自民党の参議院議員で超美人の三原じゅん子が、予算委員会の中で「八紘一宇(はっこういちう)を知っていますか?」と、等々とこの理念を述べました。
それに対してマスゴミは、「八紘一宇など今さら持ち出して、これは三原じゅん子氏の失言である」と言っているのです。
失言ではないのです。何故、これを失言と言うのでしょう。宮崎県の西北部に「八紘一宇の塔」があるのです。八紘之基柱(あめつちのもとはしら)は、宮崎県宮崎市の平和台公園に位置する塔です。現在の名称は「平和の塔」、また正面に彫られた「八紘一宇の塔」ともいいます。高さが37メートルです。世界中の石を集めて造られています。
八紘一宇とはどのような意味かというと、「八紘」とは、宇宙を表すのです。天と地を結ぶ糸が8本あるということで、これは中国の古事から取った言葉です。従ってこれは、「全世界」を表すのです。
「一宇」とは、「家となす」という意味で、「八紘一宇」とは、「全世界を家となす」という意味です。これは、『日本書紀』巻第三神武天皇の条にある「掩(おおう)八紘而爲宇」の文言を、戦前の大正期に田中智學(たなかちがく)が国体研究に際して初めて使ったのです。
田中智學(1861年―1939年)は面白い人で、日蓮宗の坊さんだったのです。ところが、18歳の時に、坊主があまりにもひどく、堕落して、道を求める心もありません。色情と欲しかないのです。「こんな仏法では世界を救うことはできないし、お寺に仏教はない」と言って、お寺を辞めて、世間に還俗(げんぞく)した人です。
在家仏教集団「国柱会」をつくったのです。田中智學は、「日蓮主義」ということを言ったのです。「日蓮主義」と言って、日蓮大聖人を信仰するものではないのです。「日蓮聖人は凄い人だ。国家に対しても『立正安国論』を表しているし、この人と同じ精神を持たなければいけない。『我、日本の柱とならむ』という言葉にならって、我々国柱会は国の柱になるのだ」それから、「国柱会」という名前をつけたのです。
戦前は、国柱会から偉い人が大勢出ているのです。例えば、『銀河鉄道の夜』の宮沢賢治、「世界最終戦論」石原莞爾もそうです。しかし、宗教上で言うと、田中智學は間違っていたのです。
それはともかくとして、田中智學が「八紘一宇」を明快に書いた『日本国体の研究』があります。「我が国の国体とは何か?」という研究の中で出てくる言葉が「八紘一宇」です。「これは都合がいいや」ということで、軍部や色々な連中が「八紘一宇」という言葉を使ったのです。
神武天皇以来、様々な民族がいます。黒・白・黄色もいます。色は違うし、文化も違います。しかし、それらの民族が一つの家にいるかのような気持ちで世界をつくっていかなければいけないのです。それは、当然のことです。強い者が、弱い者をやっつけて朝鮮人のようなことをしても仕方ないのです。
八紘一宇とは、世界に冠たる理念です。民族は仲良くするのです。黒も白も黄色もお互いに尊敬しあって、仲良くして一つの家で暮らしているような、そのような世界をつくらなければいけないのです。
この理念は、全く正しい理念です。これを超美人の三原じゅん子先生が発言したということで、国会で大騒ぎになったのです。麻生副総理が答えていました。「凄い言葉を知っていますね。私は、戦前生まれの人間だけど、この中に戦前生まれの人間は、二人しかいない」と言っていました。戦後生まれの人は「八紘一宇」を知らないのです。
『中杉 弘のブログ』のテーマソング「紀元は2600年」の中にも「八紘一宇」はでてきます。こんなことを2800年前から言っている国家は、他にはないのです。日本は凄い国家です。そんじょそこらの国ができて、50年とか、200年とかそんな国家ではないのです。
日本は、2800年前から八紘一宇という思想を持った国家なのです。それから見ても、神武天皇は偉大だなということが分ります。こんなことを普通は考えていません。世界は、人殺しをして土地や財産を奪い、ISILのテロのように、「信じない者はぶっ殺せ!」ということばかりやっているのです。
2800年前から、日本の思想は「八紘一宇」です。これは、日本国の理念でもあるし、八紘一宇は今でもすたれる言葉ではありません。
大いに八紘一宇を研究していこうではありませんか。
『中杉 弘のブログ』2006年より、好評連載中です!
↓↓↓
http://blog.livedoor.jp/nakasugi_h/?blog_id=2098137
朝堂院大覚先生と中杉博士の対談「剣道と神道」
↓
https://www.youtube.com/watch?v=caCJNYLJOXQ
【NET TV ニュース.報道】
朝堂院大覚 剣道と神道 2014 ・6・5
公開中!!!!