不況はある日突然に来る! ② | 中杉 弘の徒然日記

中杉 弘の徒然日記

毎日・毎日起きている事件について
ユニークな視点で書いています。

民間の企業は残業代もつかないから大変なのです。公務員募集にずらりと人が並んだら、大恐慌の始まりです。そのように思わなければいけません。宝塚市の職員募集に1635人が試験を受けたということから、「これは、ヤバイぞ」と感じなければいけません。もうじき、大恐慌がくるのではないでしょうか? 

 

 銀行は金の裏打ちのない紙幣をどんどん発行して、その紙幣がどんどん流通しだしたのです。それも限度があり、預かっている金の10倍の紙幣を発行するならばまだよいのです。それが何百倍、何千倍の紙幣を発行してしまったのです。

 金はありません。金は無いけれども、銀行は紙切れだけ刷ってしまい、どんどん市中にあふれたのです。その紙切れの紙幣が信用として個人に入ってくるのです。すると、個人はそれで事業ができるのです。実体はありませんが、紙切れだけを持っているのです。そのような感じです。

 本来ならば、紙幣の裏付けには金がなければいけませんが、金はありません。まして今は電子マネーですから、紙幣すらありません。電子マネーは実体がありませんから、こんなものはコンピュータの操作一つで全てお金が消えてしまうし、いくらでもお金が生まれれるのです。

 「このような不景気が来た場合、どうすればよいのか?」というと、実体の財産に変えなければいけません。実体のある財産とは何かというと、土地・金・鉱物の現物です。そのような物に変えなければいけません。食料も現物です。食料はお金がないと売ってくれないから、買っておけばよいのです。

 このような脆弱な経済基盤の上に立って、浮いたお金は投資で動くのです。あっちへ動き、こっちへ動き、そのたびに利息を取っているのですから、滅茶苦茶です。資本主義自体は発展しますが、それは虚構の発展です。

 銀行が金を預かって借用証書を発行した段階で虚構が始まってしまうのです。お金が市中に出回ると虚構のお金です。金の裏付けのないお金が広まってあっちへ行き、こっちへ行き流通しているのです。それで経済が発展していくのですが、元が締まらないのです。

 さらに「ドルがいいのか、円がいいのか?」と言われていますが、全てダメです。金の裏付けはありません。アメリカ経済を見てもそうです。アメリカは国家の財政が赤字です。貿易が赤字です。何から何まで真っ赤赤で、全て赤字です。苦肉の策でトランプが出てきて、「お金を回収しろ。合衆国にお金を集めろ!」と言って、滅茶苦茶な税金を取っているのが、トランプのやっているのです。

 だから、アメリカは危なくて仕方がないのです。お金を持っている人は、ドルなど持っていません。ドルは紙切れです。では、円にしておけばよいのでしょうか? 円も紙切れです。アベノミクスで円を刷りまくったのです。外国に投資する場合も、紙を刷って渡すのです。それだけの話ですから経済がちょっとはじければ、もうダメです。円の信用がちょっと落ちれば為替はガタガタです。もうダメなのです。

 しかし、庶民はそのような来るべき未来に対して危機感を持っています。バイトをやっても時給1500円くらいでしょう。公務員と言えば、安定した職業です。そう思うのです。公務員は収入が安定しているので安心です。

 昔、僕の知り合いの創価学会員が、公明党の援助で都庁の職員になったのです。「俺、今度都庁の職員に受かって、都庁の職員になったのだよ」と自慢していました。「ほら、これが名刺だ!」と言って、見せてくれたのですが、「東京都主事」と名刺に書いてあるのです。

 「何をやっているのだよ?」と聞くと、「あれだよ。ゴミ清掃車の前を走ってゴミを拾って投げ入れる仕事があるだろ? あれを俺がやっているのだよ。主事だよ、主事!」と威張っていたのです。

 そんなものでもなれないのです。東京都庁のゴミ清掃車の運転手でも給料は100万円以上取ります。並んで待っているだけで残業代がついてしまうのです。

のような不景気の時代に宝塚市の職員募集に1635人が試験を受けて、3人しか採用されないのです。あちこちでこのような現象が起きてくるのではないでしょうか? みんな公務員になりたいのです。

