小僧、恐るべし! | 中杉 弘の徒然日記

中杉 弘の徒然日記

毎日・毎日起きている事件について
ユニークな視点で書いています。

北海道のつい最近の事件で、「子供が行方不明で、7日間荒野をさまよって生還した」というような報道がなされています。しかし、この報道はつくられたものであり、実際の内容は違います。

まず、この子供は父親から車で下されて、反対の方向へ走っているのです。まだ7歳の子供です。泣きながら親の車を追いかけて走るのが普通です。このお子様は、反対の方向へ走っているのです。ここから書かなければダメなのです。

何故、反対の方向へ走ったのでしょう。この子は親にものすごい対抗心を持っているのです。反逆心と言ってもよいでしょう。だから親と反対の方向へ行ったのです。

普通なら「お父ちゃん、見捨てないで助けて!」と言うでしょう。それを反対の方向へ行ったのですから、相当な子です。親を嫌っているのです。親を自分の思い通りにしようと思っているのです。

普通の子供は親の言う通りになろうとするのですが、この子は子供ながら親を家来にしようとしているのです。反対の方向へ走れば、親は心配してますます追いかけてきます。すると子供は逃げるのです。逃げれば人は追いかけてくるのです。

子供が大人を追いかけるのが当たり前ですが、この子は自分の方へ親が追いかけてくるように無意識で考えてそのような行動をとったのです。これが一つです。

そして、その日の内に自衛隊の宿舎に入ってしまったのです。山の中を放浪していたことなどありません。それを「7日間山の中にいた」と報道されていますが、それはウソなのです。その方が面白いから、マスコミが勝手につくっただけで、実態は自衛隊の建物の中にいたのです。

自衛隊の宿舎は現場から6キロくらいしか離れていません。それは捜査の対象になっているわけで、空からヘリコプターがブンブン飛んで、自衛隊の基地の中にも自衛隊員が入ってきただろうし、1回は自衛隊員も宿舎の中に入ってきているのです。その時は「大和君はいなかった」と言うのですが、実は隠れていたのです。

この状況を見ると、大和君は親から逃げていたのです。自衛隊の建物の中ですから、ちょっと歩けば、どこかに自衛隊員がいるのです。そこへ行けばよい話です。むしろ、隠れていたのです。

上ではヘリコプターが飛んでいるから「俺を探しているな」とわかっているのです。大和君は「もっと困らせてやるぞ」と思って、ずっと隠れていたのです。

それだけ見ても、マスコミの報道とは全然違うとわかります。この子は親から逃げて隠れていたのです。世間が本当に探してくるのを待っていて、その体力の限界が、だいたい7日だったのでしょう。水を飲んで悔しいから隠れていたのですが、体力の限界が7日だったのです。

それでうまく出てきたのが真相です。「小僧、恐るべし!」です。小僧といってもなめたらとんでもないことになります。子供は皆、そのようにして親を見ているのです。

大和君の親も「体罰を与える」など、いまどき古い考え方を持ち出して、子供に接触していたのです。親は上目線で「小僧、言うことを聞け、言うことを聞かないと怖いぞ」という教育だったのです。だからこのような子供ができてしまうのです。7日間も隠れていたのは子供の反発です。このような教育はダメなのです。愛をもって包んでいかないとダメなのです。

子供が見つかると、この親は「お父さんがつらい思いをさせてしまって、ゴメンよ」と言うと、子供が「うん」とうなずいたそうです。親は自分がやったことを、子供に許してもらったのです。なんじゃ、そりゃ! 全然教育にもなっていません。

この子供にあるのは、親に対する猛烈な反抗心・反逆心です。それからよく自分を分析して、7日間も隠れている体力があったのです。これはたいしたものです。しかも、7日間、何も食べていません。

これも本当のところはわかりません。自衛隊の宿営地だったので、何かかっぱらって食べていたのかもわかりません。水もあったし、寝るところもあったのですから、こっそりと夜に食糧庫に忍び込んで食べていたのかもわかりません。

それにしてもこの一連の行動は7歳の子供にしては、「あっぱれ!」です。そこから理解しないと「お可哀想」だけの話ではないのです。

この子はどのような大人になったらよいのかというと、やはり軍人になるでしょう。自衛隊の宿営地に隠れていたのですから、最初から縁があるのです。レンジャー隊員の資格十分、自衛隊ももう目をつけているでしょう。「この子は将来、自衛隊でもらって、レンジャー隊員にしよう」と思っているかもしれません。これも一つの根性です。

「何故に反対に逃げて、何故に隠れて捕まらないようにしていたのか?」ということから考えると、この問題の本質がよくわかると思います。


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