ミステリーはいかがですか? | 無料塾「中野よもぎ塾」のブログ

無料塾「中野よもぎ塾」のブログ

東京・中野区で中学生対象の無料塾を開催しています。

こんばんは、塾代表の大西ですニコニコ

今日はまたまた本の紹介。

私は小学生の頃から結構本は読んできたとは思うのですが、実はその半分くらいはミステリー小説だったりします。
今でもミステリーは大好き!
犯人は誰だろう……と推理したり、なぜこんな事件が起こってしまったの?と考えてみたり、小説に出てくる舞台に行ってみたいな~と思いを馳せたり。


今日は私が読んできたミステリー小説の中から、宮部みゆきさんの作品をピックアップしてみます。
いくつも読んできて、どれもとても面白かったので、1冊を選ぶのは難しいのですが……、代表作とも言えるのでしょうか、この1冊を挙げてみます。

魔術はささやく (新潮文庫)/新潮社

¥724
Amazon.co.jp


魔術はささやく』という作品ですが、これは主人公が高校生なので、中学生でも比較的読みやすいんじゃないかと思います。
あらすじは、出版社(新潮社)の紹介文から下記に引用します。

***
それぞれは社会面のありふれた記事だった。一人めはマンションの屋上から飛び降りた。二人めは地下鉄に飛び込んだ。そして三人めはタクシーの前に。何人たりとも相互の関連など想像し得べくもなく仕組まれた三つの死。さらに魔の手は四人めに伸びていた……。だが、逮捕されたタクシー運転手の甥、守は知らず知らず事件の真相に迫っていたのだった。
***

私は、宮部みゆきさんの作品を母から勧められていろいろ読むようになったのですが、共通して宮部さんの作品がいいなと思うのは、単に事件が起きてその謎を解く、というトリック解明の面白さだけではなく、事件が起こった背景や、関わっている人々の心情をとても丁寧に描いているところです。

読み終わって「スッキリ!」というよりは、少し切なくなったり、いろいろ考えさせられたり、なんだか胸にしっかり響いてくるんです。


宮部さんの作品では、他にも、SMAPの中井くんが出演して映画化された『模倣犯』(新潮文庫)、女子高校生が犯罪に巻き込まれる『レベル7』(新潮文庫)、超能力を持っているという少年たちが出てくる『龍は眠る』(新潮文庫)、高校球児の死を巡るお話『パーフェクト・ブルー』(創元推理文庫)などが印象的でした。

(「模倣犯」の映画には、私の好きな津田寛治さんが出ていたのも嬉しかったです!)

また、時代小説の入り口としては『本所深川ふしぎ草紙』(新潮文庫)や『初ものがたり』(PHP文芸文庫)なんかも良いと思います。


まだミステリー小説を読んだことがない……という人でも、スリリングな展開と感情が引き込まれる文章でとても読みやすいと思いますので、ぜひ手にとってみてください!