ウソと空体語は違う | 中杉 弘の徒然日記

中杉 弘の徒然日記

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 僕がここでイザヤ・ベンダサンの実体語と空体語の話をしているので、カン違いして「空体語とはウソのことをいうことだ」と思っているかもしれません。多分、そうであろうと思います。

 空体語は「ウソ」ということではありません。真実です。空体語をしゃべっている人にとっては真実です。だから空体語を使うのです。あとになってみると、その言葉に実体はありません。

今は北朝鮮が「核開発は止めます」と言っています。今はそのように思っているのです。だましているわけではありません。ウソをついているわけではありません。本人はそう思っているのです。しかし、ちょっと条件が変わるとコロッと変わってしまうのです。

 「やはり北朝鮮は核を持ち続けます」と言うのです。では、その前に「核を持たない」と言った言葉は何なのでしょう。これを空体語といいます。ウソをついたから空体語だということではなくて、使っている本人もわかっていません。真実だと思っています。

 北朝鮮の言葉は、未来のことも全て空体語です。「北朝鮮は未来こうなります」と言って、もしそうなったならば、実体語だったのです。しかし、そうはなりません。それは空体語だったということです。それは「ウソをついてだました」ということではありません。本人は「正しいことを言っている」と思っているのです。それと同時に実体語と空体語の区別もついていません。

トランプもそれをわかっていません。北朝鮮が言っている言葉は、空体語を使っているのです。実体語だと思って空体語を使っているのです。

 約束事は、実体語同士でしか成立しません。空体語の人間といくら約束しても絵空事です。よく昔から、「絵空事」といいました。絵空事とは、空体語の話です。「愛」「約束」「世界平和」など、言葉はたくさんあります。朝鮮人の言葉は全て空体語です。

「自由」と言う言葉も空体語です。「自由」などという国は、どこにもありません。みんな制約を受けています。

 社会主義の場合は、社会が第一番です。「社会主義」という言葉も空体語です。実際、社会主義で動いている国などありはしませんから、空体語だとわかるのです。

 「平和(ピース)」も空体語です。世界は平和であったためしがありません。戦争と戦争の間を「平和」と言っているのです。世界で行われてきていることは戦争です。「平和」と言う言葉は空体語です。「平和」という言葉に中身はありません。

 このように考えるとわかるのです。「世界は一つ」、これも空体語です。世界は一つになったことはありません。「差別はいけない」という「差別」という言葉も空体語です。今まで差別していない国はありません。西洋人は黒人を奴隷にして、世界はお互いに奴隷にしあっているのです。

李氏朝鮮の時代は、両班、常民、中民、白丁という階級がついていて、「お前は白丁だ」と言われたのです。差別のない国などありません。差別のない時代もありません。「差別をなくせ」というのは、空体語です。

 「僕がしゃべっている言葉は空体語か、実体語か?」とわかるだけでも、ずっと進歩しているのです。共産主義者は「共産主義にすれば理想の国家ができて、食べ物はいつでもある。みんな平等に自動車を持ち、夢のような生活ができるのが共産主義の理想だ」というのです。そんな社会は一度も実現していません。

 中国共産党幹部は豊かな生活をして、別荘を持ち、高級車を持ち、幹部は何でも持っています。一般の庶民は何も持っていません。今の中国共産党を見ても、13億人という人口のうち、1億人の共産党幹部は贅沢な暮らしをしています。

 あとの12億人は貧乏で食うにも困るような生活をしているのです。農村戸籍の人は貧乏です。平等ではありません。何が平等な社会なのでしょう。「共産主義」という言葉は空体語です。絵空事です。

 絵空事と知らずに、絵空事と契約をしたら大変なことになります。絵空事を言っている人、考えている人と契約はできないのです。実体語をしゃべっている人間とは契約ができるのです。

 朝鮮人はどれだけ約束を破るのか? 彼らの中には実体は何もありません。朝鮮人の歴史は空虚で何もありません。あったのは、差別の歴史と両班という支配階級が搾取してきた歴史です。朝鮮には税金の制度もなかったのです。

 「政府がこれだけの税金を取り、民間はこれだけのお金で生活をする」というものがないのです。両班が上にいるのです。両班は自分の領民に「税金を全てもってこい。女をおもってこい。家を造れ」と命令できるのです。領民は無給で働くのです。

 朝鮮には歴史はありません。文学もありません。朝鮮語は空体語から成立しているとわかります。約束という言葉があります。朝鮮人は「ヤクチョク」と言います。これは日本から学んだことですが、朝鮮人は「ヤクチョク」がどのような意味を持つのかわからないのです。

