G7サミット開催! | 中杉 弘の徒然日記

中杉 弘の徒然日記

毎日・毎日起きている事件について
ユニークな視点で書いています。



※『日本人の使命』中杉 弘著

今から20年前に、これを書きました。

「世界の中心は天皇である」と書いています。


伊勢志摩サミットが開催されました。この伊勢志摩サミットに先立ってカナダの首相夫妻が明治神宮を参拝しました。正装して、柏手を打ち、頭を深々と下げて見事な参拝でした。僕は感動しました。各国首脳も伊勢神宮を参拝しました。

これを見過ごしてはいけません。会議の内容などどうでもよいのです。中国を除いて7カ国が日本に集まり、日本の皇室の先祖である、神様にお参りしたことが大事なことです。まさに僕が『日本人の使命』で書いた通り、「日本は世界の中心である」ということと、ピッタリです。そこで初めて「日本はこのような国だったのか」と猛烈な感動をするのです。アイシンシュタインが泣いて憧れたように、日本は神の国だと感じ取ったのに違いないのです。

世界をみればISISが自爆テロを行い無実の人を殺して、むごいことをやっています。「日本のような静謐・神聖・平和で、秩序だった美しい国があったのか」という感動が、必ず与えられるのです。

中国は今回参加していないので、日本のことを仇むのです。中国には見せるものなど何もないのです。人民広場とか、万里の長城など、多くの人民を犠牲にして造ってきたものばかりです。中国には文化的遺産などないのです。

本当の文化的遺産とは、突き詰めていくと京都でもないし、奈良でもありません。本当の文化的遺産は伊勢神宮です。これを日本人は忘れているのです。神宮と名の付く神社は伊勢神宮しかないのです。

他は神宮と言っても、本当の神宮ではありません。神宮と名乗れるのは伊勢神宮だけなのです。区別して言うならば、「伊勢の大神宮」と言うべきかもしれません。神宮と名乗る神社は、平安時代には伊勢神宮・鹿島神宮・香取神宮とありますが、「伊勢大神宮」と言ったほうがよいでしょう。

何故、この伊勢神宮が大事なのかというと、我が国は伊勢神宮から出来てきたのです。『古事記』によれば、神様がこの国を創ったのです。天照大神様がこの世に現れて、その子孫であるところの神武天皇がこの国を統治されて、初めてこの国ができたのです。

「日本とは何ですか?」と聞かれたら「伊勢神宮です」と言えばよいのです。それを今の日本人は、絶対にそのように思っていないのです。伊勢神宮には何百万人とお参りしますが、物見見物や、ご利益頂戴などという気持ちでいったのでは、意味がありません。

伊勢神宮へ行く目的は、日本はこの神社からできたということが大事です。神社にお祀りしている天照大神の子孫が神武天皇です。神様から天皇がお生まれになり、日本国を統治されたのですから、天皇の正当性を証明しているのです。

これが2800年にわたり天皇の血統は一度も絶えたことがなく、脈々と伝わり、様々な困難はあったのですが、維持してきたのがこの国です。日本人が忘れていますが、日本は他の国とは違うのです。

日本は世界一、優れた国なのです。世界の中の名家が日本です。名家は10代、20代と続きます。今も大名の子孫はいます。本家の天皇は2800年の歴史があり、格違いなのです。これは皇室に限ったことですが、それが日本国民すべてに言えることなのです。

この日本は最も尊い国家であり、世界の人々が学ばなければならない国家なのです。どうして日本人は外国から学ぶことばかり考えているのでしょう。世界中の人々が日本に学びに来て、伊勢神宮に頭を下げて「日本のような国を私たちも造ります」と、決意する場所です。

伊勢神宮にいる神様の子孫が現人神である天皇陛下としていらっしゃるのです。それが2800年続いているのです。こんな国は世界中を探してもないのです。どこの国を見渡しても、イギリス王室は千年です。アメリカ合衆国は250年、中華人民共和国は67年、大韓民国は68年しか経っていない国家です。

その縦糸である血脈を保ち、国家の屋台骨としてきたのが日本です。それができないから巻き込まれて国が滅び、次の王朝が起きてくるのです。日本はそのような伝統的なものを非常に大事にしてきているので、日本文化を突き詰めていうと、伊勢神宮に帰することなのです。このような認識が必要です。

今年、我々は伊勢神宮の参拝を済ませていますが、感謝の念をもっていくのです。伊勢神宮に参拝に行くことは、日本人のお勤めです。神社に行き、「ここから日本国が生まれたのだ」と自覚することです。ここから天皇が生まれて、日本国を維持しているのです。

