安倍政治の年末ドタキャン喜劇! | 中杉 弘の徒然日記

中杉 弘の徒然日記

毎日・毎日起きている事件について
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※神となった従軍慰安婦の銅像


年末29日岸田外務大臣が韓国へ行ったことにより、日韓で大筋の合意ができたということで発表になりました。これは、良いか悪いかということが盛んに論じられています。この問題をどのように考えたらよいのでしょうか。

 右翼系の論客からは「とんでもない。安倍の大失敗だ」という意見があります。ところがもっと右翼系の人から見ると「これは大成功だ」という二つの意見があります。「大成功だ」という意見がこれまた面白いのです。「これで国際政治の上で、韓国が日本を非難すると国際的にやられる」と言うのです。

 日本政府は従軍慰安婦基金に10億円払うのです。しかも国連の事務総長の 基文(パン・ギムン)までが「朴 槿惠は大変よい仕事をしてくれた。これで日韓関係の問題は終わりだ。二度とないであろう。歴史的快挙だ」と電話で言ったのです。

 国際的な場において日韓が条約を結んだなどということは、世界の人々は知らなかったのです。それが明るみに出て日韓が条約を結んで日本が10億円も払うのです。もし、それを韓国が蒸し返したならば韓国に対して国際世論が黙っていません。公の場に韓国を引きずり出したのです。だから、「これは安倍さんの勝利である」と言うのです。

 「安倍さんが負けた」という人もいます。挺対協(ていたいきょう)は従軍慰安婦の銅像を撤去しません。10億円も払って、韓国政府は「静まりましょう」と言うのですが、反逆している挺対協という組織があり、そいつらの動きを止めてくれということで、「大使館の前にある従軍慰安婦の銅像をどけてくれ」という条件がついているのです。

 韓国政府は「挺対協は民間の組織だから我々がどうすることもできない」と言っているのです。像を立てたのは挺対協だから、「どかしてくれ」と言っても引っ込めるかどうかわかりません。そのようないい加減な状態で10億円払って条約を結んだのです。

 すると韓国政府はそれで済んだかもしれませんが、挺対協は黙っていません。「我々は10億円のはした金で黙ってはいないぞ。安倍が土下座するまでやり続けるぞ。もっと慰安婦の銅像をつくってやる!」と言っているのです。

 それを韓国政府は逃げて「止めることはできない」と言っているのです。だからまた同じことになるのです。韓国政府が黙っても挺対協がわめくのです。だからこれは失敗です。

 韓国の従軍慰安婦は宗教になっているのです。元売春婦のババアが10人くらい腰かけて並ぶのです。それを見に来た人間が土下座するのです。鳩山も涙を出して土下座したのです。銅像に帽子をかぶせたり、マフラーをしたり、従軍慰安婦が神様になってしまったのです。何なのでしょう。

 ボウズP氏は「従軍慰安婦教だ!」と言っています。本来ならば、「私、従軍慰安婦でした」など恥ずかしくてとても人には言えません。それが途端に崇め奉られて教祖になってしまったのです。統一教会と朝鮮人のようなものです。「俺は朝鮮人だ!」と統一教会の支部に電話をすると「ああ、朝鮮人様ですか!」と日本人が言うのです。それと同じです。

 「私は従軍慰安婦よ」と言うと「従軍慰安婦様でございますか、申し訳ございません」と皆で謝っているのです。鳩山元総理まで土下座しているのです。イスラム教の5回の礼拝と同じで、そうなるのではないでしょうか。

 従軍慰安婦教祖です。そうなると10億円払っても意味がないわけで、問題が先送りされていくから何も解決していないのです。これで安倍さんよいのでしょうか。

 しかも謝って、「国家が関与しました」と言ったのです。今まで、「国歌の関与はなかったのだ」と言ってきたのです。それが「国歌が関与しました。事実です。真に申し訳ないことをしました深くお詫び申し上げます」こんなことを文面の中で言っているのです。どうするのでしょう。

 この問題の本質は、安倍さんが年末のドサクサに紛れて韓国問題にけじめをつけようとしたのではありません。アメリカに言われたのです。「おい、日本よ、いつまで韓国と喧嘩しているのだ」と言われたのです。「かまわないから横面ひっぱたいてお金でもおいてこい。向こうが何と言ってもこれで終わりだってことにしろよ」と言われたのです。ですから、岸田外務大臣がのこのこと韓国へ出かけたのです。何故終わりにするのでしょう。

 次の南沙列島の戦争が待っているのです。青山繁晴氏によると、今年の初めから南沙諸島に米軍はトマホークをぶち込むと言っているのです。もうその時期がきているのです。米国の艦船が3艦も南沙諸島付近に入っているのです。戦争がもうすぐです。

 アメリカが攻撃すれば、中国も黙って見ているわけにはいきません。必ず応戦します。応戦しなければ習近平は倒れます。米軍が艦砲射撃しているのに、習近平が黙って見ていたら国民に愛想をつかされてしまうので意地でも撃ち返さなくてはいけません。

 米艦隊が攻撃をしかけると、そこで日米安保条約がでてきて、「自衛隊は自動的に参戦する」ということになります。すると、中国のミサイルは日本に向きます。そのような時代がくるのです。

その時にどうするのでしょう。日本と韓国が共同の歩調を取って、共同で中国脅威から立ち上がらなければいけません。それなのに、いつまで突っ張ったり、喧嘩ばかりしているのか。「いい加減にしろ!」とアメリカに言われたのです。

 安倍さんは仕方ないので、暮れのドサクサに紛れて韓国へ行ってお茶を濁したのです。そのようなヨタ話です。「来たるべき米中戦争を控えて日韓は仲良くしろ。手を打っていかなければお前達、協力できないぞ」ということです。本来はそうなのです。米韓で安全保障条約があり、日本とも日米安全保障条約があります。敵ではないですから、お互いに協力してアメリカ軍と共に中国軍と戦わなければいけないのですから、その体制をつくることが先決です。

 安倍さんはしぶしぶアメリカの御命令だからやったのです。しかし、これでよいのでしょうか。もちろんよい面もありますが、国民の心は不満足です。ずっと「従軍慰安婦はなかった」とつっぱってきたのに政府が認めてしまったのです。

それが今後の問題です。安倍さんは成功とも失敗とも言えません。米軍が「協力しろ」と言ったことについては成功です。韓国政府がこれで黙るかと言ったらこれは失敗です。絶対に黙りません。政府が黙っても挺対協がわめくのです。しかも韓国ではデモも起きているのです。「10億円くらいで我々が妥協してたまるか。朴槿惠を暗殺しろ!」などと言っています。

 皆がワイワイ集まって売春婦に土下座しているのです。そのような目で見ていくとこの問題はわかります。




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