言われています。

 今の日本を見ると軍隊はありません。自衛隊はいますが、自衛隊は軍隊ではありません。それを勘違いして、「自衛隊をもっているから、日本は国家として成立している」などと思っているのです。

 自衛隊は軍人ではありません。自衛隊とは一体、何でしょうか? 軍隊と言うならば、軍法会議があります。軍法会議は、日本国の法律には、従いません。

 軍の内部に裁判所があり、そこで裁かれるのです。軍隊は、人殺しをしてもよいのです。警察に捕まって調べられるものではありません。独自の法律で裁いていくのです。裁判所は軍事裁判です。そこで決まってくるのです。

 例えば、過去の2・26事件の時に一般法で裁こうと思ったら、裁くことはできません。戒厳令を敷いて、ただちに陛下が軍事法廷を開いて「死刑」ということが決まったのです。

 しかもこれは、一審だけです。二審も三審もありません。軍法裁判所だからできるのです。軍隊は、そのようなものです。軍隊が群衆に向かって発砲するなど、そんなことは全くありません。

 「軍人同士の法規で決めましょう」ということです。軍人は人殺しをするものです。「軍人というものは、平和国家においては人殺しをしてはならない」と言うのですから、今の日本では軍人はいりません。

 軍隊という以上は、「人殺しをしても国家を守る」ということが当たり前です。それは、一般の法律などは通用しません。軍事法廷がなければ、軍隊ではありません。それがないと国が守れません。

 「警察の法律に従って、国が守れるのか?」というと、守れません。絶対に守ることはできません。警察官は国を守ることはできないのです。犯罪者から守ることはできますが、「国を守る」ということはできません。国を守るということは、軍隊の仕事です。

 自衛隊は、軍隊であることを否定しているのです。自衛隊は軍隊ではありません。大佐でもなければ、少佐もありません。一等陸尉、二等陸尉がいるだけです。そもそもが、平和憲法に基づく自衛隊であり、それは警察予備隊です。

 今の自衛隊は、人殺しはできません。不審船が日本の領海に侵入して、「出ていけ」と言っても出ていきません。発砲をして、相手が死んだら、刑法で裁かれるのです。軍隊に刑法などありません。

 必要とあれば、敵の侵入に対しては、ドーンと発砲しなければいけません。田母神さんは、軍人だからよくわかっています。「軍隊は国家だ」と言っているのです。なるほど、その通りです。警察ではありません。

 軍隊は国家そのものです。そのようなことをよくわかって、自衛隊をつくりなおし、法律も変えて、軍法会議をつくっていかないと、自衛隊は動けません。

 この理屈で言うと、日本には軍隊がいないから、亡国しているのです。軍隊がいなければ、亡国です。国家は軍隊と共にあるのです。さすがに田母神先生は、ハッキリと言われています。

 もっと言うと、国家とは軍隊ということです。民主国家が軍隊を持つというのではありません。一番いけないのは日本軍をなくしたことです。「日本軍を復活しないかぎり、日本の復活はない」と、田母神先生は、ハッキリと言われています。

 その通りです。日本人の頭がパーになり、「軍隊はいらない。話し合いで解決できる」と言っているのです。バカを言うものではありません! 国家が成立する時は、カオスです。戦争が起こり、国軍が仕切るのです。「俺に従え」というのが、国家です。

 自衛隊が軍隊にならなければ、日本国は存在しません。アメリカ合衆国日本州は存在します。日本国は存在しません。

 このことをよく考える必要があります。現代の日本人は、「軍隊は恐ろしい人殺しをする」と思っているのです。人殺しをするのが軍隊です。人殺しによって、国家の秩序を守るのです。軍隊以外に国家の秩序を守れるものはありません!

 警察官は国を守ることはできません。国家の秩序を守るということは、警察の目的ではありません。警察は犯罪を取り締まるという目的があります。国家を守ることなどできません。

 世界に冠たる日本国軍を創設すると、日本が蘇るのです。憲法問題も、これが根本です。それを忘れた国民は、滅びるのです。日本は国家の機能をもっていませんから、滅びるのです。政治家はバカばかりです。

 田母神先生の講義を聞いて、大変勉強になりました。田母神先生は、全く正しい人で、本物の軍人です。日本が国軍を持つ日を大いに期待しましょう!

 

 

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