中野よもぎ塾3月5日のレポート | 無料塾「中野よもぎ塾」のブログ

無料塾「中野よもぎ塾」のブログ

東京・中野区で中学生対象の無料塾を開催しています。

こんにちは、塾代表の大西ですニコ

3月5日(日)の塾レポートをお届けいたします。

 

学年末テストも終了し、この日はそのテストの見直しをしっかり行いました。

「学年最後だから頑張りたい」と、今までになく気合いが入っていた2年生のY、きちんと結果が出ていてよかったね!

 

中学までの勉強は、ある程度、やればやっただけ結果が出てくるものです。手を抜けば点数に反映される。無料塾で9年間生徒たちを見ていて、これはもう本当にハッキリしています。

今回頑張れた子は次、さらに高い目標設定にしてみましょう。結果が出始めると、楽しくなってくるはず乙女のトキメキ

 

1年生たちも、中学生を1年間やってきて、自分の得意・不得意が見えてきたと思います。3月のうちに、ちょっとここ苦戦したなというところはちゃんと復習しておきましょう。

 

3年生は、都立入試の合格発表も終わり、受験は一段落となりましたが……。

受験に関しては、決してゴールではなく、人生のひとつの通過点に過ぎません。

今後、受験と同じように次のステップを選択して目標をクリアしなければならない場面はいくらでも出てきますが、今回はそういう場面が初体験だった子がほとんどだと思います。

そこで、今回はきちんと受験の振り返りを行いました。

 

 

無料塾で身につけてほしいことは、決して「受験をクリアするための学力やテクニック」ではありません。

今後の選択肢を増やしていくと同時に、選択肢がいくつか目の前に現れたときに、「選びたいけど、そこまでが大変そうだからやめとこ」と努力を避けるのではなく、本当にやりたいことに向かって努力できる力を身につけてもらうこと。

また、それ以前に、選択肢についてちゃんと情報を集め、見渡し、比較して選ぶという力を身につけてもらうこと。

これらの力を身につけることが、「なぁなぁで楽そうな道を選んで、とりあえず生活できるお金はもらえるルートができたら一生それに乗っとく」という生き方ではなく、やりたいことを見つけたり実現できたりしながら、お金を稼いでいける力につながっていくと思います。

親の経済力によって選択肢が広げられたり、何かあったときに方向転換させてもらえたりするわけではない子たちには、自分で選んで努力するという力はとても重要です。

 

当塾では、受験の合格不合格に関わらず、これらがきちんとできたかを重視していきたいと考えています。

今回は、受験振り返りシートに次のことを書いてもらいました。

 

▽できたこと、良かったこと

▽できなかったこと、直したいこと

▽サポーターたちからの指摘、アドバイス

▽次にチャレンジするときにはこうしたい!ということ

 

学校の選び方から受験までの計画の立て方、目標設定のしかた、実際の勉強の時間や内容などを振り返ってもらいました。

これを書いてもらいながら、順番に個別面談も行い、受験までの1年を振り返って、「あの段階ではどう思ってた?」「気持ちがそう変わったのはいつ?」などの質問をしながら自分としっかり向き合ってもらいました。

 

 

無料塾でよくありがちなのは、「都立高校ならどこでもいいって親が言ってる」からスタートし、「自分もどこでもいいから、受かるところを受ける」という、できる限り労力を使わない受験です。本当にそれでいいの?と1年の間に何度もサポーターから話をしますが、その中でも「この学校に入ったらコレをやる」「この学校のここがいい」というのが明確になってくればいいと思います。

ただ、「頑張ってもこのレベルじゃどこに行っても同じなら、頑張りたくない」と、いい加減にならないように。

今年は、概ね全員が、いい加減な選択にはならなかったかと思います。

将来を具体的に見据えて、やりたいことを絞り込んで学校選択をできた子もわりと多かったです。

ただ、「その姿勢でホントにいいの?」と思うことは何度もありました。今回合格したとしても、次の場面で同じことをやったらきっとムリだよね、ということが何度も。

このあたりをしっかりフィードバックしておきたいと思っています。

 

この日は3年生は休みが多かったので、欠席だった子は12日にまたやります。

 

シート作成と面談が終わった3年生、大半が「もう何もやりたくない」とスマホを取り出して遊び始めた中(もうこの日は気が抜けすぎて注意も聞けない状態になっていたアセアセ)、学年末テストの結果を持って来て振り返りをしていたS……。

 

例年、3年生は3月いっぱいまで高校の予習をしてもらって、最後の日曜日に解散となるのですが、今年は高校の予習まで手をつけられそうな子が少ないので小学校から中1までの復習カリキュラムに変え、かつ集中力ももう持たないだろうということで早めの12日がラスト授業となっているのですが、Sだけは「次回、高校の予習がしたい」とのこと。

Sは「親が厳しいからやってるだけ」と受験前からよく言っていましたが、ただ親に言われるがままではなく、自身でもちゃんと頑張っていたし、人に対してきちんとした態度がとれているのは本当にすごいところだと思います。面談では「親御さんに感謝しなよ〜」と言いましたが、それだけでなく、自分をちゃんと褒めてあげてよいと思いますよ!

 

他の子たちも、次回はラスト授業なので、だらけずにしっかり締めくくれるように、意識を高く持ってきてもらえればいいなと思います!