気象のお話:8 | 気象予報士 半井小絵オフィシャルブログ「空を仰いで」Powered by Ameba

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先日、気象の勉強会がありました。

テーマは「梅雨前線」雨

改めて、梅雨という季節現象を

考える機会となりましたあじさい





雲の画像(気象庁HPでみると、

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日本付近だけでなく

西の大陸まで長く延びる梅雨前線の雲くもり

(上から3分の1のあたりです)

梅雨は日本だけの現象ではない

ということがわかります。




この時期、天気図で注目するのは

もちろん前線の位置ですビックリマーク


雨が激しく降る恐れが高いのが、

前線付近とその南側です。




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(3日朝9時の予想天気図 気象庁HP)


前線付近で雨が降ることは

ご存じの方が多いと思いますが、

前線の南側でも

激しい雨の降る恐れがあります雷


暖かい空気は南から流れ込んできます。

暖かい空気は、

雨雲の元の水蒸気を多く含んでいるため、

風のぶつかり合い(例えば南風と南西の風の収束)

によって上昇流が起こるきっかけがあると、

そこで雨雲が発達して

激しい雨を降らせることがあります雷

もちろん山にぶつかって空気が上昇し

雨雲が発達することもあります雷


気象予報士はどれだけ湿った空気が

前線付近に流れ込んでくるか、

前線の南側に風の収束する所は

ないかなどを確認できる資料をみて、

雨が強まる恐れがあるか予想します本



あすは九州北部付近から

前線の活動が活発になりそうです。

雨の降り方にご注意くださいビックリマーク