原子力発電所について | 中杉 弘の徒然日記

中杉 弘の徒然日記

毎日・毎日起きている事件について
ユニークな視点で書いています。

先週、プライムニュースで2時間にわたり原子力の問題について討論が行われていました。二人のゲストがいて一人は原子力安全委員長で、一人は大学の教授です。凄い話をたくさん聞きました。大きく分かったことがあります。

 二人は原子力の専門家です。反町編集長が質問すると口ごもってしまうのです。今、原子力は処理できない問題があるのです。原子炉でプルトニウムができますが、それを処理できないのです。

 1回目は原子力エネルギーで燃して、第二次の燃料にします。それはもう1回燃せるのです。出てきたものが処理不可能なものなのです。これがまた凄い放射能で、どう処理しているかというと、「俺の県には入れないでくれ」というので、青森県の六ヶ所村というところで、高さ3メートルくらいの使用済燃料をガラスと固めるのです。その外側は鉄の容器に入れて、それを処理するのに1個7千万円くらいかかるのです。

 ところが処理しても、その中から放射能が出続けているわけで、止まらないのです。放射能が100万年出続けるそうです。これから時代がどうなるかわからないのです。地下に埋めても放射能を出し続けているのです。

 「どうしたら放射能がなくなるのか?」「危険がないように埋めることができるのか?」様々な意見はありますが、まだ確定していないのです。確定していない技術を使っているのです。

 廃棄した燃料が2万5千発あるのです。まだ放射能が出続けているのです。それが青森県の六ヶ所村に持っていっているのです。もし、そのガラスで固めた廃棄燃料に人間が触れば1分で人間は死んでしまいます。それを地下300メートルの穴を掘って埋めるのです。その上にセメントをかけてその上を歩いても、福島と同じくらいの放射能は浴びてしまうのです。このようなことをやっているのです。

 もし、地震が来てそこが破裂したらどうなるのでしょう。或いは、地下水が入ってきたらどうなるのでしょう。何も技術が確定されていないのです。何故、そんなことをするのでしょう。

 「30年くらい先の人が、技術を発明してくれるに違いない。それに期待して、それを山ずみにして持っている」というのです。そんないい加減な事があるのでしょうか。

 今、日本では原子力発電所は1基も動いていません。止まっているのです。しかも、東電はウソのつきっぱなしです。「福島原発が使えないので電力制限だ。1日数時間しか使えない」と言ったのはウソでした。今でも、火力発電所と水力発電所で電気は使い続けていますが、充分電気は足りるのです。

 これは、昔から言われていたことです。原発がなくても電力は不足しません。では何故、原子力発電をやるのでしょうか。「コストが安いから」と言っていますが、コストもそんなに安くないのです。廃棄物がどんどん出て、それが1個7千万円もかかるのです。それを埋めておくだけで、危険なものがどんどん蓄積されているのです。

 「原子力の方が安くなる」と言っても、値段は30%も安く成りません。半分にもなりません。もっと火力発電や水力発電を使えばいいのです。今、石油はどんどん安くなってきています。

それだけではなく、日本近海には、ハイドロメタンが1千年分あります。使っても使い切れません。しかも、コストは安いのです。それを使えば原子力などいらないのです。ところが、ハイドロメタンを使ってしまうと、世界の石油戦略が壊れてしまうのです。日本が輸出もできるようになってしまうのです。それをやると資源大国になるので「やらせない」ということです。

 アメリカはシェールガスを使って世界に輸出すると言っていたのですが、それはどうやらウソらしいのです。もうガスがないのです。それを「ある」と言えば今後、「アメリカの経済が上昇する」という目的で言っているのです。本当はないのです。

 あるのは日本のハイドロメタンです。ハイドロメタンは活火山のところにしかないのです。日本は地震大国・火山大国ですから、ハイドロメタンが出てくるのです。天はそのようなものや大事な宝物を日本に与えているのです。

 火山の地熱をつかってもよいし、水力発電もよいし、八ッ場ダムもまだできていません。八ッ場ダムができれば物凄い電力ができて、かえって電力が余ってしまうのです。それをやらないのです。

何故、人類を滅亡させるようなもの、未解決なものを使おうとするのでしょう。理解できません。キチガイとしかいいようがありません。

 「何が何でもやる」というのです。やらなければいいではないですか。ところが御用学者は「原発を使わないと日本の経済が遅れる」といいます。しかも、電気料金は世界一高いのです。電力会社は原子力発電所を造るのには1兆円くらいかかります。それを料金に上乗せるので、電力会社は全然痛まないのです。

