国連とは何か? | 中杉 弘の徒然日記

中杉 弘の徒然日記

毎日・毎日起きている事件について
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 安倍首相が国連で演説を行い、「もうじき日本も国連の常任理事国になりたい。そしてなれるであろう」という考えをしゃべっていました。

 このさい国連について考えてみたいと思います。国連の正式名は、United Nationsと言います。だから世界平和を達成する国際連合のように考えていますが違うのです。青山繁晴氏によると、ニューヨークの国連本部に行くと「United Nationsと看板がかけられています。これは「国家連合」なのです。平和のためではないのです。

 第二次世界大戦の時に枢軸国があり、これはドイツ・イタリア・日本です。この枢軸国に対して、他の国が連合体を組むのです。この「United Nationsというのは、三つの国以外の国を指すのです。

 世界大戦の後につくられるのですが、忘れてはいけないことは国連には「敵国条項」があります。勝ったのは連合です。そもそも国連に日本がいることがおかしいのです。敵国条項があるのです。日本・ドイツ・イタリアは敵国に入っているのです。敵国と認定されているのですから、常任理事国に入れるわけがないのです。

 常任理事国はアメリカ・イギリス・フランス・ロシア・中国です。この理事国があらゆる議題に対して1国でも反対するとそれはダメなのです。「あの国をやっつけましょう」と言っても、常任理事国の1国が「ダメです」と言えばできないのです。平等に議決権をもっているのです。その中に日本は入りたいのです。入れば世界の政治に対して口出しできるのです。

 1955年に敵国条項はおかしいと言い出したのです。日本は第二位の国連分担金を出しているのです。敵国条項に入っている日本がお金を出すのはおかしいのです。ドイツもそうです。すごい金額を出しているのです。日本がお金を出さなければ国連は成り立ちません。

 「国連で敵国条項をなくすことに賛成する」という議決ができたのです。でも、この議決を文章にするためには、理事会を開いて決定しなければ、「敵国である」という条項はなくならないのです。なくなるわけがありません。これらの国の3分2以上の国連の加盟国の賛成がなければできません。

 そして常任理事国の5カ国が「賛成だ」と言わないと進まないのです。そんなことは永久にできないのです。現実的に日本はまだ敵国条項の中に入っているのです。そもそも国連とは、ニューヨークのロックフェラーの土地に建っているのです。ということは、ロックフェラーの支配を受けているということです。

 最初は小さな組織でしたが、今では加盟国196カ国です。世界に10万人の職員を要する大変大きな組織になっているのです。本来ならば世界の紛争調停をやらなければいけませんが、そのようなものは発動していないのです。

 国連軍が出かけていき「お前ら、戦争をやめろ! やめないと攻撃するぞ!」ということはやらないのです。PKOはあるのですが、戦争をする軍隊は国連軍にはないのです。事務総長は5大国以外から選ばれるということになっているのです。だから韓国みたいな変な国から選ばれるのです。その前の議長もアフリカの国から選ばれています。聞いたこともない国の人が国連事務総長になっています。今のパン・ギブンは朝鮮人です。韓国は常任理事国に入っていないのです。事務総長は中立をたもたなければいけないのですが、「抗日戦争70年記念」に出席していました。パン・ギブンは大馬鹿者です。国連に日本はすごいお金を出しているのです。

 この構図は当分変わらないのです。安倍さんがいくら入りたいと言っても、日本は敗戦国だから入れないのです。敵国条項にまだ入っているのです。「将来は徹国条鋼を除くことが望ましい」と決定しただけで、まだ日本は敵国条項に入っています。

 「敵国の人間をちょっとお仲間に入れてあげましょう」という感じです。そんな国が国連の中心にはなれません。日本は莫大なお金を出しているのです。国連の予算の3分1は日本が出しているのです。それでそのざまです。

 だから世界を平和にする組織は国連以外に立ちあげていく必要があるのです。World peace organizationというものをつくらなければダメなのです。今の国連は紛争を解決する手段がありません。

 小さな紛争に見えても国連の常任理事国同士の利害関係ですから、この組織はまとまりません。常任理事国の中国が変なことをやるのです。4つの国が制裁しようと思っても、中国は当然、自分を制裁することは反対しますから、絶対にまとまりません。ロシアも同じです。

 196カ国が同じ1票をもっているのです。1万3千人くらいしかいない国もあるのですが、それも1票です。アフリカの聞いたこともない国も1票です。人口は10万人くらいです。それでも加盟国は1票もっているのです。そんなもので議決して大国が動くわけがないのです。

 常任理事国は力があるからなっているのですが、他の196カ国はみな同じ1票です。これではまとまりません。この5大国が問題を起こしているのです。アメリカと中国の対立、アメリカとソ連の対立です。対立のある常任理事国がまとまるわけがないのです。

 では「議決してみましょう」と言っても滅茶苦茶です。お金も出さない国が大勢いるのです。お金は出せません。だけど国連に加盟しています。それはないでしょう。

 日本のように大量のお金をだして養っている国も1票です。ここのところから直していかないとダメなのです。人類共通の問題点を探っていかないとダメなのです。

 今の国連の問題点は世界平和のためには役に立たないのです。新しい組織をつくらなければなりません。国家が大きいというわけでもない、国家の枠にとらわれない、本当の人類の平和を求めたWorld peace organizationです。それが理性としてピカッと輝いて、国の利害によらない組織にしていかないと本当の世界平和などできません。

 結局、ロックフェラーの土地に建っているので、国連のマークはフリーメーソンのマークです。そこからフリーメーソンの世界戦略をつくっていくという、ワン・ワールドの思想の下につくられているのです。今や完全にそうなっているのです。

 ユダヤ人たちがワン・ワールドをつくるために利用する組織ということです。そんなものは何の役にも立っていないのです。出来上がってみたら、1%のユダヤ人が99%の富を独り占めして、99%の人類が1%で生活するという世界です。

 世界はこのようになりつつあります。このようなインチキな国連を脱却して、「国連が盛んになれば世界が平和になる」というような錯覚を吐き捨てて、その中心に日本がなるべきだと思います。日本は力があるのですから、独自にWorld peace organizationを立ち上げるようにすればよいのです。

安倍さんも宣言すればよいのです。今の国連は非合理です。「我々は常任理事国に入れません。これではダメです。従って日本は新しい安全機構を立ち上げます!」と言えばよいのです。経費も国連の経費でやればできてしまうのです。

 それで立ち上げて、平和を盾にした活動をしていくことが筋道だと思います。今の国連はダメです!


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