お守り紹介①[お守りプロジェクト2024] | 無料塾「中野よもぎ塾」のブログ

無料塾「中野よもぎ塾」のブログ

東京・中野区で中学生対象の無料塾を開催しています。

こんばんは、塾代表の大西ですニコ

 

無料塾に通う受験生を応援する「お守りプロジェクト2024」に、たくさんのお守りを寄せていただきまして、ありがとうございました!

 

 

本日、お守りお届け先の中のボランティアセンターにて受け取って参りました。

いただいたお守りは、当塾含め、数団体の無料塾の受験生たちに届けさせていただきます。

 

また、いただいたお守りの詳細は当ブログで少しずつご紹介させていただきますので、お楽しみください!

 

本日ご紹介するのはコチラ。

 

日本を代表する合格祈願の神社といえば!福岡県の太宰府天満宮です。

こちらはなんと、昨年中学受験を経験された中1の生徒さんが届けてくださいました。東京都北区のSさま、ありがとうございます!

 

学問の神様といえば、平安時代の貴族・菅原道真さん。

菅原氏は代々学者の家系で、小さいときから詩歌の才能を発揮します。

道真さんはめちゃめちゃ頭がよくて、書も上手。ということで宇多天皇に信頼されて当時の政治を支え、醍醐天皇の時代には右大臣にまで昇進しました。ところが、藤原時平という人に陥れられて大宰府へ左遷され、現地で亡くなってしまいました。

道真さんが亡くなると、都では疫病が流行ったり異常気象が起こったりと不吉なことが続き、藤原時平さんも39歳で病死したり、他の藤原家の人々にもよくないことが次々に起こりました。

「これは、道真公のたたりじゃ〜アセアセ

ということで、道真さんの墓所の上に社殿を建てて、なんとかおさまってくださいとお願いしたのです。それが、今の太宰府天満宮。

全国の「○○天神」「○○天満宮」という名前の神社の総本宮となるのが太宰府天満宮で、どの天神・天満宮にもこの菅原道真さんが祀られています。

 

ちなみに、太宰府天満宮(当時は安楽寺天満宮といった)を建てても道真さんのたたりはしばらく収まらず、醍醐天皇と貴族たちが会議をしているところに雷が落ちて死傷者が出たり、道真さんを陥れた事件に関わった人たちが次々亡くなったりしたのでした。

つまり、道真さんはそれだけ強力なパワーがあるということ……?

といっても道真さん自身は、陥れられたことを恨んだり怒ったりはせず、その地でやれることをがんばろうと日々を生きていたようです。

なので、道真さんのたたりというよりは、人にヒドイことをしたらバチがあたるんやでということでしょう。

現在、道真さんはたくさんの「学問を志す人たち」にご利益を分けてくださっています。

 

+++

 

お次は、東京都三鷹市のIさまがお届けくださった、調布の総鎮守とされる布多天神社のお守り。

こちらの神社には、道真公と少名毘古那神(すくなひこのかみ)が祀られています。

 

平安時代には、醍醐天皇の命で藤原時平(さっきも出てきましたね)たちが、律令政治のルールを書いた本をつくりました。これが「延喜式」というものなんですが、20年以上かかって作られて、927年に完成しています。

この延喜式の中には、全国の神社のリスト「延喜式神名帳」というのもあるんですが、布多天神社の名前もそこに載ってます。つまり、その時代にはもうあったということです。

 

この神社、もともとはちょっと違う場所にあって、そのときには少名毘古那神だけ祀っていたそうなのですが、多摩川の氾濫を機に1477年に今の地に移転し、その際に道真公も一緒に祀ることになったそうです。

川の氾濫とか、大変なことを収めてくれるのはやっぱり道真さん、みたいなことなんでしょうか。

 

少名毘古那神というのは『古事記』や『日本書紀』に出てくる神様で、他の神様と協力して山とか丘とかを作った国造りの神様です。

あと、スクナさんは古来のお薬(酒)を作って広めたという話もあって、病気治癒や酒造の神様としても知られています。いいですねぇ〜日本酒

受験に向けて、体調を崩さないように力を貸してくれるかもしれませんね!

 

+++

 

本日最後は、東京都中野区のIさまが届けてくれた、岐阜県で有名な南宮大社のお守りです。

こちらは南宮山という山の麓に鎮座している大きな神社で、さっき出てきた「延喜式神名帳」には、いっぱいある神社の中でも特に霊験あらたかですよという「名神大社」のところに名前が出てきます。

実は南宮さん、1600年の関ヶ原の戦いのときに焼けてしまうんですが、江戸の三代将軍徳川家光が建て直してくれました。

 

こちらに祀られているのは金山彦命(かなやまひこのみこと)という神様。

この神様なんと……イザナミという神様が火の神を産んだときにヤケドして苦しんで吐いちゃうんですが、その嘔吐物から化生した神様ということだそうです(ええっ……)。

しかしこの神様、名前のとおり鉄鋼とか鉱山とかを司る神様ということで、なんか強そう。金運のご利益があるとも言われています。

そんな南宮大社の「勝守」は、強い力で運を切り開いて勝利を導いてくれるお守り。関ヶ原の合戦で勝利した徳川家に大切にされた神社ということもあり、バチバチに勝負運をつけてくれるに違いありません。

 

+++

 

今日はここまで!

お送りくださったみなさま、ありがとうございました乙女のトキメキ乙女のトキメキ