攘夷の流れ | 中杉 弘の徒然日記

中杉 弘の徒然日記

毎日・毎日起きている事件について
ユニークな視点で書いています。



※みことのり 森清人 錦正社 定価30,000円


戦後、日本が占領されてから心ある人は陰において様々な研究をしてきました。その中にはかつての旧軍の将校、参謀もいました。

渡部悌治(わたなべていじ)先生は「日本経済会議」という名目で定期的に会合を開催していました。その中で僕は旧軍のものの考え方や、戦前のものの考え方を勉強することができました。

僕は故・冨士谷紹憲先生に誘われて杉並高円寺の氷川神社の境内の社務所の会合に行きました。『攘夷の流れ』とは、渡部悌治先生が書いた本です。今でもネットで探せば買うことができます。

渡部悌治先生は、戦前の日本におけるフリーメーソン、およびユダヤ組織がどのようなことをやってきたのかということをよく教えてくれた先生です。

例えば、占領軍が空爆しない場所があったのです。それは神田のニコライ堂や、第一生命ビル、皇居、および横浜の教会など、そこは絶対に攻撃されなかったのです。日本側にいるスパイがアメリカに信号を送って、「ここは攻撃しない」と知っていたのです。日本にいる外国人は、そこに逃げ込んでいたのです。

今でも神田のニコライ堂はきれいに残っています。占領軍は第一生命ビルの本社をGHQの本部にしたのです。そのような占領計画が事前に行われていたのです。その話が『攘夷の流れ』に詳しく載っています。

渡部悌治先生は、その当時のことを直接知っている貴重な人でした。10人くらいのメンバーが集まって、「ユダヤフリーメーソンとは、どのようなものか」ということを教わった懐かしい記憶があります。冨士谷紹憲先生もお亡くなりになって、渡部悌治先生は故郷・酒田市にて隠棲生活を送り、現在は埼玉県狭山市に在住です。

そのような流れが日本国中にあり、みな戦前の精神を引き継いで、いろいろな人に教えていたのです。いきなり、僕のような人間が出来上がってきたのではないのです。

僕はそのような関係で旧帝国陸軍参謀の川田さんにも会ったことがあります。とても頭のよい人です。陸軍士官学校は東大以上です。200人から300人しかいないのです。東大に比べて人数も少ないし、本当のエリートは旧軍に集まったのです。

大本営参謀といわれた瀬島龍三は、如何に頭がよいのかわかります。誰も文句が言えないのです。瀬島龍三は日本の参謀です。部隊の参謀ではなく「日本軍をどの方向へ進めるのか」という参謀を30歳くらいの時にやっていたのです。秀才中の秀才です。会っただけで参ってしまうくらいの秀才です。軍歴は帝国陸軍参謀、大日本帝国大本営参謀です。日本のことをすべて考えていた人です。

旧軍人は頭がよくてみな優秀です。僕はいろいろなことを教わったのです。そのような精神は引き継がれているから、今日の日本の精神ができてきたのです。それを引き継がない連中が今の政治家です。

「外国からの日本侵略をどのように守るか」という研究をしてきた本が『攘夷の流れ』です。今の政治家にはそのような考えは全くありません。売国奴の歴史を繰り返してきたのです。何故かというと、日本精神がわかっていないからです。「何を守らなければいけないのか」というものは、日本精神です。その日本精神の勉強を誰もしていないのです。だから、政治と金だけになってしまい、何も守るべきものがないのです。これが現代の政治家です。日本に誇りを持てないのです。誇りをもっているのは、「経済大国」だということだけです。それもすべてアメリカの紐付きですから、実態はないのです。守るべきものは、日本精神です。

孝明天皇は、攘夷論者だったのです。「外国を打ち払え。日本精神を外国人に汚されてはいけない」ということが孝明天皇のお考えだったのです。それにはいろいろな方法があります。幕府と仲良くして公武合体でやる、或は幕府を倒して新しい政府をつくるという考え方があります。どちらにしても、孝明天皇が貫いたものが攘夷です。

「外国の精神を日本に入れるな。日本精神とはこうだ」と言われているのです。この「日本とはこうだ」というのが皆わからないのです。

その一旦をお話しすると、テレビでは「平清盛が天皇に成り代わって」とか、「藤原一族が天皇の地位を狙った」とか放送していますが、すべてウソです。天皇の御精神からみた歴史を学ばなければ、日本の歴史は学べません。歴史はいろいろあるのです。労働者階級から見た歴史、支配階級から見た歴史があります。或は天皇から見た歴史があるのです。これが本当の日本の歴史です。

天皇は日本を総覧しています。これが本当の日本の歴史です。それこそが守るべきものなのです。天皇のお言葉をまとめたのが森清人先生です。「この仕事をやり遂げなければ死んでも死にきれない」と言い、天皇のお言葉をまとめた本が『みことのり』です。

これは神武天皇よりもっと前の『古事記』の時代の神代編からの神のお言葉を番号をつけてつくられた本です。「詔第何番」と書かれています。天皇のお言葉は神の言葉です。天皇は神なのです。

徳川家康も神になりたかったのです。秀吉は神になりました。家康は神になりたかったのですが、天皇に嫌われて神になれませんでした。だから「東照大権現」です。神の位はつかないのです。

織田信長は神になったのです。これは明治天皇が神にしたのです。天皇が「お前は神である」と言えば神なれるのです。天皇に言われなければ絶対に神になれません。そのように日本の歴史は『みことのり』を読まなければわからないのです。

すごい本です。「どのような時代の天皇が何を考えていたのか」、「天皇は何を思って命令したのか」、ということがわかるのです。日本の歴史は一貫しているのです。

竹田恒泰さんは、それを知っているかどうかわかりませんが、日本の歴史は一貫しているのです。天皇には「この国の主催者は私である」という御自覚があり、臣下がそれを奪おうとする歴史です。天皇を幽閉したり、娘を天皇家に嫁入りさせたり、臣下がそんな陰謀を企んでも天皇は微動だにしないのです。

臣下が天皇の政治を奪って自分のものにしようとすることを「うしはく政治」というのです。天皇は「しらす政治」です。「藤原、お前はこの国の主ではない。織田も徳川も主ではないのだ。主は私である。日本とは私のことだ」という天皇の歴史があるのです。それを「しらす政治」というのです。

天皇はそのことをしらすために政治も行うのです。臣下がそれを奪おうとして「藤原の世にしよう」とするのです。平清盛もそうです。当然、天皇は怒り、戦うのです。天皇が臣下と戦ってきた歴史が日本の歴史であり、織田の歴史、徳川の歴史ではないのです。

臣下は天皇のものを奪おうとしているのですが、明治維新は元に戻したのです。それを攘夷の流れというのです。

『みことのり』を読まなければ本当の日本の歴史はわかりません。皆さんも惑わされてはいけません。日本の歴史とは日本の主である天皇と、それを奪おうとする臣下の戦いです。天皇はいつも勝ってきたのです。これが日本の本当の歴史です。


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