happiness 194 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!





風呂のドアの音でかずが風呂に入ったのを確認して、脱衣所を覗くと磨りガラスにかずの姿が写ってた。



リビングを片付けて、寝る準備しないとなってまたキッチンの前を通ると、もう相葉さんと櫻井さんの姿は無かった。


ホッとして、スケッチブックを片付ける。

それから2階のかずの部屋に布団を敷いて、自分のパジャマ替わりのスウェットと下着を持って1階におりていく。


ちょうど風呂から出てきたかずの髪を乾かして、先に2階に行かせて風呂に入った。




ざぶんと湯に浸かって顔をゴシゴシして上がる湯気を見てたら、磨りガラスの向こうの相葉さんと櫻井さんのが聞こえた気がして、ブルブルっと頭を振った。



正直言って刺激が強すぎるし、あんなにところ構わずイチャイチャされてたらキツイなって思う。

大野くんたちもキスくらいしてもいいよとか言われても、俺とかずはキスもままならないなんて言えないし。

いや、言うつもりもないけど...てか、人前でキスする趣味は無いからね。


それに俺は自分の欲を我慢すればいいけど、かずはどうなんだ?


また変になったりしないのか?

なんか影響あるんじゃないかって、こんなことばっか考えるのも過保護ってことなんかな。


色々考えてちょっとのぼせそうになって、ザッと頭と身体をを洗って風呂を出た。



髪を乾かしながら、前に相葉さんの部屋から潤と寝てる時の声が聞こえてきたことあったよなぁって思い出して、まさかな?とか思う。


こんなことばっか考えるとか、俺、欲求不満なのか。

なんとなくガクッとしたままでかずの部屋に行った。







「かず、風呂出たよ」

「......」



かずは部屋の入口に背中を向けて、窓のそばに座ってた。

俺の声に、ピクリとも動かない。

なんか、怒ってるのか?


カーテンが中途半端に開いてて、たぶん外を見てたんだろうなって思う。


部屋が明るいから窓の外は暗く見えるだけなんだけど、それでもかずはよく窓のそばにいた。


何か怒ってるのかもしれないけど、窓のそばは冷えるから風邪ひかないかって気になって。

かずの肩に触れるとやっぱり少し冷えてて、そっと腰に手を置いて布団に誘導する。


「寝ようか」

「.........」


いつもならすんなり動いて並んで手を繋いで寝るのに、今日のかずはいつもと違った。

返事もしないで、布団に入るのを渋るようにノロノロと動く。

布団に入ると俺に背を向けて横になった。



「かず?」

「.........」



返事の無いままその背が少し丸くなった。

全身で俺を拒否してるような背中。


相葉さんと櫻井さんのあれは、やっぱり刺激が強すぎたのか。



少しだけ、俺に気持ちを開き始めてくれてたような気がしてたけど、そうでもなかったのか?

それとも、これもかずの中のモヤモヤなのか?


どうしてやればかずが安心するのかなんて、俺にはわからない。

櫻井さんが薬をマグカップに入れるあの姿が瞼に浮かぶ。


俺は?

かずの背中を見ながら考えた。




「かず」


出てきた声はちょっと低くて、かずがビクッとした。



「俺はずっとかずのそばに居るから」

「........」



伝えたいことはいっぱいあったけど言えなくて、守りたいって気持ちが伝わればいいなと思った。

どんな時でもそばに居る。
俺のこと頼ってほしいって気持ち、伝わるといいなと思った。


やっぱり返事は無かったけど、丸い背中の硬い空気が薄くなった。



「おやすみ、かず」


俺はかずの後ろで、かずの金色の髪を見ながら横になってた。

しばらくするとかずが小さく身じろぎして俺の方を向くと、寄り添うように近づいて目を閉じた。


少しだけかずの方に頭を傾けて、俺も目を閉じた。


すぐにかずの小さな寝息が聞こえてくる。


心配してた相葉さんたちの声は聞こえてこなくて、かずの寝息に誘われるように俺も朝までぐっすり眠った。