時代劇を見ない世代の子供たち | 無料塾「中野よもぎ塾」のブログ

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こんばんは、塾代表の大西ですニコニコ

皆さんは、時代劇って見たことありますか?

私の子供の頃は、「暴れん坊将軍」「大岡越前」「水戸黄門」「遠山の金さん」「鬼平犯科帳」「三匹が切る」「三代将軍家光」など、さまざまな時代劇がゴールデンタイムにレギュラー放送されていました。
なので、特に見たいと思わなくてもなんとなーく親が見てるから見ていたという人が、私世代ではまだ結構いるんですね。

それが、2011年12月、「水戸黄門」の終了をもって、地上波での時代劇レギュラー放送はNHK大河ドラマだけに。
(正確には、翌2012年4月まで、テレ東で「逃亡者おりん2」という番組がありましたが、長く親しまれた時代劇は「水戸黄門」で終わったと言っていいでしょう)
核家族がすっかり定着した現代において、おじいちゃんおばあちゃんから子供までが一緒に見る番組、というのに需要がなくなってしまったのが、時代劇が衰退した一因だと言われています。

その時期、私はある雑誌で時代劇の特集の編集を担当していたのですが、打ち合わせのときにこんな話になりました。

「俺たちって、何となく時代劇見てたから、たぶん江戸時代や歴史に対して抵抗があまりないんだよね。でも今の子たちってどうなんだろう」
「十手、奉行所、参勤交代、岡っ引き、廻船問屋、老中、若年寄、家老、キリシタン……なんて言葉も、きっとピンと来ないんじゃないかな……」

気になったので、そのとき中1だった家庭教師先の教え子に「岡っ引き、ってわかる?」と聞いてみたんですが、、、
「何それ」
でした汗
時代劇の存在は知っていても、見たことはないとのこと。

ひょえー。

だから、国語の授業で「奉る」なんて言葉が出てきても、「なんじゃそりゃ」ってなるんですよね。
新選組なんかは、題材としては面白いのに、歴史の授業ではほとんど触れませんし教科書にもチョロっとしか出てきませんので、子供たち、本当にピンと来ないみたいです。

結構、時代劇が与えてくれたものって大きかったのかも、とオトナになって改めて思った次第でした。

ということで……
代わりに時代劇マンガでも流行れば、もうちょっといろんなことを自然に学べるのにな~。