 公務員は安定しています。民間の会社に行ったのでは、給料すら危ないのです。給料が出るかどうかわかりません。退職金も危ないのです。「これはやはり公務員になっておいたほうがいいな」ということです。

 民間の企業は残業代もつかないから大変なのです。公務員募集にずらりと人が並んだら、大恐慌の始まりです。そのように思わなければいけません。宝塚市の職員募集に1635人が試験を受けたということから、「これは、ヤバイぞ」と感じなければいけません。もうじき、大恐慌がくるのではないでしょうか? 

 大恐慌が来ますよ。これは本当です。宇野正美さんは前から言っていますが、「食料を備蓄しなさい。3年分の食料を備蓄するのだ」と言っています。3年分の食料というと大変です。腐ったり、賞味期限があります。「でも、やはり備蓄をやりなさい。3年間、全て自活できるようにしなさい。悪魔の支配が始まる」と宇野正美さんは今でも言っています。

 本当にそうかもしれません。資本主義は一旦、壊れるのです。壊れて「御破算に願いましては、」としないと、元に戻れないのです。それは大恐慌です。紙幣の量が膨らみすぎてしまい、紙幣を多くだすから経済が膨らんでしまうのです。どんどん虚構の経済が膨らんで「もっとお金を出せ!」というから、どんどん膨らんで、「外国にもお金を貸してやれ」と言って貸してしまうので、マイナス経済がどんどん膨らんでいくので、どこかでパンとはじけるのです。

 それが恐慌です。「御破算に願いましては、」となるのです。昔もそうです。藩札といい、藩でお金を刷って出すのを藩札というのです。西郷隆盛も西南戦争で、百姓屋を周って、自分で勝手にお金を印刷して、「これが西郷札だ。俺たちが勝つから、このお札は何倍にもなるぞ!」と言うと、百姓は「そうでございますか、西郷様」と言うので、「そうだよ、まかしておけ」と言って、米をみんなもっていってしまったのです。紙切れで物資を集めてもっていくのですが、戦争に負けたら西郷札は値打ちなどありません。ただの紙切れです。

江戸時代は各藩が市中で藩札を出したのです。藩札など裏付けはありません。幕府が出す小判は裏付けがちゃんとあるのです。幕府は小判で出しているのです。藩は小判など出せません。財政が足らないから藩札を出したのです。金の裏付けなどありはしません。藩札が市中に回ると藩札でいっぱいになってしまうのです。みんな紙切れを持って「お札だ」と言っているのですが、藩札は紙切れになってしまうのです。

 その時にどうすればよいのかというと、「みんなお札を持って来い」と言うので、換金してくれるのかと思ったら、そのお札を山のように積んで火をつけて一瞬にして燃やしてしまうのです。

 「おらのお札に何をするのだ!」と言っても、もう遅いのです。燃えてしまったので、もうお金はありません。お金が全て燃えてしまうから、経済は元に帰るのです。藩札など刷った分だけ余計な物を信用で買うのです。それを全て燃してしまえばよいのです。これは実話です。

 そのような時に絶対に大丈夫な方法は、食べ物を買った人です。米を買って備蓄した人です。田んぼを買って田んぼを用意した人は大丈夫だったのです。藩札だけもって喜んでいた連中が、アッと今に地獄へ逝ってしまったのです。

 何と言ってもお勧めできるのは金です。不景気になればなるほど、世界は金を求めてくるのです。金は今の価格の2倍くらいになるかもしれません。そのようなことを考えながら、迫りくる世界大恐慌と戦争に備えていこうではありませんか!

 

 

 

 

 

お読みいただきありがとうございます。
よろしかったらクリックしてください。

応援よろしくお願いします!

 

 

    ↓↓↓


人気ブログランキングへ

 

『中杉 弘のブログ』2006年より、好評連載中です!

     ↓↓↓ 

http://blog.livedoor.jp/nakasugi_h/?blog_id=2098137