☆大宮バレンタイン企画☆
M販売員さま
R所長さま
R*さま
R*さま
楽しい企画をありがとうございます♡
滑り込みで参加出来て良かったー♡
企画、運営お疲れ様です( * ॑꒳ ॑*)
しばらくむふむふ楽しもうと思ってます♡
↑ここまでごっそり消えてた( ̄▽ ̄;)
《しばわんこのバレンタイン♡》
「えっと.....んー?どこだっけ…」
カズがさっきからローテーブルの下でゴソゴソしてる。
テトさんはベランダのそばの陽のあたるカーペットの上で丸くなって寝てる。
太陽はだいぶ低くなって、たぶんもうすぐ夕日ってじゅんが呼ぶ赤い太陽にかわるんだ。
「あったー!!」
カズの大きな声にテトさんがちょっとビクッとしたけどそのまま寝てるから、オイラもテトさんのお腹にくっついて寝てた。
「サトー、ねーサトシー、起きて?」
ちゅっ♡
カズの声は聞こえてたけど、寝たふりしてようと思ってたら、オイラのほっぺに柔らかいものがムチュッとくっついて離れてって。
ぱっと目を開けると少しだけ口を尖らせたカズがオイラを見てた。
「起きた♡」
嬉しそうに笑うカズに、オイラの頬もゆるむ。
「どした?」
「これこれ!」
「んー?」
カズがずいっとオイラに差し出したのは、こないだじゅんとしょーちゃんとまーくんが遊んでた四角い硬い紙。
「これ、サトシに似てるよね?」
カズが指さすのはダサいおじさんみたいなオトコ。....なんだっけ、しょーちゃんがオタクじゃんって言ってたヤツ。
オイラからしたら、その前にいる短いスカートのオンナのヒトがカズに似てると思う。
そう言うと、そうかなぁって言ってカズは顔をペタペタ触ってる。
「あ!!」
「えっ!!!」
オイラの大きい声にビクッとして、オイラより大きい声を出したカズ。
目がまん丸で可愛い。
ビクッとしながらもオイラの腕をぎゅって握ってるのも可愛い。
チューしたくなったけど、思い出したことをカズに言うと、すぐに見に行こうって言うから、じゅんのガラクタ入れをガサガサ探る。
あれじゃない、これじゃないって色々引っ張りだしてみて、やっと見つかった。
「これこれ!」
「あ!」
「な?」
「うん。似てるねー」
「だろ?」
「....サトシ?着る?」
「うん。明日な」
ワクワクしながら話してると、もう着てみたい顔をしてるカズ。
だけど、今日はじゅんがチョコくれるって言ってたから、明日のが良いかなって。
またちょっと拗ねた顔してるカズが、やっぱり可愛い。
オイラ、カズのこと好きすぎるよなー。
「カズ」
「うん...」
ぎゅーっと抱きしめたら、カズが少し苦しそうに笑って「明日ね」って言ってくれた。
楽しくなってぎゅうぎゅうしてたら、玄関が開いてじゅんが帰ってきた。
「ただいまー」
「おかえりじゅんくん」
「おかえりー、ずん」
じゅんって言えなかったオイラ。
カズはめっちゃ笑ってる。
「サトシ、相変わらずだな」
じゅんも笑って。
コートを脱いで手を洗うと、オイラたちの前に座って、箱からポロッと出したソレ。
「ほら、バレンタインだからな。2人でわけっこすんだぞ」
そう言ってオイラ達に渡してくれた。
2人で伸び上がって腕を伸ばして受け取った。
「ねー、サト。バレンタインってなに?」
「なんだっけ?」
「まーいっか」
「まーいっか」
受け取ったオイラ達には大きなチョコ。
イチゴ味のとこと、普通のチョコのとこがあってオイラもカズも大好きなチョコ。
「お前ら覚えとけよ。今日は大好きな人や大好きな友達にチョコあげる日なんだぞ」
じゅんがなんか言ってたけど、オイラとカズは両側からペロっとチョコを舐めるのに必死だった。
「サトシー。明日もチョコ貰えるといいね」
「そうだなー。」
おしまい♡
作画 AMNちゃん♡
いつもありがとうー( * ´ ³`)