大宮夫婦 結婚しようよ 59 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!





また泣けちゃって、さとしはカッコよく笑ってるのに、俺はもう泣けて泣けて仕方なくて。



「泣くなよ。おいらはかずの笑ってる顔が好きなんだから、笑ってハイって言えよ」



もう、なんなのさ。

気持ちが追いつかないよ。


優しく俺を見つめてるさとしを見て、どうしてもハイって言う前に言いたいことがあった。



「どうして?俺、さとしを裏切ったのに...」



一瞬、さとしの眉がピクリと動いて。

だけど、優しい顔のままさとしは言った。



「何があっても、どんな時でも、かずはおいらの大事な人だから。それは絶対変わんねぇ」

「でも俺....」

「言わなくていい」



ボロボロに泣いてる俺の唇にさとしの熱い唇が重なった。


何度も何度もふわりと重なって、はむっと食まれて。

合わさる唇の隙間から、掠れたさとしの声が聞こえる。



「かず....和也、愛してる。おいらの和也、愛してる....」



何度も何度も囁くように言ってくれるから、どんどん身体が熱くなる。


優しいキスなのに息が上がって。


その背中のシャツをそっと握った。


その途端、また強く抱きしめられて何度も何度も名前を呼ばれて。



「さと....」

「和也...俺と結婚するだろ?」

「................ハイ」



もう、強がることなんて出来なかった。

俺なんかじゃダメなんだけど、それでもこの人が俺を欲しいって求めてくれるなら、俺の全部をあげたいと思う。


この人を裏切ったかもしれない俺でも、欲しいってバカじゃないのって思うけど、もっと良い人いるでしょって思うけど、でも俺だってさとしのこと好きなんだ。


自分のことよりさとしのほうが大事で、どうしようもなく惹かれる。



「さとし....好きだよ」

「ん...」



俺の声を飲み込んでしまうようなキスが、俺の頭の中までトロトロに蕩けさせていく。




「かず.....抱きたい」

「.....いい...よ」

「ごめん....余裕ない。ここでいいか?」

「うん」



俺を抱きしめてソファーの前の柔らかいラグにそっと横たえたさとし。


優しく覆いかぶさって俺を見つめる目は、少しだけ涙が光って見えて、さとしの熱い唇が、俺のに重なった。