 約束は実体語です。朝鮮人は「ヤクチョク」を空体語として考えているから、「ヤクチョクしてなんなの? 借金して証文を書いたよ。それがどうしたの? 証文など破ってしまえばいいじゃないか」と考えているのです。そのような連中です。これが朝鮮人の歴史です。

 人間は恥ずかしいことをしてはいけません。その恥ずかしいことには、基準があります。朝鮮人には「これは恥ずかしいこと、これは恥ずかしくないこと」という基準がないのです。目の前にあるものは、全て食ってしまうのです。上の両班がそうだから、下の庶民もそうなってしまいます。だから朝鮮人はまとまりません。

 和歌山のドンファンの事件が連日、テレビでは報道されていますが、20代の女を連れてきて結婚して、この人の人生は一体何だったのでしょうか?

 三島由紀夫の『不道徳教育講座』の中に書いてあります。「金持ちは、自分を殺してくれる女を選ぶのではないか?」まさにこの通りです。金持ちは、自分を殺してくれる女を選ぶのです。三島由紀夫はそのように言っています。まさにこの事件は、三島由紀夫の『不道徳教育講座』を絵に描いたような話です。

 だいたい年とともに人間の欲望は変わっていきます。「女が欲しい」と思って、自分が青年ならばまだよいのです。年を取っていつまで経っても女を追い求めていったら、どうなるのでしょう。

 体も効かないのに「新しい女が欲しい」など、何を馬鹿なことを言っているのでしょうか? この男には何もないのです。空体語で生きてきた人間です。実業家でもなければ、虚業家です。

 こんな人間には何の興味もありません。もし、僕の目の前にいたら、「下郎、下がりおれ!」と言ってしまいます。こんな人間は下郎です。何の思想もありません。あるのは欲望だけです。

 体が欲望に応じなくなっても、まだ欲望だけはあるのです。体は効きません。でもまだ欲望を考えて77歳になって、22歳の女に「逃げないでくれ」などと泣いて喚いて、馬鹿ではないでしょうか。

 そのように世の中は空体語と実体語が乱れ飛んでいるから、それを自分で考えてみてください。「私は何について語ろうとしているのか? 空体語なのか、実体語なのかな」と考えていくのです。実体語とは、言葉の裏付けがあるということです。

 日本のような立派な国がある人は、「国」と言えば実体語です。朝鮮人の言う国は国ではありません。国もどきものです。朝鮮人は山葡萄原人で、人間もどきですから、国もどきのものはあるのです。

 日本のような立派な国ではありません。彼らの言う国は空体語だとわかります。日本人が国といったら実体語です。命をかけて守らなければいけないことです。「国が大事か、個人が大事か?」と聞かれたら、だいたいの日本人は「はい、国が大事です」と答えます。それが神風特攻隊です。

 それが朝鮮人にはありません。「国とは何だ? 大統領になってワイロをもらい、言い思いをするのが国か?」と考えているのです。

 北朝鮮の人民もそうです。金正恩は、高級酒を1日で10本も飲んで美女軍団に囲まれて、何をやっているのでしょうか? そんなものを国民が尊敬するわけがありません。北朝鮮の国とは、金正恩のことを言っているのでしょうか? 北朝鮮には国という概念はありません。しかし、国という言葉は使います。「北朝鮮ではない。北朝鮮人民共和国と言え」などと威張っているのです。

 彼らの「国」は、空体語です。実体を持った「国」という概念は日本人しか使えません。中国人もそうです。国という概念はありません。中国は異民族が入ってきて、前の王朝を滅ぼして国を造ってきた歴史です。

 そんなものは国ではありません。異民族による征服の歴史です。それは美味しいことですから、「あいつをぶっ殺せ」という連中が出てくるのです。どこに国があるのでしょうか? 国などありません。為政者の部分でしかないのです。中国人の「国」も空体語です。

アメリカは、[United States of America]ですから、国というものを理解しています。50の州は国なのです。アメリカ人はそう思っているのです。その国から、2名ずつの上院議員を出すのです。その上院議員は自分たちの州(Statesのことしか考えていません。合衆国の上院議員だと言っても、自分たちの州(Statesを代表しているのです。アメリカは国の連合体です。アリゾナ州を国と言っているのです。それを星で表しているのです。

 至るところに空体語と実体語があります。「この言葉は、空体語か、実体語か?」と考えるだけで人間は頭がよくなります。また、整理されてきます。これをごちゃ混ぜに使っている奴は、頭がおかしいのです。そのような奴が多いのです。これが現代社会の風潮だと思います。空体語に気を付けましょう。

 

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