電話にでない奴② | 中杉 弘の徒然日記

中杉 弘の徒然日記

毎日・毎日起きている事件について
ユニークな視点で書いています。


鹿児島のAZスーパーセンター(株式会社 マキオ)の社長 牧尾英二さん

権力者は、己に甘いのです。「下に厳しく、己に甘い」のです。汚職とは、当然の構造として生まれてくるのであり、官庁は認可権を持っているのです。

「私、ここに空港をつくりたいのです」というと、国土交通省の大臣の認可がないと空港はできません。

「ここにビルを造りたいのです」というと、国土交通省の大臣の認可がないとできません。

「今度、このような薬を使いたいのです」役人「わかった厚生省の認可を取なさい」と言われて、役人「こんなんではダメだよ、君」と言われて却下です。すると薬をつくっている側は「先生、何とか一つ早く認可を取りたいのです。これをどうぞ」役人「まあ、考えておく」こんなさじ加減で認可などすぐに決まってしまうのです。

凄い権力です。「自分に甘く、人に厳しい」のです。「厳しく」とは、「こんなことでは認可できないよ」ということです。

 小保方さんの理研問題も同じ構図です。理研は国家から金が出ているのです。何億円も小保方さんの研究で使っています。全て甘いのです。理研はこのように考えたのです。「小保方の実験が実るかどうかわからない。STAP細胞? これは、面白そうだな。ちょっと小保方君、やってみたまえ」と言われて、小保方さんは研究しますが、ウソつきですから「STAP細胞ができちゃった」と言ったのです。

 全てウソだったのです。STAP細胞は、ES細胞だったのです。理研の連中は「金になるな」と思ったのです。「これは将来有望な研究だから、大掛かりな研究をやる必要があります」と言えば、10億円くらいボンと国から予算が降りるのです。

 10億円は所長の判断一つです。何を買おうとよいのです。出張しようとその領収書も入りません。だから小保方さんもホテル住まいです。10億円使うのも大変です。死んだ笹井さんも毎晩ホテルへ行っていたと言われています。

 こんな研究はウソであっても、本当であってもよいのです。小保方さんの役割は、「これは有望な研究で国家が金をかけてやっていくべき研究です」だけでよいのです。その役割を小保方さんが演じるはずだったのです。

 「この研究は有望です。更に本格的な研究をして、実用できるように仕上げていかなければいけない」その有望な研究を何十年かけてやるのですが、10年も研究していれば本当にSTAP細胞はできてきます。それで本当にうまくいくのではないかと考えたのです。

 最初から全てウソという考えではないのです。小保方さんに研究をやらせてみて「凄い研究を始めたな」と世間に思わせていたので、あんなに早くウソがバレルと思っていなかったのです。

 「時間をかけて10年もやっていれば、そのうちに本物ができるだろう」そういうことなのです。その話に小保方さんが兵隊としてのっかってしまったのです。指揮したのは、死んだ笹井さんです。そのまた上がいるのです。何十億という予算を組んでくるのです。そのような流れです。

 みな下に厳しく、自分に甘いのです。政治家・官僚など、上から下まで全てそうです。これは日本だけではなくて、他の国でもみな同じです。韓国大統領も利権で固まってしまい、5年経つと死んだりしています。

 韓国大統領になると、一族・親族がみな訪ねてくるのです。朴 槿惠が大統領になると、従弟・鳩子・また従弟・小母さん・叔父さんがでてきて、「朴 一族です」と言って「金貸してくれ」など色々な話をもってくるのです。すると役所が「出せません」と言うと、大統領が「なんで貸さないのだ? 貸せばいいでしょう」と言うと「は、大統領閣下!」と言って貸してしまうのです。そして自分の懐にはワイロが入るのです。

 江戸時代の昔から古今東西みなそうなのです。やむを得ないのです。それをもっと一般的に言うと、「人は誰でも自分に甘く、人に厳しい」のです。子供に厳しい親ほど自分に甘いのです。自分は毎晩酒を飲んで、クラブへ行って女の子と遊んでいるくせに、家に帰ると「おいお前、勉強しているのか!」と言うのです。「自分に甘く、人に厳しい」のです。

 すると子供は「お父さん、変だな」と思うのです。お父さんの姿を見ていると、とてもではないけれども立派には見えないのです。でも言うことは凄いのです。「俺がこんなのになったのは、勉強しないからだよ。お前だけは勉強してもらいたい。睡眠時間は3時間でいいだろう」これは、「人に厳しく、自分に甘い」のです。

 それではダメです。社長になっても同じ事です。下を裕福にして社長は貧乏でよいのです。「社長の俺のやることは勝手だ! お前達の勝手にはさせない!」ではダメなのです。ところがそうではない会社もあるのです。

 鹿児島のAZスーパーセンター(株式会社 マキオ)の牧尾英二さんの経営する会社です。僕の会社で使ったことがある男です。牧尾さんは、気が付いたら九州で巨大なスーパーをつくり、長靴から、仏壇、車、何でもある凄く大きなスーパーの社長です。車が5千台止まれるような大きな駐車場です。

 ところが牧尾社長は「給料はおいくらですか?」と聞かれて、「20万です」と答えていました。「僕より社員の方が給料多いですよ。使う物もないから、俺は20万しかいらないんだよ」と言っていました。立派な人です。

 「皆さんのおかげで会社も営業しています」と言って、毎月一人ずつ給料を手渡ししているのです。全日本空手道選手権で優勝したこともある空手6段の猛者(もさ)です。

 そのような心がけが大事です。「人に厳しく、自分に甘い」はバツです。「人に優しく、自分に厳しい」このようにしていきたいと思います。




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朝堂院大覚 剣道と神道 2014 ・6・5


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