人類の支配原理 | 中杉 弘の徒然日記

中杉 弘の徒然日記

毎日・毎日起きている事件について
ユニークな視点で書いています。

※1960年代のアメリカ(日本の江戸時代1603年ー1868年)

アメリカは日本の江戸時代にはすでに大陸横断鉄道があり、汽車がシュッシュッポッポッと走っていたのです。「アメリカの文明はすごいな。やっつけるよりも、早くこの文明を吸収したい」と日本人は思ったのです。

 

 文明というものは、人が人を支配することによって生まれます。一人の人間しかいなければ文明はできません。

 もし、村しかなければ村では文明はできません。遊牧民の生活を見ればわかります。やはり人が人を支配するのです。1千人、1万人、10万人と支配して、命令一下であることをやらせることにより文明がおきてくるのです。

 大王が「川を造れ!」と命令すると川ができます。「そこに頂上を造れ」と命令すると、万里の長城ができてくるのです。「わしが住む宮殿を造れ!」というと、宮殿ができてくるのです。

 大王一人では何事も生まれません。どんなに優れた人間が一人いても、文明は生まれないのです。多くの力が集まり、一人の人間に支配されることにより文明が生まれてくるのです。

 文明の源になる力は何かというと、それは第一に暴力です。何故、人々が一人の大王に従うのでしょうか? それは暴力が怖いからです。「俺の言うことを聞かなければ、お前らを殺すぞ!」というのが、最初の支配の構造です。

 すると人間は団結して5人の集団、20人の集団をつくり対抗します。支配する側は、何万という人間を支配しています。大王が「お前ら殺すぞ。命令に従え!」と言えば従わざるをえません。

 最大の暴力を持った王様は、ますます暴力が大きくなっていくのです。ますます文明が盛んになっていくのです。100万人の文明から、200万人の文明にどんどん発展していくのです。

 その支配の根源は暴力なのです。日本でもそれは全くかわりません。戦国時代は、「隣は敵」です。隣にスキがあれば、狙いをつけて皆殺しにして城と領地を奪うのです。隣とは、仲良くできないのです。

 しかも、お互いに虎視眈々とお互いの領地を狙っているのです。戦国時代を支配したのは、完全に暴力の原理です。その暴力の原理をうまく収めて、徳川300年間をつくったのです。それも暴力なのです。

 徳川家という暴力に恐れて、大名家はみな従ったのです。徳川家の統治は上手です。暴力を各大名に分散して統治していったのです。領地に戻れば大名は、民衆に対して自由に暴力をふるうことができたのです。

 大名の上を見ると将軍家がいるのです。各大名は、将軍家の暴力には恐れ入ったのです。だから大名は徳川家には、「はっはー」と頭を下げたのです。そこに水戸黄門が登場して、「この紋所が目に入らぬか!」とやるのです。徳川家の紋所は、暴力の象徴です。

 だから、大名は「はっはー」と言うのです。大名は水戸黄門様の人格が立派だから頭を下げるのではありません。徳川家の暴力があるから頭を下げるのです。

江戸時代、暴力の象徴である武士は、庶民を抑えるために刀の所持を認められていたのです。刀は武士だけしか持てなかったのです。そのような意味でいうと、刀は暴力なのです。

暴力に対して今の教育はなっとらんのです。国連やWHOなどが国際機関としてありますが、日本人はわけがわからないでいるのです。日本人は「話し合いが世界で行われている」と錯覚しているのです。それらはすべてウソです。今でも全く変わりません。世界の支配原理は暴力なのです。

 北朝鮮は核兵器を持って、「外国を攻めよう」というわけではありません。北朝鮮は世界の暴力を恐れているのです。北朝鮮という自転車もできないゴミのような国が、この世界の中で存続していくためには、世界の巨大な暴力から身を守らなければいけません。

 金正恩は、「世界の巨大な暴力」ということはまだ分かっていないのでしょう。巨大な暴力の持ち主は現在では、アメリカと中国です。これらの国は巨大な暴力国家です。支配構造のためには人殺しもいとわないのです。

 アメリカは人殺しを全くためらいません。トランプ大統領の原理は簡単です。仲良く商売をしようとはしていません。彼がのし上がってきた商売のやり方は、だますか、だまされるかの大勝負です。

 「おい、勝負だ。お前が負けたら俺がお前の会社をもらうぞ。俺が負けたらお前に取られるのだ」ということです。そのようなやり方を商売だと思っているのです。権力者の頭の中は常に「勝つか、負けるか」です。絶対に勝たねばならないのです。

 トランプのアメリカファーストという思想はそのような中から出てきているのです。勝負に勝って、ナンバーワンにならない限りは、あとは敗者です。アメリカもそうなのです。ナンバーワンにならなければいけないのです。

 アメリカは勝負をかけて中国を潰すのです。ロシアを潰すのです。これは、暴力でやるしかないのです。いかなる場合でも、アメリカは暴力から手を抜きません。アメリカの国防予算は日本の20倍以上です。

 アメリカは、その国防費を毎年かけ続けているのです。暴力から一歩も手を引きません。「世界の皆殺しはどうすればよいのか?」と常に考えているのです。原爆、水爆、神の杖、細菌兵器、生物兵器もあります。

 これらをアメリカは持っているのです。サリンも、ソマンもみんな持っています。アメリカは、どのような暴力にも対処できるようにしているのです。その対処があるからアメリカファーストでいられるのです。

 そのアメリカファーストの根本のものは、民主主義ではなく暴力なのです。アメリカは民主党も共和党も「政治の根本は暴力である」ということを知っているのです。その部分ではお互いに納得しているのです。

