東電の元会長の勝俣は逮捕されそうです。起訴されていますが、本人は無罪を主張しています。これは起訴されて有罪になるだろうと言われています。
当たり前です。今でも１５万人が仮設住宅や不自由な生活をしているのです。震災から５年経った今でもそうなのです。これだけ大災害を受けても馬鹿はまだ懲りないのです。石原慎太郎などは「原発がないと日本はやっていけないですよ！」と言っていますが、原発賛成論者は悪魔の化身です。
女川原発も故障です。どうして故障したのかわかりません。こんないい加減なものを再稼働するのでしょうか。今は原油価格も下がっているし、火力発電で電力は足りているのです。原発など使っていないのです。使っていなくてもやっていけるのに、なぜわざわざ原発を再稼働するのでしょう。
コストなどどうでもよいのです。「コストを考えたら１日で３０億円の無駄なコストを使っている。これを原発にしたらコストが大幅に安くなるのだ」という考えです。考え方が狂っているのです。何故、そんなことを考えるのでしょう。
例えば、僕は絶対に飛行機に乗りません。船も自分で運転するなら別にして、乗りません。大型客船で世界一周の旅など面白いかもしれませんが、船の経験がある人はどんな危険があるのか知っているので怖くて乗れません。
乗客が船長主催のダンスパーティをやっているときに、船はどんどん進んでいるのです。船は何が起こるかわかりません。潜水艦も出てくれば、岩に座礁することもあります。なんだってありです。危険がそこら中にあるのにダンスパーティなど馬鹿ではないでしょうか。
これを表しているのがタイタニック号です。豪華な食事をしているときに船が氷山とぶつかったのです。船の場合は事故が起きても第二防波堤があります。ボートがあり、救命具がありますから、事故即死ではありません。死まで時間があります。
飛行機はいっぱくおく時間がありません。千名くらい飛行機に乗って「事故です」とわかったときには即死です。それを逃れる方法はありません。そんなことは嫌だから、僕は飛行機に乗りません。安全装置がない乗り物をよいと思っているのでしょうか。少なくとも安全装置が２段階くらいついていないといけません。
「事故が起きた場合はこうなります。それも効かない場合はこうなります」という安全装置が必要です。例えば落下傘です。ジェットパイロットは撃ち落とされたときのために落下傘を積んでいますからパイロットの場合、事故即死ではありません。ジェットの旅客機の場合は事故即死です。
そのようなものに僕は乗りません。安全性は２段階くらい考えておかなければいけません。命を預けるのに、何も安全装置がなければ、たまったものではありません。
原発の場合は即大事故です。原発を再稼働すれば未処理のプルトニウムがどんどん貯まっていくのです。それが山積みになっているのです。どんどん放射能が出ていて、何年経っても終わりません。
半減期は何十万年です。何十万年放射能がなくならないのです。それが山積みになっているので、放射能が増えているのです。人類は放射能の処理の方法をまだわかっていません。できないのになぜそれを使うのでしょう。
もし、使うならば「放射能はこれで消える」という技術がなければいけません。もし、事故が起きても放射能を消せる技術があるならば、再稼働してもよいのです。
しかし、そんな方法はまだありません。コストなど高くてもよいのです。僕は安全を取ります。コストが高かろうが何だろうがいいのです。今は石油が安いのです。コストなどそんなにかわりはしません。それに変わるエネルギーはいくらでもあります。
ソーラーパネルは玩具のようなものですが、まだまだ他にもあります。メタンハイドレートなど使うならば、何千年にわたっても使い切れないエネルギーが日本にはあるのですから、そうすればよいのです。何故、原発のような危険なものにこだわるのでしょう。原発は魔の物です。失敗した場合、人類にとって取り返しがつきません。
福島の原発事故から５年経って、１５万人が不自由な暮らしをしていて、放射能はまだまだ出続けているのです。ものの考え方が大事です。そのような悪魔の物はやってはいけないのです。
何故、経済効率だけ考えて「儲かるから」という理由で危険なものを選ぶのでしょう。僕はそんなものを絶対に選びません。日本人はそんな民族ではありません。他の国が危険原発を使いだしたら、「止めろ」と警告するべきです。
これが日本人の使命です。完全に人間の手で放射能を統御できるようになったならば、原発を使ってもよいけれども、そんな技術はまだできないのです。原発を使う人間は悪魔である。それを推進する人間もすべて悪魔の手先です。これは人類の敵です。このような明快な定義づけが必要です。原爆を止めろ！
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