トランプの最大級の暴言 | 中杉 弘の徒然日記

中杉 弘の徒然日記

毎日・毎日起きている事件について
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トランプ大統領は、「将来、この片務的な日米安全保障条約を解消する可能性がある」ということをほのめかしていました。

「日米安全保障条約がなくなることはない」と明言しておいて、「将来は内容を改造する必要がある」ととらえたほうがよいでしょう。

「どのように内容を改造するのか?」というと、とにかく、「今の条約は片務的である」と言っているのです。片務的とは、一方通行ということです。アメリカばかりに負担をしいて、日本が全然負担をしてくれないと言っているのです。

例えば、日本が攻撃された場合、米軍が助けるのです。すると米軍の兵士は死ぬのです。血を流すのです。その場合、日本も一緒になって戦争をするのですが、米軍が関係ないところで攻撃された場合、日本は米軍を守るために戦争をしません。

アメリカ兵の血は流れても、日本人の血は流れません。トランプは、すぐにこのようなことを言うのです。朝堂院大覚先生も言われていましたが、本当にそうなのです。「アメリカは同盟国として信用おけるのでしょうか?」そのような問題が出てくるのです。

ハッキリ言うと、全く信用はおけません。アメリカは今まで同盟国を全て裏切って、自分の販路を拡大してきたのです。同盟国を簡単に切り捨てるのです。「ノリエガとの条約を見てみろ」と朝堂院大覚先生は言います。ノリエガはアメリカとの条約がありながら、最後は麻薬王として捕まり、牢獄の中で死んだのです。

ゴ・ディン・ジエムという南ベトナムの初代大統領がいました。これも裏切ったのです。条約が結んであるのに、敵方と話をつけて裏切ったのです。「サイゴンから手を引く」とアメリカが言って、ベトナムは共産国になってしまったのです。みんなそうです。アメリカは裏切るのです。

しかも、手痛い形で裏切るのです。韓国もそうです。韓国の場合は、韓国が悪い面もありますが、同盟は解消です。「日本も手ひどくやられるのではないか?」そのように朝堂院大覚先生が言われていますが、僕もその意見に賛成です。

同盟などというものは、守られた試しがありません。ロシアとの関係もそうです。ソ連時代に「お互いに戦争はしません」という条約がありながら、いきなり日本の形成が不利だとわかるとソ連は、いきなり軍隊を入れてきたのです。60万人の日本兵を捕虜として連れていき、シベリアで強制労働をさせられたので、半数以上は死んでしまったのです。ソ連は、日ソ不可侵条約を結んでおいても、そんな条約は、「へ」とも思っていません。

同盟に頼るということは、根本的に間違っているのです。僕が昨日言ったように、「覚悟を決める時代」です。

戦争をすれば、草食動物のように1割は死んでも仕方ありません。後の9割が生き延びる方法を考えなければいけません。日本人の1割というと、1千300万人です。太平洋戦争の死亡者の数は、約400万人です。だいたいその数の3倍は、「死んでもやむを得ない」と腹をくくらなければ、国というものは守れません。

その腹が決まらなければ、何処かの国の属国となって生きるしかないのです。属国になってもダメなのです。それがまた裏切られるのです。属国になって「ご主人様」と言って、ポチをやっていればよいのかと思いますが、それではいけません。どんどん縛り上げられてしまうのです。属国でも生きられません。

残った道は自活です。同盟などというものを頼らないで自活するということが大事です。自分の力で憲法を改正して軍を持つ以外、日本の未来はありません。アメリカと一緒にいても、アメリカの世界戦略に巻き込まれてしまいます。

例えば、アメリカと中国が裏取引をすると、日本は浮いてしまうのです。いつ、そうなるかわかりません。習近平は「ハワイまでは俺たちが統治する。アメリカはハワイから東を統治してくれ」と言っています。今はアメリカは、「とんでもない!」と言っていますが、いつ「O・K!」を出すかわかりません。

トランプは、日によって変わるのだから、「その条約を吞もう」と中国とアメリカで条約ができてしまったら、「もう日本はいらない。好きにしてくれ」ということになってしまうのです。アメリカも日本の基地を全て引いてしまう可能性もあるのです。

そうなると日本はひどいことになるのです。滅茶苦茶です。そうならないようにいつも考えていくのです。一番大事なことは、自助努力です。自助努力がない国は、自国を守れないのです。自ら「自分を守る!」というやる気がないと国は守れません。

「日本が攻められた」と日本人が逃げ出したあとに、「アメリカ人がドンパチやって、日本人を守ってくれる」という考えは甘いのです。日本人が真剣に戦う姿を見て、同盟国のアメリカが加担してくれるのです。

第一撃は日本が受けなければいけません。北朝鮮もトランプがいきなり訪問して、どんな形でまとまるのかわかりません。

日本はどうしても憲法を改正して、自分の力で国を守るのです。これができなければ日本国は終わりです。

それが証拠にもう終わっているのです。日本国を自分の力で守る気がなければ、国という概念が壊れているのです。もう日本国はその時点で負けているのです。もう国ではありません。外国の取りたい放題です。

