この世界はどうなるのか? 米軍の方針が変わった ① | 中杉 弘の徒然日記

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この世界はどうなるのか? 米軍の方針が変わった ①

 

 長谷川幸洋さんと、河野克俊さんの対談をユーチューブで見ました。河野克俊さんは、元統合幕僚長です。幕僚というのは、昔はテントをはって、幹部が集まり、戦略を練ることを幕僚と言ったのです。天幕の中に集まるから、幕僚というのです。幕僚という地位があるわけではありません。

 その中で非常に重要な話がありました。河野克俊さんは今でも米軍と親しくしていて、「米軍の戦略が変わった」と言っていました。これは、非常に大事な点です。今までは「ウクライナを守る」というのが米軍の方針だったのです。

 今までは「ウクライナをロシアの攻撃から守る」というスタンスだったのです。ところが、180度ガラリと変わったのです。それは、「ロシアを亡ぼす」という方針に変わったのです。もの凄い大転換です。

 「それは、どのようなことなのか?」というと、「プーチンを殺す」ということになったのです。現在の米軍は、そのような体制で動いているのです。だから、援助の金額が大きくなったのです。2.8兆円で援助をしていて、米軍は8兆ドルの援助を決めたのです。

 どうして、そのような援助が出来るのかというと、米軍はロシアの核戦争を警戒していて、軍事衛星から、スパイ、レーダーから、ロシアの動きを見ているのです。少しでも核兵器の動きがあれば、「核戦争か」ということを神経質になって見ているのです。

 米軍は、ロシアの核兵器の場所を全て見てわかっている、ということです。トラックの動きがあり、燃料を運ぶような動きがあれば、秒単位で見ているのです。人工衛星、レーダー、スパイの報告により、全て掌握しているのです。

 それで、得た結論は「ロシアは核戦争をやらない」ということです。ロシアは、口先ばかりで、核兵器を使うつもりはありません。「何故そのようなことが言えるのか?」というと、ロシアの核兵器の施設が動いていないのです。

 米軍は、そのような施設を秒単位で見ているのです。それならば、アメリカは逆に考えて「ロシアを追い込める」と思っているのです。そこから、戦略が変わってしまったのです。アメリカの戦略が「ウクライナを助けるのではなくて、ロシアを亡ぼす」と変わったのです。

 ロシアが、少しでも核弾頭に燃料を積みこむ兆しがあれば、先に攻撃するということです。それがアメリカの大きな戦略の流れになっているのです。そのように河野さんは言っていました。

 「なるほど、そのようなことだったのか」と僕はわかったのです。続いて河野さんは、「台湾海峡が危ない。後、5~6年で中国が攻めてくる」と言うのです。この分析を僕はおかしいと思うのです。

 何故、おかしいと思うのかというと、ロシアが狙われているのに、中国が動くはずがありません。「現状では軍事バランスはアメリカが上ですが、もう少し経つと中国の方が強くなる。5~6年はかかります。その時点で中国は台湾を取りにくるであろう。これは、間違いありません。」と言っていました。元軍人が言っているのです。

 僕は違うと思っています。何故ならば、これは僕の意見です。中国軍が尖閣列島を取りにこようとした時にロシアが止めたのです。自分が日本への侵略は止めたクセに、ロシアはウクライナに手を出して、全世界に追い込まれているのです。プーチンは「核兵器も使う」と言っているのですから、やる気です。

 プーチンは「尖閣列島に手を出すな」と中国に言ったのです。河野さんは「中国が台湾に手を出す」と言っているのですが、それはないと思います。おそらく、5~6年先には、プーチンはいなくなっているのです。

 すると、自由主義国家の敵は中国だけになっているのです。そのような状況で中国が台湾や尖閣列島に手を出すとは思えません。手を出したら全世界を敵に回すことになるのです。中国は、そんなに台湾が欲しいのでしょうか?

 台湾に手を出したら、ロシアと同じことになり、アメリカに叩き潰されてしまいます。これがアメリカの凄いところです。核兵器を700発持っていようが、1300発持っていようが、アメリカは負けません。

 「やるならば、こうだ!」という戦略を持っているのです。台湾が中国に盗られたならば、今度は日本が標的になるのでしょうか? 答えは、そうはなりません。世界の国が一番、恐れていることは、アメリカと戦争をすることです。

 日本など恐れていません。アメリカと戦争をすることを恐れているのです。すると、日本の土地には、米軍の基地が50以上はあり、東京だと立川に米軍施設があります。米軍は広大な土地を持っているのです。それを攻撃できるのでしょうか?

 「日本に核攻撃を仕掛けてきたら、アメリカが報復しない」という識者が大勢いるのです。それは、違うでしょう。何回も言いますが、日本にある米軍の基地は、日本に対する防波堤です。日本だけが攻撃されたならば、アメリカも知らんぷりです。「そんなことでアメリカは核戦争はやらないよ」と言うかもしれません。

 ところが、日本に核攻撃するということは、米軍基地もやられてしまうのです。米軍基地に核兵器が撃ち込まれたら、アメリカは黙っているのでしょうか? 核兵器が飛んできたら、米軍の横田基地は全滅です。

 すると、アメリカはどう思うでしょうか? 「俺の土地を核攻撃しやがったな」と思うでしょう。日本が攻撃されたならば、米軍は核戦争を恐れて、報復しないという議論はくだらないとわかるのです。

 日本に撃ち込まれた核は、米軍に撃ち込まれた核と全く同じです。すると否が応でも米軍は報復するでしょう。日本にある米軍の基地が攻撃されたらアメリカは怒ります。報復しないわけがありません。

 だから、その議論はくだらない議論です。日本への核攻撃はまずありません。米軍は恐ろしいのです。本当にやるのです。「来るならば、来い!」と言えるのは米軍だけです。核兵器などと聞いたら、聞いただけで恐れてしまいますが、米軍は恐れません。

 米軍は様々な情報を得て、秒単位でロシアの動きを見ているのです。少しでも核施設に動きがあれば、「行け!」という命令が出ているのです。核戦争は先制攻撃をしたほうが勝ちです。

 アメリカは秒単位でロシアの核兵器の動きを見ているのですが、「全く動きはありません」ということです。中国も同じです。米軍に逆らったら、お終いです。ロシアが米軍により亡ぼされると、新しい時代がやって来るのです。(②に続く)

 

 

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