暑い夏になると歴史論争に火がついてくる! ② | 中杉 弘の徒然日記

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※【ゆっくり歴史解説】夏王朝は無い【夏】ゆっくり中国古代史語り

 

暑い夏になると歴史論争に火がついてくる! ②

 

 司馬遼太郎には、彼のテーマがあります。新選組を見て御覧なさい。百姓が集められて、京都において武士よりも、武士らしい行動をしたのです。侍と百姓の身分などいい加減なものです。

 武士が守りきれなくなって、浪士を集めてつくったのが新撰組です。それがもっとも武士らしい働きをしたのです。旗本の連中は逃げてしまい、戦争には加わりません。東京では、新徴組(しんちょうぐみ)を創ったのです。

 新撰組を見ると、百姓と侍の身分の差もいい加減です。司馬遼太郎は、「環境によって人間は、同化するのだ」という考え方です。

 そのような考え方を持っているのが、朝堂院大覚先生です。「日本はユーラシアの一員である」が、先生の口癖です。日本は、ユーラシアの一員ではありません。朝堂院先生は、「朝鮮人には、教育をしてあげたのだから、教育費を取り返さなければいけない。朝鮮人と仲良くして、朝鮮人を働かせるのだ。そのような目的のためにも、朝鮮人と日本人は同じ民族だという自覚が必要なのだ」というのです。それは違います。その違いが日本人もしっかりとわかってきました。

 日本人という血の流れが大事です。確かに理念的には同調している面もあるのです。「人間は平等だ」という面から見たら、「朝鮮人と日本人は同じ民族だ」と言えるのです。

でも、その歴史観はもう古いのです。日本人と朝鮮人は違う民族です。日本人はとんでもなく古い血を持った民族だとわかってきたのです。日本人には3千年の歴史があります。3千年の歴史の中で朝鮮人がやって来て、天皇になったことは一度もありません。神武天皇の子孫が天皇になったのです。日本は、それが3千年も続いているのです。

 最近、盛んに言われているのは、「世界の文化は、日本から生まれた」と言われているのです。そうなのです。「文明とは、どのようなものか?」というと、少人数の村人がいて、生活を営んいたら、文明とは言いません。

 文明とは、大王が造るものです。「俺は大王である。俺の言うことに従え」という大王が出てくると、人間は力を持つのです。「ピラミッドを造れ」というと出来てしまうのです。大王が命令すると、お城でも、橋でも何でも出来てしまうのです。大王がいないと、文明はできません。

 村だけしかなかったら、農耕だけをやって終わりになってしまうのです。それがある日大王が出来てきて、「お城を造れ、川を造れ、橋を造れ」と命令すると出来てしまうのです。大王が出てこないと、文明は出来てきません。土着の民ではできません。そのように言うと文明の性質がわかると思います。

日本は世界最古の文明大国です。世界の四大文明は、メソポタミア文明、エジプト文明、インダス文明、黄河文明です。文明は、四大文明から生まれたのだと言うのです。

 冗談ではありません。日本はそれらの文明の前にあった文明です。中国の一番古い文明は、夏王朝です。夏王朝は、紀元前2070年―1600年です。その次が殷王朝です。殷王朝は、紀元前17世紀頃―1046年です。でも、これは怪しいものです。出土品は出てきますが、せいぜい4千年前のものです。

 日本の文明は、とんでもなく古いのです。縄文文化は、1万5千年前からあったのです。中国の古代文明よりも古いのです。秦の始皇帝が統一したのが、紀元前905年です。その前に夏、殷という王朝があったのですが、せいぜい4千年前ですから、たいしたことはありません。

 日本は、1万5千年前から文明があったのです。三内丸山遺跡だけではありません。北海道にも縄文遺跡が多数出土しているのです。日本が世界最古の文明の発祥地です。それを世界が真似をしたのです。

 そのようなことが言われているのです。日本人とは何でしょうか? ユーラシアの一員ではありません。独自の文明を持った最先端の東の国です。ユダヤ人も東の国を目指して、シュメール人も東の国を目指してやってきたのです。沖縄にはシュメール人の遺跡があります。「東の太陽が昇る国であるから、天国があるに違いない」と考えたのです。

 西の国には、天国はありません。西は太陽が沈むのですから、文明が最後に伝わる国です。東の国は太陽が昇る文明です。その東を目指して、世界中から人々がやって来たのです。それが古事記に書いてあり、その神話に出てくる神様が天照大神です。

 日本の文明は、世界の文明とは全然違います。がさつな文明とは違い、優れた文明です。だから、世界中の国は、日本が羨ましくて仕方がありません。文明と民族の探求は、同じだという場合と、全然違うという場合があります。

 日本の学者達は、「日本は世界の民族とは違う」と言いだしたのです。DNAの鑑定をやっても日本人のDNAは、朝鮮人や中国人とは違います。アジア人とは違います。ユーラシアの一員ではありません。

 そうなると、竹内文書も生きてきます。竹内文書によると、今の前の王朝がウガヤフキアエズ王朝です。今の王朝が神倭朝(かむやまとちょう)です。それも信憑性が出てきたのです。何万年も続いた王朝があり、その次に今の王朝が出来たのです。やがて、これも実証しなければいけません。このようなことをハッキリと言わないと、なめられてしまいます。

 今のCGは凄いのです。「ローマ軍VSゲルマン民族」などというCGがあります。軍団が攻めてきます。ブォーとホラ貝を吹くと、敵に突っ込むのです。お互いになりふりかまわず殺し合うのです。実際の戦争もそのようなものだと思います。

 中国文明も殺しの文明です。戦争に負けた王様は殺されるのです。女は犯されて、子供は殺されるか、奴隷にされて売りとばされてしまうのです。成人の男性は、当然、皆殺し(genocide)です。一人残さず、殺されてしまうのです。

 そして、次の新しい王朝が中国に出来るのです。前の王朝の一族は、皆殺し(genocide)です。すると、今度は内部で争いが起きてくるのです。「お前は、反乱しようと思っただろう、死刑だ!」と言うのです。一人の人間を死刑にすると、3千人くらいの関係者が出てくるのです。親戚縁者の3千人を殺すので、その一族がいなくなってしまうのです。

中国史は、まさに皆殺し(genocide)の歴史です。何十万人も殺してきたのです。勝った一人の人間が生き残るのですが、その人間も殺されてしまうのです。中国は次から次へと殺していく、皆殺し(genocide)の歴史を繰り返してきたのです。それは、今も同じです。(③に続く)

 

(う)は、中国古代の伝説的なで、夏朝の創始者。名は文命(ぶんめい)、諡号、別称は大禹夏禹戎禹ともいい、姓禹光吉は(じ)。姓・諱を合わせ姒文命(じぶんめい)ともいう。夏王朝創始後、氏を夏后とした。黄河治水を成功させたという伝説上の人物である。

 

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