正月特別講義「キリシタンバテレン」 ① | 中杉 弘の徒然日記

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大量に輸出された日本人!?秀吉が奴隷貿易を禁止した背景とは? | 戦国ヒストリー (sengoku-his.com)

正月特別講義「キリシタンバテレン」 ①

 

 皆さん、上皇后様は、キリスト教徒だと知っていますか? これは、よくないことです。どうしてかというと、我が国の皇族は、神の子孫だからです。神の子孫が他所の神様を拝むということは、よくないことです。

 神様は、拝まれるものです。天皇陛下は、「ありがたい」と思って国民から拝まれる対象です。その神である天皇が、よその神様を拝んだら、本末転倒です。皇室は、キリスト教など信じてはいけません。これは、掟です。

 今、問題になっている「主権」の問題が滅茶苦茶になってしまうのです。天皇は神です。天皇は、神であり、主権者です。その国に生まれたのが日本国民です。日本国民は、神である天皇を拝み、その上に伊勢神宮があるのです。これは、昔から決まっていることですから、動かしてはいけません。

戦後、盛んに言われてきたことは、「宗教の自由」です。「宗教の自由」など、とんでもありません! バカを言っているものではありません。信仰の自由をめぐり、ヨーロッパでは、カトリックと新教徒の争いが、100年続いたのです。

100年も、殺し合いをしてきたのです。宗教の自由などありません。宗教というものは、その国の国柄です。国柄のことを國體といいます。國體ですから、アメリカに生まれたら「宗教の自由」はありません。

アメリカの主流は、新教徒です。WASP  (White Anglo-Saxon Protestants)です。これが、アメリカの国教ですから、それに逆らう者は邪教です。それをまったくわかっていません。信仰は自由ではありません。信仰が自由だというならば、ジョン・レノンの歌のように、「 Let It Be(ほっといてくれ)!」になってしまうのです。

「 Let It Be(ほっといてくれ)」とは、「俺が誰を信じようと、誰を愛そうと、どんな宗教を信じようと自由だ。俺は生まれながらにして自由だ。 Let It Be(ほっといてくれ)!」ということです。

こんな思想が蔓延すると、国中が滅茶苦茶になってしまいます。アメリカで、ビートルズが流行った頃、アメリカ人はヒッピーになり、既存の権力には従いません。「俺たちは自由だ。麻薬を吸い、フリーセックスをして、放浪の旅をするのだ」という考え方ですから、一切の規制がありません。「 Let It Be(ほっといてくれ)」です。人間は、放っておくと、野獣になってしまうのです。

宗教と人類は、深い関係があります。人間が発生したときに、すでに宗教はあったのです。「俺が正しい宗教だ」と、お互いに主張するから、宗教戦争になってしまうのです。それを利用して十字軍の遠征が行われてきたのです。

日本では、キリシタンバテレンと言います。キリシタンとは、信者です。バテレンは、聖職者です。いわゆる、キリスト教の神父のことを、バテレンといいます。

我が国は、昔から貿易の国です。山田長政は、タイに江戸時代前期にタイに行った人です。沼津藩主・大久保忠佐に仕え、六尺(駕籠かき)をしていたが、その後1612年に朱印船で長崎から台湾を経て、シャム(タイ)に渡りました。

後に、津田又左右衛門筆頭の日本人傭兵隊に加わり、頭角を現し、アユタヤー郊外の日本人町の頭領となりました。その後、アユタヤ国王より高官に任せられ、王女と結婚したという伝説が生まれたのです。

タイには、日本人町があったのです。3千名規模の町が、10カ所くらいあったのです。「なぜ、日本人町がタイにあるのか?」というと、貿易が盛んだったからです。貿易が盛んだから、タイのものを日本に輸入したり、日本の商品をタイに輸出して売っていたのです。

日本人は喧嘩も強かったので、タイの王室にも頼られたのです。タイには、キリスト教徒もいたのです。「キリスト教徒は、イエス・キリストを神だと信じているらしい」と、興味津々だったのです。日本人は変わったものが好きです。

「西洋の宗教とは、どんなものだろうか? キリスト教は変わっているな。衣装も変わっているし、お祈りの方法も変わっている。バテレンは、変わった服を着ていて、天狗のような偉い人なのかな?」と思ったのです。

そこでキリスト教に興味をもったものが、キリシタン大名です。九州では、大友義鎮、有馬晴信、大村純忠、関西では、高山右近、小西行長、浦生氏郷、黒田孝高、筒井定次、東海では、織田秀信です。

日本では、キリシタン大名により、キリスト教が広まりかけたのです。すると、「キリスト教徒は、人さらいをやっているらしい」ということがわかってきたのです。バテレンは、5万人の日本人を奴隷にして外国に売り飛ばしたのです。

それを聞いて怒ったのが、太閤秀吉です。「我が国の国民を奴隷にして、ヨーロッパで売り飛ばしているらしい。それが5万人だか、10万人もいるという。キリスト教の布教は、バテレンが「神を信じろ」と言うが、神を信じた瞬間に奴隷になって売り飛ばされるのか。この宗教は、ダメだ。キリスト教禁止令を出す」ということをやったのです。

秀吉は、キリスト教禁止令を出したのです。西洋の品物については、興味があったので、輸入はしたのですが、キリスト教の布教は禁止にしたのです。

秀吉は、キリスト教の本質を見抜いたのです。キリスト教を信じると奴隷になってしまうのです。奴隷を創っているのは、バテレンです。バテレンの目的は、異国の人々を奴隷にすることだったのです。

他国にキリスト教の信者を大勢つくって、国民を奴隷にするということです。イエズス会は、軍隊です。バテレンが指揮を執って、日本の国に革命を起こして、国を乗っ取るのです。その手段として、キリスト教が使われているのです。それを秀吉が見抜いたので、キリシタンバテレンの布教は禁止したのです。

そのあとで、伊達政宗の仙台藩が、使節団をヨーロッパに送ったのです。支倉常長(はせくらつねなが)をはじめとする欧米使節団を派遣したのです。キリスト教に改宗した少年です。それを5人集めて船に乗せて、ローマ法王に謁見させたのです。

少年は15歳くらいです。あちこちの港に到着すると、不思議なことに日本人奴隷がいたのです。「この町にも日本人奴隷がいました」「あちらの街にもいました」と何万人もいたのです。すでに、日本人奴隷が売り飛ばされていたのです。

慶長遣欧使節(けいちょうけんおうしせつ)』の資料に書いてあるのです。その報告書によると、5万人くらいの日本人が奴隷にされたのです。これは、驚くべきことです。キリスト教は、奴隷をつくる宗教です。日本人は、こんな宗教を信じてはいけません。(②に続く)

 

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