 「1兆円原価がかかりました」と言って、料金に上乗せしてくるので料金が倍になってしまいます。だから、いくらでも造れるのです。日本は世界一電気代が高く、韓国の3倍の料金です。

 電力会社はいくら経費を使ってもよいのです。使った分は全て電力会社は、料金に概算するシステムです。そんなシステムはありません。福島原発の復興も電気料金に入っているのです。あれは我々が払っているのです。どんどん電気料金を値上げして福島原発の後始末に使っているのです。

 このような危ないものを何故やろうとするのでしょうか。馬鹿なのか、麻痺してしまっているのか、何よりも利権が頭から抜けないのでしょうか。人類を非常に危険な目に遭わせても原発がやりたいのでしょうか。

 やる必要はありません。これは、竹田恒泰さんも「原子力はいらない。電気は充分足りている」と言っています。小沢一郎もそう言っています。田母神さんは「あったほうがよい」と言っています。原発は止める方針ですが、すぐには無理なので徐々に減らしていこうということです。これも、利権がらみの発言です。原子力の始末の問題は、本当に恐ろしいことです。始末に負えないものは、手を引けばよいのです。

だから、僕は飛行機には乗らないのです。何故、乗らないのかというと飛行機は落っこちるからです。飛行機は落ちたら打つ手がありません。自動車の場合は自分で運転するのですから、ある程度危険は回避できますが、飛行機の場合落ちてしまったら、どうすることもできません。人が運転しているのですから、「危ない!」と思ったら即死です。船も同じです。豪華客船に乗って「世界一周の旅」と喜んでいますが、地中海や太平洋の真ん中でどんな故障が起きて来るか分かりません。潜水艦が衝突するかもわかりません。他の船に衝突するかも分りません。事故が起きるかも分りません。まとめて棺桶です。楽しい旅行が全て棺桶です。

 韓国の済州島付近で沈んだ船も、本来なら修学旅行で楽しい旅ですが棺桶になってしまいました。そのように逃げられないものはやってはいけないのです。やるのであれば、人員と同じ数の救命ボートを摘んで用意して、そのような事故が起きても「命に別状はありません」という安全対策がきちんとできていなければ、行くべきではないのです。船が沈んでいるのにボートがない、そんな事件ばかりです。自分で後始末できないようなことはやってはいけないのです。

 高層ビルもそうです。僕は高層ビルには絶対に住みません。火災が起きたら逃げられません。ヘリコプターも着陸できません。階段は降りられません。エレベーターは停止して、トイレも水が止まってしまいます。どうやって生活していくのでしょうか。

 それは「夜景が綺麗だ」など、見晴しはよいかもしれませんが、そんな所で生活ができるのでしょうか。僕は絶対にやりません。そのような危険があるところはダメなのです。川のそばなどもいつ洪水が来るか分かりません。山のそばは山津波がきます。海のそばは津波がきます。津波の場合はすぐには来ません。「地震だ!」と感知して、30分から1時間は時間があります。その間に逃げればよいのです。

 ところが、東北の海の近くは逃げる山もありません。そんなところがやられてしまうのです。人間が住むべき領域があるのです。そこでやめておけばよいのです。それを次から次へと開発して本来人間が住むべき領域ではないところまで住んでしまうのです。

 そんな方面に人間は進歩しなくてよいのです。「何のために人間は生きているのか?」分かっていないのです。限りなく便利な世の中をつくってどうするのでしょう。少しくらい不便があっていいのです。

 よい例がイスラム国です。何もない所です。銃と車があるくらいです。それでも結構戦闘しています。アメリカは空爆をやっていますが、イスラム国が持っているのは、銃くらいです。それでも結構広げているのです。

 日本が持っていた武器も38式歩兵銃です。38式歩兵銃は、明治38年にできた銃です。そんな銃をもって、大東亜戦争を戦ったのです。連発ではないのです。1発撃ったら、ガチャンと弾を入れてバンと撃つのです。3発しか撃てないのです。

 アメリカは連発銃です。それで戦ったのです。ベトコンもそうです。人力である程度やれる面があるのです。

 人間は気象兵器をつくり、地震兵器をつくり、一瞬に皆殺しにするのです。それは自分の身を滅ぼすためのものなのです。文明の方向が間違っているのです。日本に原発はいりません。日本で原発を推進する者は悪魔である!



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朝堂院大覚 剣道と神道 2014 ・6・5


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