無料塾シンポジウム関東大会に行ってきました | 無料塾「中野よもぎ塾」のブログ

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東京・中野区で中学生対象の無料塾を開催しています。

こんばんは、塾代表の大西ですにこ

 

先日12月8日(土)は、無料塾シンポジウム関東大会でした。

中野よもぎ塾からは、代表と副代表2名の、計3名で参加しました。

 

参加団体はこちら。

八王子つばめ塾、淵野辺つばめ塾、つばき学習会、一般社団法人CAMEL、甲州無料塾ココロ、慈有塾、TERACO、日野すみれ塾、杉並わっか塾、夕暮れ学級さつき、学習支援室げんき、鶴川つばめ塾、相模原みのり塾、無料学習支援教室ミンゼミ、中野よもぎ塾、つるかわ無料塾結い、(鎌ヶ谷みらい学習会=来年開始予定)

計24名の参加でした。

 

前半は、各団体の活動報告。

うちは「こんな塾ですよ」という報告よりも、この1年の取り組みや現在&今後の課題を共有しようということで資料を作っていきました。

 

今回は初めてお会いする団体さんもチラホラ。

こちらは今年できた杉並わっか塾さん(https://ameblo.jp/suginami-o-juku/)。

西荻窪で開催しています。生徒さんも講師ボランティアさんも募集中!

 

それから、無料塾ではないですが、無料塾や病気療養児の学習にも役立ててほしいと、映像で授業を配信しようと動いて下さっているCAMELさん(https://www.camel123.jp/)。

CAMELさんはお父さん(写真)と息子さんで運営されており、中野に拠点を持っています。

先日までこの活動のためにクラウドファンディングで資金集めをされており、そのサイトに中野よもぎ塾のコメントも掲載させて頂きました。

https://readyfor.jp/projects/camel123/announcements/89170

資金は目標の100万円に到達、たくさんの方が感心を寄せて下さっていることがわかります。ありがたいことです。

 

この日、自分の学校の授業のために遅れて参加してきたのが、夕暮れ学級さつき(https://satsuki-yuuguregakkyu.jimdo.com/)の代表さん。なんと、高校2年生の女の子です。

彼女は去年、高校1年生のときに無料塾を立ち上げて、小学生の学習支援をしています。

自分が塾に行きたくても行けなかったから……と。

こういう志の高い高校生たちがこれからの未来を担ってくれるのかと思うと心強いです。

よもぎ塾にも高校生サポーターが現在5名活躍してくれていますが、本当に頼もしい!

 

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後半は、全体・グループでのディスカッション。

無料塾が共通して抱える課題について、話し合いを行いました。

 

うちからは、10月に行われた全国大会で議題に上がった「代表が不在になっても塾は回るのか」という話題を持っていきました。

この全国大会での話題を受けて、よもぎ塾では代表が緊急で不在になったときにどう動くかというシミュレーションをして、システムをこしらえました。

代表がいないと回らないという無料塾は結構多いと思うのですが、急に「代表が今日行けない」となったときに、身動きがとれない状態になってしまうと、不利益を被るのは生徒たち……。

そうならないように、代表が急遽いなくなった!ということをイメージしておくことは大切だなと思ったのでした。

 

他には、講師ボランティアさんを集めるのに苦労している団体さんもチラホラ。

立地にもよるのだと思いますが、よもぎ塾ではサポーターさんが不足して困った時期がないので、たぶん、うちがやっているツイッターやブログの配信なんかは大事なんだろうなと思います。

 

あと、今回はいろんな無料塾の活動がずらっと並ぶ本を作ってはどうかという案が出てきました。

自費出版になると思うので、資金が問題ですが……(クラファンかな〜)。

そういうのがあれば、無料塾でボランティアしたいという人や、寄付を考えてくださっている人などにも役立つのかなと思います。無料塾を広めるためにも使える1冊になるでしょう。

そして本と言えば……無料塾代表で出版の仕事をしているのは私ひとり……。やるのであれば編集と執筆は担当させてもらいたいな。

 

 

ここに参加する多くの団体は、無料塾を広めるということにも意識を向けています。

それぞれ自分の仕事があったり、塾のタイプもさまざまだったりして、自分たちが規模を大きくするのは難しくても、無料塾を必要としている子どもたちはもっともっとたくさんいる。

よもぎ塾も、例年あっという間に定員オーバーとなって、他の無料塾を紹介させてもらっています。

通ってくる生徒たちも、自転車で30分以上かかる子や、電車を乗り換えて交通費をかけてくる子などがいるわけですが、もっと近くに通いやすい場所があればラクになるはずです。

新しい無料塾がどんどん立ち上がってくれば、その地域の子は遠くの無料塾に行かなくてよくなります。

そんなわけで、全国の無料塾とつながりを持ちながら、この活動を広めるために一緒にできることはないか、考えていきたいと思っています。