 アメリカが超大国になれたのも、暴力があったからです。コロンブスが新大陸を発見してアメリカ大陸に渡ってきた白人は、インディアンを1億人以上殺したのです。それは、100年間にわたって1億人殺したということです。

 インディアンを殺して土地を奪い、白人の土地にして生き残ったインディアンをどんどん辺境な土地に追いやったのです。それで白人は、さも昔からの主人であるかのようにふるまってきたのです。アメリカは、すべて暴力で成り立っている国家なのです。

 日本もそれに気がついたのです。西洋文明の特性は暴力です。後進国は暴力をやっつけてやろうとは思わないのです。「この荒れすさぶ暴力から、自分の身を守り、どのように生きていけばよいのか?」ということを考えるのです。

 今の北朝鮮と同じです。金正恩は、バカだからあのようになってしまったのです。水爆などを造っているのはバカなのです。「アメリカに勝った」などとは思っていません。アメリカが怖いのです。水爆を造れば造るほど怖いのです。

 水爆を造った分だけアメリカからそれを上回る武器が飛んでくるのです。そんな武器が飛んできたら、あんな小さい国はイチコロです。金正恩は、怖いのです。恐怖の坩堝(るつぼ)に入ってしまったのです。

 日本はそうではなかったのです。まずアメリカから徹底的に学んだのです。良いところを学び、悪いところとしての暴力を残したのです。「西洋文明は素晴らしいな」と思うでしょう。江戸時代にニューヨークでは、地下鉄まで走っていたのです。

 それを丁髷姿の侍が見たら、「ウオー、凄いな!」となるでしょう。アメリカは日本の江戸時代にはすでに大陸横断鉄道があり、汽車がシュッシュッポッポッと走っていたのです。「アメリカの文明はすごいな。やっつけるよりも、早くこの文明を吸収したい」と日本人は思ったのです。

 日本は西欧文明を吸収して、立派な文明をつくっていこうと思ったのです。それすらも覇権国は許しません。「日本は生意気な奴だ。生意気なサルめ。ロシアをやっつけてしまったのだな。そんなことがあり得るのか?」と思ったのです。

 アメリカは「このサルどもは必ず太平洋に出てくるのに違いない。その時にどのようにぶっ叩くのか?」ということをすぐに計画したのです。これをオレンジ作戦といいます。

 「日本人は黄色いからオレンジだ。オレンジを太平洋に引きずり込んでぶっ叩く」と作戦を立てたのです。アメリカの日本叩きは、そこから始まっているのです。日本が日露戦争で勝利した瞬間にアメリカは「こいつら、許さんぞ。日本の暴力など認めないぞ!」と思っていたのです。

 アメリカはオレンジ作戦により、日本人を徹底的におびき出して、大日本帝国を滅ぼしたのです。しかも、滅ぼしてもまだ足りません。墓の上から、「コンチキショウ!」と踏みつけたのです。それが日本国憲法です。もう死んでいるのに、平和憲法をつくったのです。

 それからGHQは「ウオー・ギルド・インフォメーション・プログラム」をつくって、日本人の精神構造を変えたのです。それを徹底的にやってきたのです。それは何故かというと、日本人が怖いからです。

 日本を暴力で痛めつけたのは、GHQです。暴力でひっぱたいて日本人が参ったところで、さらに暴力でひっぱたいて踏みつけて日本をダメにしてきたのです。政治の根本は暴力です。

 これをしっかりと日本人に教えなければいけません。世の中は殺し合いです。いつの時代もそうなのです。暴力からちょっとでも手を抜くと殺されるのです。アメリカも油断できません。自分の都合でクルッと日本を裏切って、いつ寝返るかわかりません。アメリカはアメリカファーストの国です。

 日本は「アメリカは怖いから中国とくっつこう」と思っても、チベットやウイグルのように共産党以外の思想をも持った人間は皆殺しです。中国人は人食い土人です。これも暴力です。まだまだ世界を支配する力はあります。日本人が知らなければいけないことは、「世界は暴力によって支配されている」ということです。これを日本人がしっかりとわかれば、日本はまともな国になるのだと思います。

 

 

Event 201

http://www.centerforhealthsecurity.org/event201/

(イベント201は、2019年10月18日に開催。中国におけるパンデミックのシュミレーションを行った)

 

nCoVとパンデミック運動に関する声明

201910月、ジョンズ・ホプキンス保健セキュリティセンターは、パートナー、世界経済フォーラム、ビル&メリンダ・ゲイツ財団と共に「イベント201と呼ばれるパンデミック卓上演習を開催しました。最近、保健安全保障センターは、そのパンデミック運動が中国で現在の新しいコロナウイルスの流行を予測したかどうかについての質問を受けています。はっきり言って、健康安全保障センターとパートナーは、私たちの卓上演習中に予測を行わなかった。シナリオでは、架空のコロナウイルスパンデミックをモデル化しましたが、予測ではないことを明確に述べました。代わりに、この演習は、非常に深刻なパンデミックで起こり得る準備と対応の課題を強調するのに役立った。私たちは今、nCoV-2019の流行が6500万人を殺すと予測していません。私たちの卓上演習には模擬新しいコロナウイルスが含まれていましたが、その架空のウイルスの潜在的な影響をモデル化するために使用した入力はnCoV-2019と似ていません。(翻訳)

http://www.centerforhealthsecurity.org/newsroom/center-news/2020-01-24-Statement-of-Clarification-Event201.html

 

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