元本の無明 | 中杉 弘の徒然日記

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【ゆっくり解説】ロシア軍アルガ大隊の志願兵の惨状がヤバすぎる

※プーチンも、ロシアの軍人も地獄へ向かっているのです。

 

 

元本の無明

 

 最初に何があったのかというと、無明があったのです。「無明とは何か?」というと、悟りの反対です。物事が全然わからない、無明があったのです。「自分を創ったものは何か?」というと、南無妙法蓮華経という働きによって、この世に生を享けたのです。

 生まれてきたのですが、何もわかりません。南無妙法蓮華経がここにあり、ここから生を享けてきたのです。最初にあったのは、南無妙法蓮華経です。これがわからなければいけないのに、ここからどんどん離れていくのです。

 それはそうです。子供は親から生まれたのです。成長するにしたがって、どんどん親から離れていきます。その関係と同じです。親から生まれた南無妙法蓮華経が、この世に生を享けたのです。

 親の下にいれば幸せです。ところが、成長すると親から離れていくのです。離れていくと、どんどん自我が目覚めてきて、しまいには「親とは関係ない」というところまで行ってしまうのです。「親なんかバカだよ。俺のほうが偉いのだ」と思って、どんどん親と離れてしまうのです。

 親から離れていけばいくほど、人間は不幸になっているのです。なんであっても、親と一緒ならば人間は幸せですが、親から離れていくごとに不幸になっているのです。そのことを言っているのです。

最初はどうだったのでしょうか? 幸せだったのです。親がいて貴方を可愛がってくれたでしょう。それが最初の「元品の無明」というのです。それと同時に「元本の法性」という言葉もあります。

 最初からすでに「私は南無妙法蓮華経から創られているのだな」と知っている人がいます。これを元品の法性といいます。わからない状態を元品の無明と言います。

 親から生まれた「私」が、どんどん大きくなり離れていき、親がバカに見えて、自分が何だかわからなくなり、邪教に染まっていくのです。

 元本の法性の人は、どこから生まれたのかということを忘れないで、どんどん成長していけるのです。だから、不幸にはなりません。

 親から離れるにしたがって、どんどん不幸になっているのです。ヤクザになったり、浮浪者になってしまうのです。

 プーチンが最たるものです。ウクライナで人殺しをやっているのです。市民に爆弾を落としているのです。そんなことが、どうしてできるのでしょうか? 普通の人は、人間を殺すことなどできません。プーチンも、ロシアの軍人も地獄へ向かっているのです。

 人殺しができるということは、元品の無明になっているのです。本来の法性を離れて、地獄を歩んでいるのです。もうわけがわかりません。自分が全然見えなくなってしまうのです。

 元本の法性にいれば、自分がわかるのです。プーチンは、それがわからないから、どんどん無明が進んでいくのです。無明のまま進んでいくと、地獄に落ちてしまうのです。

 そのことがわかっている人は、地獄にはいきません。自分の本当の姿がわかった人は、幸福になる人です。

 元本の無明とは、自分がわからないのです。生きるにしたがって、どんどんわからなくなってしまうのです。そのような人間になってはいけません。

 元本の法性の状態を、無作の三身ともいいます。

 「一念に億劫の辛労を尽せば本来無作の三身念念に起るなり所謂南無妙法蓮華経は精進行なり。」(御義口伝巻下)

 無作(むさ)の三身と反対の言葉があります。それは、有作(うさ)の三身です。有作とは、「作りごと」という意味です。無作とは、インチキをやらないという意味です。

 我々の生きている世界は、ウソつきばかりです。有作ばかりです。はかりごとだらけです。少しでもよい会社に入れるように、少しでもよい給料がもらえるように、作為で考えているのです。作為の中には人間の幸せはありません。無作の中にこそ、人間の幸せがあります。