感謝の念をもっていくのが伊勢神宮です。昔から伊勢神宮へ参拝に行くことを「おかげまいり」と言いました。今「おかげさま」で生活できるのは、国家があるからなのです。国家がなければISISになってしまいます。日本は伊勢神宮が鎮座ましましているから、2800年も国家が続いているのです。

だから、この神様に対して御礼を申し上げに行くということが、伊勢神宮へ参拝に行く「おかげまいり」の意味なのです。感謝の念と、奉仕の年です。「伊勢神宮に我々はどれだけの奉仕ができるのか?」という純粋な気持ちで行かなければ意味がないのです。そのようにして初めて「日本人だ」という自覚ができてくるのです。

天皇の意味がわかってくるのです。普通は天皇の働きは目に見えません。わからないのです。天皇は秩序を維持している人なのです。秩序を維持しているのですから、ここから日本人としてのエネルギーが生まれるのです。

秩序がなくなった国はエントロピーが増大しているのです。エントロピーとは、無秩序ということです。国にエントロピーが増大すると、どんどん無秩序になり滅茶苦茶になってしまうのです。しまいに、ISISは中東にある古い遺跡までぶっ壊しているのです。

ISISには歴史がありません。古い歴史をぶっ壊してしまおうということなのです。日本のように歴史ある国は「過去を大事にして保存しましょう」と思いますが、ISISには歴史がないのです。過去のイスラム教とのつながりもなく、イスラム文明ともつながりがありません。ポカッと出てきただけですから、過去の文明に対して憎しみを持っているのです。過去の歴史とつながりがないISISからいうと、遺跡はぶっ壊す対象です。

ISISの王国をつくり、そこから始まると考えているのです。それが元年です。過去はいらないのです。

日本には立派な過去があります。誰も真似できない過去があります。これは日本が名家であるということです。どこの外国にもひけをとりません。朝鮮人などは日本人の足元にも及びません。日本人は名家の中の一員です。

名家ということは、日本人はまさに神の民なのです。この神の民が正しく秩序を維持していくことにより、世界の秩序を回復していくのです。「秩序を維持しましょう」となると、代表者を決めてやらなければいけません。

ところが選挙で選んだ大統領は、横軸であり常に移動するのです。トランプが大統領になればアメリカは変わってしまいます。クリントンが大統領になればまた変わってしまうのです。横軸は、どんどん動いていくのです。

「民主政治はよい」と思っていますが、ちっともよくないのです。本当は家長がいて、ずっと続いている縦糸の社会であれば、軸は動きません。

縦糸がなければ、貴族・公家・大名・庄屋もなく、金持ちもいません。皆平等の社会です。共産党はそのような社会を造ろうとしているのです。

秩序こそがエネルギーを生み出す源なのです。これは物理学でも証明されています。秩序がぶっ壊れてエントロピーになるのです。次から次へと壊していくと、エントロピーが増大してきて、ますます無秩序へと向かっていくのです。

それを止める働きが天皇家の役割です。エネルギーの結晶体が神という働きです。そのようなことが伊勢神宮にはすべて詰まっているのです。政治の理想とは民衆の意見を取り入れるという横軸と、縦糸の過去の人の意見を聞くということです。これが成熟した社会ということです。

「今の人はこのように考えている。過去の人はどのように考えたのか。未来の人はどのように考えるだろうか」ということを西部邁は言っています。過去の人がこのように考えたということはわかるのです。その意見は無視してよいのでしょうか。今の人はこのように考えることはわかります。過去の人の意見もくみ上げていかなければいけません。

まして、「未来の人はどのように考えるのか」と3つの意見を持つのです。横軸だけで「今の人達だけがよければよい」とやっていくと、そんなものはどんどん変質してしまい、「ゆく川の流れ」になってしまうのです。縦軸が大事です。

縦と横、2つのものがお互いに協調しあっていくときに、揺るぎない国家ができてくるのです。これは人間の真理です。横糸だけ集めても布は織れません。布が織れるためには縦糸と横糸が必要です。これは非常に大事な神の智慧なのだと思います。

我らの誇りは伊勢神宮であります。その伊勢神宮に各国首脳が来て頭を下げるということが、一番よいことなのです。

伊勢神宮から生まれたのが天皇陛下です。我々は2800年の歴史と文化を持つ素晴らしい民族だということを再び自覚しようではないですか。



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