商売と屏風は大きくすると倒れる | 中杉 弘の徒然日記

中杉 弘の徒然日記

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 これは江戸時代に生まれたことわざです。屏風は2~3枚ですが、どこまででも広げていくと風で倒れてしまいます。それと同じで商売もどんどん広げていくと風圧で倒れてしまいます。そのようなことから生まれた格言です。

 でも、これは大変深い意味をもっているということがわかります。「商売と屏風は大きくすると倒れる」このことをわかっていない人が大勢います。

 例えば飲食店でみてみます。飲食店はその地方の食材、山には山の幸、海には海の幸、それを食することが楽しいのです。ここにチェーン店が出かけていくとみな同じ味になってしまうのです。

 青森の駅のそばに「わたみ」があります。東京で食べている人は「ああ、わたみで食べよう!」などとは言いません。地元の食べ物が食べたいのです。粗悪な物が広がると、その店は潰れてしまうのです。

 例えば、ケンタッキーフライドチキンは、どこよりも美味しいと思います。このケンタッキーをつくった親父が「みんなに食べてもらいたい」と思って、フライドチキンを広げていったならば意味があります。今まで食べたことのないフライドチキンのお店をつくってあげるのです。この広がりはよいと思います。

 ところが、「わたみ」のようにあちこちの居酒屋メニューをかっぱらって出している店は意味がありません。「本当に美味しいものを食べさせてあげたい。近所の人しか食べれないので、全国に広げてあげましょう」という考えなら、まだ許されます。

 しかし、誰でも商売は大きくしたいのです。誰でも勢力を拡大したいのです。ヤクザもそうです。山口組は神戸のヤクザで組員は30名くらいしかいなかったのですが、だんだん大きくなって、何万人もいる全国組織になってしまったのです。

 ここに「商売と屏風は大きくすると倒れる」という法則があります。あまり組織が大きくなると統制がとれなくなってしまい、遂に山口組は二つに割れてしまったのです。ヤクザの問題は、仕事は法律では裁けない、警察官も裁けない、弁護士も裁けない、そんな問題を解決するのが親分だとすれば、そのような親分が地方に一人いてもいいと思います。

ヤクザがなぜ全国組織である必要があるのでしょうか。全国組織なると力関係です。「こっちは1万名だ、お前は3千名か」そのような力関係になり、意味がないのです。

 地方に親分が一人いれば正義感を燃やして「警察にもできない、お役所にもできない仕事を俺はやっている」という自覚があるけれども、どんどんヤクザ組織を大きくすればギャングになってしまいます。「山口組に逆らったら生きてはおれんぞ!」ということになったら、商売も行きすぎです。

 覇権主義の中国を見てみなさい。人口は14億8千万人です。まだ拡大主義をとろうとしているのです。ということは、フランチャイズで言えば、自分の店だけ残して他の店はすべて潰してしまおうという考えです。こんな考えではたまりません。

 中国は「我らが考えていることのみが正しい」それで全世界を固めてしまうのです。共産主義のインターナショナリズムというものがあり、世界同時に共産革命をやるというのです。

 まだあります。ハザール・ユダヤ人たちがもっている、ワン・ワールド思想です。これも「商売と屏風は大きくすると倒れる」ということです。何故世界を一つにしようとしているのでしょう。

 一つにして人々を幸せにするというのではないのです。みなを奴隷にするのです。1%の支配者が、99%の人間を奴隷にして、一人一人にナンバーをつけるのです。これがすでに始まっているのです。国民総背番号です。立派な名前があるのに、番号で管理をするのです。これではロボットです。全世界を統一していこうと思っているのです。

 ここで、一丸少将の『ルーズベルト君への手紙』にあるように、我が国の理想は、一つの世界を造ることではないのです。我が国の教えはそれぞれ地方の特色をもって、白・黒・黄色が仲良く地域で発展していけばよいのだと考えているのです。

 それを白人たちが荒らして、みなを奴隷にしているのです。それはよくないのです。それぞれの民族が特色をもって生きるように考えていくことが、天皇の道であり、我々はそのために戦ったのです。一丸少将が手紙の中でそのように言っています。そこが大事です。

 なぜ、あなた方は一つの世界を造ろうとするのか? 一つの世界をつくり全員を奴隷としようとするのか。日本民族はそのようなものに対して戦ったのです。私は戦っていて非常に生き甲斐を感じるのです。天皇陛下と一緒、八紘は一宇であるという考え方です。日本民族の考え方は白人の考え方と全然違うのです。

 日本民族は占領民族ではないのです。その証拠に真珠湾攻撃で日本はハワイを占領しなかったのです。ハワイは、すぐに占領できたのです。土地が欲しくて、世界統一をするならば、ハワイを占領していました。それはやっていません。アメリカから奪ったものは何もありません。正々堂々と決戦をしたのです。それはアメリカの考えに対して決戦をしたのであり、それは皇道ということなのです。天皇のシラス政治です。八紘は一宇であるということを教えていくための戦いをやったのです。

 僕はこのように考えています。大東亜戦争は日本の勝利です。なぜか? ハーグ国際条約において、「無辜の市民を殺してはいけない」という規約があります。抵抗しない国民を殺してはいけないのです。これをジェノサイド(皆殺し)と言うのです。

やってはいけないのです。軍人同志の戦争は認めるけれども、ジェノサイドをしてはいけないのです。日本軍はジェノサイドを1回もしていません。すべて規律を守り、日本軍ほど規律を守った軍隊はありません。

だからアメリカ軍はウソを言ったのです。南京大虐殺と言ったのです。自分たちが大虐殺をやったので、釣り合いをもたせるために中国と示し合わせをして「日本軍が南京で30万人殺した」と言ったのです。日本軍はそんなとはやっていないのです。すべてウソなのです。

 アメリカは東京大空襲、大阪大空襲、名古屋大空襲をやり、無辜の市民を何百万人も殺したのです。しかも原爆を落としたのです。原爆で女・子供・老人が死んでいるのは、すべて市民です。アメリカは国際条約違反です。ルールで言えば日本の勝ちです。

 アメリカは反則をしたのです。リングの上に登って、武器を隠し持っていたのです。いきなりナイフを出して傷つけたことと同じです。その場合は、反則を犯した方が負けなのです。アメリカは負けたのです。先の大戦は日本が勝ったのです。このように主張してよいのです。

誰が考えてもそうなのです。アメリカが反則して市民を殺しだしたので、このままいけば日本人が全滅します。それで天皇陛下は終戦されたのです。「戦争に負けました。ごめんなさい」と言ったのではないのです。勘違いしてもらっては困ります。

 フランチャイズも、ヤクザも、中国も、ワン・ワールド主義者も含めて、どうして勢力を広げていこうとするのでしょか。その地域ごとに発展すれば、いいではないですか。人間がみな同じだったら面白くありません。いろいろなことがあって面白いのです。

「商売と屏風は大きくすると倒れる」この意味をよく考えていきましょう。


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