自分で自国を守る気力が無いということは、「さあ、日本を売りまーす! 九州をどうぞ、四国もあげますよ。中国地方もどうぞ。関東平野もどうぞ、東京もどうぞ。欲しい人みんなにあげまーす!」と言っていることと同じことです。

それでなくても、よだれをたらしている野獣が日本を襲うようにして日本は盗られてしまいます。野獣のほうも、「口出しするな、俺が取るのだ! お前ら、引っ込んでいろ!」という争いになるのです。

「北朝鮮、韓国は手を出すなよ。日本は俺が頂くのだ!」というのが、中国です。ロシアも「バカヤロウ、俺ももう黙っていないぞ。北海道までいたたくぜ!」となるのです。事実、そのような条約になっているのです。

連合国がソ連に頼んだのです。「参戦してくれ」とソ連に言ったのです。するとソ連は「条約があるから嫌だよ」と言ったのです。「日本の北海道をあげるから」と言われて、ソ連は攻めてきたのです。ソ連は「北海道はもらえるものだ」と思ったから、軍を入れてきたのです。

条約など一気にひっくり返ってしまうのです。だから、自分で努力して守らなければいけません。結果的には自分で自分の身を守らないと、警察も自衛隊も信用おけないのです。

そのようなときになったら、1割くらい死んでもよいのです。これが一番大事です。もし、1千300万人死んでも、日本が生き残ればよいのです。運悪く自分が死ぬ側に入ってしまうかもわかりません。

それでもよいのです。その人の魂は、残りの9千万人が引き受けてくれるのです。事実、その人の意識は日本人ですから、1億3千万人が日本人です。その内の1割が消えるだけですから、もし自分が消える側に回っても、その時はやむを得ません。残りの9千万人が残れば、復讐してくれるのです。このようなことです。

これは軍隊の原理と似ています。軍隊は制服を着せるのです。制服を着せて鉄砲を持たせると、心理状態が変わってしまうのです。「俺はこの中の一員だ」と意識が変わるのです。食べるものも一緒、寝るところも一緒、同じ制服です。その内の一人になってしまうのです。ところが、守るものがないと個人です。自分は自分です。

軍隊という組織に入ってしまうと、自分が何百万の1になってしまうので、死ぬのが怖くなくなってしまうのです。1対1だと怖いのです。ところが、「俺は一人ではないぞ。俺が消えても1億分の1が消えるだけで、後の9千900万人は残るのだ」ということです。そのような考えになるのです。

それが本当です。戦争に行った兵隊は我々が思っているほど、怖くないのです。銃をもっているので、相手も自分を殺せるけれども、自分も相手を殺せるのです。それで恐怖が半分になるのです。

武器を持たないで、一方的に殺されるならば、恐怖しかありません。でも、自分が銃を持っていれば、相手も自分を殺すかもしれないけれども、自分も相手を殺せます。「お前も殺すぞ」という気持ちになれば、恐怖は半減するのです。

そこで軍隊という組織に入ると、「俺は1万分の1か。俺が死んでも9千人が残って復讐するのだからいいのだよ」と思うから、死んだ顔は苦渋に満ちていません。あっさりしたものなのです。

部品が死ぬようなものです。全体は生きているのです。そのような考えにならないと、国は守れません。「一人たりとも命が大事だ」などと言っていても、敵が襲ってくるのですから、そんなわけにはいきません。

敵国が日本を襲いにくるのです。その場合はやむを得ないと覚悟をしなければいけません。それにもかかわらず僕の悪口を言っている連中は、怖いのです。そのようなことを考えたくないのです。

万が一にも考えたくないのです。攻撃されればそうなるのです。それは怖いのです。だから、「そんなことがあるものか!」と悪口を言うのです。「どうしようもないゴミみたいな考えだ」などと言って、現実を見ないようにしているのです。

それが正解です。信じるものはありません。条約は信じられません。アメリカも信じられません。中国も信じられません。アメリカがくれた憲法で日本は軍隊を持てず、戦争もできずに、もがき苦しんでいるのです。

「憲法改正」というと、すぐに「戦争は止めろ」と言うのです。日本が侵略戦争などするわけがありません。日本を侵略する敵と戦うだけです。こちらから出かけていき戦争をするなど絶対にあり得ません。「憲法改正反対!」という連中は、それを強調しないのです。卑怯者です。

アメリカとの条約が片務的なのは当たり前です。アメリカは何回戦争をしてきたのでしょうか? 日本の侵略戦争は、一度もありません。それが同等の条約など結べるわけがありません。

トランプは、「日本も血を流せ」と言っているのです。怖いのは、アメリカの侵略戦争に加担して先兵となって自衛隊が血を流すことです。それにはきちんと歯止めをかけなければいけません。

安倍さんはズルズル引きずられて、気が付いたら米軍の雇い兵です。まず、自衛隊を出すのです。トランプはそれを狙っているのです。だから「自衛隊も血を流せ」と言っているのです。

とんでもありません。アメリカの侵略戦争のために自衛隊は一人も血を流してはいけません。また、加担してはいけません。それをキチンと言えるだけの政治の力を持たなければいけませんが、安倍晋三にはそれは無理でしょう。それを言えるだけの力はありません。

 

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