よもぎ塾4月22日のレポート | 無料塾「中野よもぎ塾」のブログ

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こんにちは、塾代表の大西ですにこ

周回遅れになってきましたが(汗)、4月22日の開催レポートをお届けします。

 

なんだか今年度は、部活の都合もあってか、生徒のお休みが多い感じです。

(お休みの連絡は必ず入れてくださいね!担当予定のサポーターが待っています!)

ほとんどの子が運動部に入っていますが、春の大会シーズン真っ盛りのようですね。

3年生は部活もあと数カ月なので、悔いのないようにやってほしいです。

 

学校の授業のほうはまだどの科目も、それほど難しいレベルのところまで行っていないので、引き続きよもぎ塾では前に進める子は予習のターン。

3年生たちとは、ぼちぼち進路の話もし始めています。

すでに「このあたりの高校かな」と考えている子もいます。

まだいくらでも変更可能なので、しっかり実力を上げながら様子を見ていきたいと思います。

3年生は学校の授業に沿って進めて行くのと同時に、1・2年生の復習と応用問題を、都立入試に即した形で進めて行くことになります。

英語の長文などはまだまだ手をつけるのが難しい状況ではありますが、今のうちに数学の大問1をしっかり対策しておいたり、地図や歴史の流れの確認をしておいたりということは必須です。

できないことをひとつずつツブしていきたいと思います。

 

※地図パズルはめちゃめちゃ役に立つ!

 

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この日の3時間目には、フランスのトゥールーズ市から日本の無料塾を視察に来た、大学講師の方にお話しをしてもらいました。

日本とフランスとで、中学や高校、大学はどう違うのか。

フランスの中学生たちも塾で勉強しているのか。などなど。

 

少し前、ネパールで学習支援をされている方に、ネパールの教育事情を話してもらったこともありましたが、フランスもネパールと同じで留年制度があるそうです。

つまり、学校に入っても学力が十分についていなければ、また同じ学年をやり直すことになるということです。

ネパールのお話しのときには「日本で良かったー!」と感想をもらした子がいましたが、さて、どちらがいいのでしょうね。

たとえば日本では、中学の勉強があまり身につかないまま高校に入ってしまって、そこで追いつけずにドロップアウトしてしまうという例も聞きます。受験のときだけ小手先で頑張っても、その先が続かないということもあるわけです。

(でも都立高校では、チャレンジスクールやエンカレッジスクールなど、しっかり学力の再構築ができるシステムもあります)

 

また、フランスは高校には誰でも入れるので、中学の頃に進学塾に通うということはほとんどないそうです。学校の勉強に少し遅れてしまいがちな子が補習のように通うのが一般的だとか。

 

私個人の意見としては、塾はそのスタンスであるべきで、今の日本のように、どの塾に通ったかや塾に行くか行かないかで進路にハッキリ差が出てくるようなことは、ちょっと行きすぎではないかと感じます。その前にもう少し教育のあり方を見直すべきではないか、教育格差を開かせない仕組みがつくられるべきではないか、と。

 

 

……こんなふうに、中学生のうちから他の国の学校や教育の話を聞いて、自分たちと比べてどうか考えてみるのも大切だなと思います。

今の中学生たちは確実に社会に出たとき、いろいろな国の人とともに仕事をすることになっていきます。そのときに、自分の土台をつくる教育が他の国と比べてどうなのかを知っておくと、自分たちに足りないものも見えてくるのかなと思います。