無作の三身とは、宇宙ができた時、爾の時といいます。爾の時にあった、元のままが無作です。変な小細工や、工作はしません。

 宇宙に生命ができた時があります。それから生命は生きていくのです。生きている間にいろんな悪いことを覚えていくのです。

 「猪は穴を掘って殺そう」「あの魚はまずいけれど、こっちの魚は美味しい」と考えるのは、有作です。そのように考えていくのです。

 人間は何を食べるために生きているのかというと、必要なものはお米です。お米と小麦です。これさえあれば、人間は生きていけるのです。神様が「人間の食べるものだ」と言って与えてくれたのは、お米です。

 西洋では麦が主食ですから、小動物を捕まえて、食べてしまう必要はありません。江戸時代は、動物など殺しません。でも、動物の革は必要だったのです。陣羽織や、太鼓などに革を使っていたのです。

 それを専門に扱っていたのが、穢多です。普通の百姓や町人は、そのようなことはやりません。穢多が集められて、「皮はぎをやれ」と言われて、河原で動物を殺して皮をはぐ仕事をしていたのです。そのような仕事をしていた人を穢多といいます。

 穢多とは、「汚れた」という意味です。汚れていない、正常の人間はお米を食べていたのです。たまに魚一匹を食べたのですが、基本はお米を食べていたのです。江戸時代の食生活を調べると、ご飯に水をかけて食べていたのです。庶民には、お茶などという上等な飲み物はありません。ご飯は朝、1回しか炊きません。一人五合と決まっていたのです。

 朝、ご飯を炊くと、木でできたおひつに入れておくのです。蓋をしておくと、結構持つのです。1日のご飯がその中に入っているのです。朝は、魚やおしんこを食べたのです。

お昼はそんなものがでるわけではありません。何を食べたのかというと、ご飯に水をかけて食べたのです。これが、お茶漬けです。ご飯をかきこんで、また現場にすっ飛んでいくのです。それで終わる人もいれば、夜に食べる人もいたのです。やはりお米が中心です。

 ご飯をたらふく食べていたので、魚以外は、動物を殺す必要は全くありません。動物を殺して食べることを覚えるのを有作というのです。「あの魚を食べたらうまかったな。ステーキも食べたらうまかったな。この間、頼まれて豚を殺して食べたけれどうまかったな」となってしまうのです。

 これは、余談ですが、新選組の屯所では、豚を飼っていたのです。300名くらいの隊士になっていたときに、西本願寺に新選組の屯所を移して、豚を飼っていたのです。それで栄養をつけようとしていたのです。豚など食べたことないのですが、豚を飼って、殺して豚汁にして、食べて「元気になったぜ」とやっていたのです。それで完全に有作になってしまったのです。有作になると罪を犯すのです。毎日やっていることが、罪を犯すことになるのです。

 人をだます、ウソをつく、肉をかっくらう、有作でどんどん自分の体がつくられて、自分が汚れていくのです。だから、力が出ないのです。力が出なくなってしまうのです。あまり悪いことをやっていると、身動きがとれなくなってしまうのです。人間は自分の身動きがとれないまで悪事をやってしまうのです。

例えば、「不倫してはいけない」と仏教の十戒にはありますが、隣のおかみさんと仲良くなり不倫をしてしまうと、「えい、もうやってしまったのだから、どんどん不倫をやってしまうべ」となってしまうのです。

「みんなやってやるべ」となり、M君は、知り合いの女性に手をつけたのです。友達の女まで手を付けたのです。それは、有作そのものです。悪さをなすのです。

本来の正常な自分に立ち返って考えてみなさい。それが無作の三身です。すると、いろんな問題も解決します。汚れた自分を「南無妙法蓮華経」と鍛えていくならば、どんどん無作の三身がでてきて、貴方の運命も変わり、幸せにもなり、長生きもできて、そのように運命が変わるのです。

  「一念に億劫の辛労を尽せば本来無作の三身念念に起るなり所謂南無妙法蓮華経は精進行なり。」(御義口伝巻下)

この言葉を忘れないように修行していきましょう。

 

 

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