自衛隊の制服 | 中杉 弘の徒然日記

中杉 弘の徒然日記

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陸上自衛隊の儀仗隊の制服

左ーネクタイ着用旧儀仗隊の制服

右ー昨年4月からの儀仗隊制服

 

 昨年の4月から陸上自衛隊の儀仗隊の制服が変わりました。写真を掲載しておきますのでよく御覧ください。今まで陸上自衛隊の制服の色はグリーンでした。なんだか変な色なのです。海軍なのか空軍なのか、はっきりしない色です。

 向こうから歩いてくると航空なのか陸上なのかハッキリしません。今度はそれがわかるようになったのです。写真の制服は一般隊員とは違うと思いますが、基本的には一緒です。今は制服の下はネクタイですが、ネクタイがなくなります。詰襟になるのです。ちょうど、三島由紀夫の楯の会の制服に似ています。カッコイイのです。

 日本人はおシャレです。韓国人とは全然違います。この繊細な感覚が身についてくるのです。制服にしても明治期は西洋の真似をしますが、だんだん進歩していくのです。終戦の昭和20年当時の大日本帝国陸軍の制服があります。物品が極度に少なくなっている中で、実にカッコイイのです。日本陸軍の究極の美です。実にカッコイイのです。どこの軍隊とも制服の形が違います。

 米軍・ドイツ兵・フランス兵・イギリス兵とも違います。終戦の頃になると、日本独自の軍服です。最初は西洋人の真似をしてサーベルを使いました。大正時代になると、軍刀を吊るようになってきたのです。

 特に僕が好きなのは開襟シャツを軍服の下に着たスタイルです。それがカッコイイと思います。神風特攻隊の白いマフラーもカッコイイのです。それにあこがれて特攻隊に行った人もいるのです。今もその伝統が引き継がれていて、習志野航空隊は赤いマフラーをしています。真っ赤なマフラーを全員がしています。戦闘服の下にマフラーをしているのです。日本人はおシャレなのです。

 最初の自衛隊員の服装は米軍のお古をもらったのです。みっともない格好です。日本人には大きいのでダブダブの服装になってしまうのです。それから比べたら、約60年で実に見事なものができてきました。

 今の自衛隊の制服は韓国軍の制服なのか、中国軍なのか、自衛隊なのかわからないような制服です。陸上自衛隊のカラーがグリーンです。みんなグリーンを使っているからわからないのです。僕は制服を変えるべきだと思っていました。

 カーキー色に変えるのかと思っていたら、カーキー色ではないらしいのです。赤紫色に変えたらしいのです。派手な色です。赤紫の詰襟でカッコイイのです。楯の会の制服に似ています。

 日本人はおシャレですからもっと変わります。これは究極の日本人の体系にあっているとは言えません。まだ変わってきます。日本人独自のスタイルになっていくのです。何しろ、剣にしてもオシャレです。

 今の防衛大学校の制服もカッコイイのです。陸上自衛隊高等工科学校の制服も防衛大学の制服に似ていてカッコイイのです。どんどんそうなっています。もう止まりません。自衛隊の服装はどんどんカッコよくなっていきます。

 日本は凄い国です。韓国は李氏朝鮮時代、白色しかなかったのですが、日本は江戸時代に呉服屋に行くと千枚の見本を出されたのです。千枚の中から「どの柄にしますか?」と聞かれて「この柄にします」と選べたのです。「では、これでおつくりします」と着物をつくることができたのです。

 江戸時代にすでに千種類の着物の柄があったのです。朝鮮は白色しかありません。みんな白い色を着ていたので、洗濯をしても薄汚れてだんだん茶色くなってしまったのです。下水も流れてくる川で洗濯するので、どんどん着物が薄汚れていくのです。

 朝鮮にはお風呂もなかったのです。日本は江戸時代には銭湯が何千件とあったのです。丁髷(ちょんまげ)もカッコイイのです。相撲取りの丁髷を見ればカッコイイとわかります。横綱を辞めて丁髷を切ってしまうと普通の人です。朝青龍が「俺は丁髷を切ったらなんだ、この顔は。横綱じゃないな」と嘆いていました。

 丁髷は最高のオシャレです。女性の髪形もカッコイイのです。日本人は美のセンスがあるのです。根付という象牙でできた小物があります。それを帯につけてオシャレを楽しんだのです。男は印籠を下げたのです。実にカッコイイものです。刀は言うまでもありません。そのように、日本人の手にかかると、どんどん物がカッコよくなるのです。日本人はおシャレです。

自衛隊がどんどんカッコよくなっていくことは真によいことです。薩摩拵(ごしら)えの刀を見てください。日本人は凄いおシャレです。このおシャレな剣を見てください。薩摩拵えといいます。ほとんど直刀です。すごくセンスがよいのです。

薩摩など一番武骨で美意識のないところですが、実にカッコイイのです。薩摩拵えは直刀で鍔(つば)が小さいのです。鍔に穴が2つ空いています。こよりで結んでいるので、刀を抜くとこよりが切れてしまいます。絶対に刀を抜かせないのです。だから穴が2つ開いているのです。

西郷隆盛もガキの頃、喧嘩をしたのです。相手が刀で切りつけてくるのです。刀は抜いて切り付けられないので、鞘ごとかかってくるのです。西郷さんは右手で受けて鞘が割れて、筋を切られてしまったので剣術はできなかったのです。

日本人の美に対する感覚は世界一です。女性の着物も髪型も美しいのです。下駄にも気を使っています。小泉八雲は「女性の足が美しい」とベタ褒めです。黒い下駄に足袋をはかないで素足ではきます。赤い鼻緒の下駄をはくと、女性の足が美しく見えるのです。そのような美意識は抜群です。

この美意識を持った日本人が自衛隊の制服をつくりはじめました。日本の自衛隊は変わり始めたのです。大いに期待しましょう。

 

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