大宮夫婦 ラーメン食べよ? «後編» | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!





寝室のドアをパッと開けて、おじさんの転がるベッドにドスンと乗った。

ふわりと俺を見る柔らかい顔に、同じように笑いかけて言う。


「ねぇ、ラーメン食べに行こうよ」


優しいアンタは俺の誘いを断ったりしないから。


「なんか、ガイジンさんのやってるラーメン屋さんあるんだって。面白そうだから行ってみようよ」
「んじゃ、行ってみるか」
「うん」



あの日のラーメンは、ネタになるような面白い味でもなく、普通に美味しかったよね。

値段はかわいくなかったけど。

ネタになるからいいじゃんって言った俺に「払ったの俺だかんな!」って、ちょっとコントみたいな顔してたね。




あの日のこと思い出すと、ちょっと笑えてくるんだ。




俺たち、またあんなふうな時間を持てるのかな?

それっていつなんだろうね?


アンタの夏休みに俺はたまには合流出来る?


きっとみんなついてきちゃうけど、いいよね。

その日は嵐の夏休みにしちゃえば。





そんなこと思うんだ。



















「なぁ」

「なぁ」

「なぁって。おい、和也」



すっかり思い出の中に居た俺。

ゆらゆら揺らされて、見えたのは智の顔。


「出前の兄ちゃんどこ?」
「ん?...ああ、いつもの一通で迷ってる」
「マジ?あ、ほんとだ」

俺のスマホには出前の兄ちゃんの足跡。

じーっと横からその画面を見てる智は少し笑ってる。

俺もこれ見てるの好きなんだけど、この人も好きなんだよね。


ほら、こんな所も俺たちはひどく似てる。




届いたラーメンは担々麺と味噌ラーメン。


あの日のラーメンとは違うけど、俺達にはいつもの味で、1番落ち着く味。


ズルズルすする俺たちの目線の先には、きっちりスーツを着こなした我らがキャスター翔さん。

ビジュアルも最高で、智は「翔くんやっぱりカッコイイよなぁ」なんて、親みたいな顔してる。


「年越しそばじゃなくて、なんつーんだろうなこういうの」
「てか、蕎麦じゃないよね?」
「中華そばって言うんだから良いだろ?」
「あー、まあ、そうっすね」
「んで、なんつーのこういうの」


また、変なことにこだわり出したよ。
この人納得いくまでこの口尖らせた顔してんだろうなぁ。


「んー、改元越し?そば?」
「あー」
「なに?不満?」
「いや、そんでいいや」


ズルズルと麺をすする音だけが響いた。


改元って瞬間。

画面の翔さんを見ていたら、グループメールがブイブイと鳴りだした。


「改元おめでとーう!!」
「翔ちゃんお疲れ様ー!
改元おめでとー!!!」
「あ、翔さんお疲れ様」


潤くんも、相葉さんも楽しそう。


俺と智もメールを送って、それからチュッとキスをして「令和もよろしく」って言い合った。


画面の花火も綺麗で、俺たちはまだ丼に残ってる麺をすすった。





おしまい( * ॑꒳ ॑*)