happiness 184 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!





いつものカウンセリングルームに入ると、椅子に座るように促される。


椅子に座ると、何があったのか教えてくださいって言われた。



覚えていることを一つずつちゃんと話すように気をつけて、時々挟まれる質問に答えながら暴れる少し前からかずが翌日以降起きたあとのことまでを話した。



「分かりました」


静かに先生がそう言って、その後でかずの行動を説明された。


「 今までは自分を傷つける自傷行為だけで済んでいました。今回の決定的な違いは、人に対しての衝動的な攻撃行為です。
これが他者に対してなら症状が進行していると判断するけれども、もしかしたら信頼する人だからこそ攻撃するのかもしれない。だとすると二宮くんはあなたに対して相当な信頼もしくは愛情を持っていると考えられる」



途中でわかりにくい言葉もあったけど、それでも聞き漏らさないように注意して聞いてた。



「ただ、攻撃したことの記憶が無いことを思うと、本当に衝動的だから、自分で感情のコントロールをすることが出来ないと思う。
今後も自傷行為はあると思うし、もしかしたらあなたに対する攻撃的な行動もあるかもしれない。感情を少し抑えるためのお薬の治療を増やした方がいいかもしれないね」



感情を少し抑える薬って、どんな風になるんだ?

続いた先生の言葉にドキッとした。



「自傷行為だけで済むなら、自宅で療養が可能だけれども、他害行為は強制入院の対象になるから精神科へ入院が必要になります」




自傷行為と他害行為は違うって言った先生の言葉。
入院になるって言葉が頭に残った。


話を聞きながらやっぱり相葉さんのことも思い出しちゃって、相葉さんとかずの違いはそこなんだって気づいた。


先生が、だから今の二宮さんにはお薬での治療が必要ですって言ったから。


櫻井さんの病院に行った方がいいって言葉も、改めて納得できた。


それから先生は普段の生活で気をつけることについて話してくれて、俺は細かく色々質問をした。



「なるべくいつも通りに生活するのがいい。過保護にしすぎると二宮さんが不安になります。逆に放置するのも良くない」

「大きい声とかはダメですか?」

「いえ。困ったことをした時、必要な時には叱っていい。大きい声がダメということもないです」

「あの、かずが俺を無視することがあるんですけど、無視すんなよって言うのは大丈夫ですか?」

「なるべく言わず、無視されたという気持ちを持たないことです。彼は無視しているという感覚はないから。あなたの反応を見ているだけです。」

「あ、あと俺、絵を描くんですけどそん時つい夢中になって周りのこと忘れちゃう時があるんですけど、それってマズイですか?かずがその間にフラッと家から出かけたりとかしたらヤバイのかな」


俺の質問に少し呆れたように笑った先生が穏やかに答える。


「子どもではないので、そこまで心配することもないです。過保護になり過ぎず、彼の自由を尊重してあげてください」



それから薬の説明を受けて、何かあったら電話してくださいって言われてカウンセリングルームから出た。



かずは待合室に置いてあった画集を見てた。


優しい風景画が描かれたそれ。

膝の上に乗せてゆっくりとページをめくるかずにお待たせって声をかけたら、自然な仕草で俺を見上げた。



それが、嬉しかった。



受付のお姉さんに呼ばれて行くと、処方箋と診察券を渡されて次回の予約はそのままですって言われた。


それを持って、かずと隣の調剤薬局で処方箋を出すと、すぐに少し増えた薬を用意してくれて、飲み方の注意を受ける。


お大事にって優しく笑うおじいちゃんみたいな薬剤師さんにペコッとお辞儀をして外に出た。



外は寒いけどいい天気で、疲れてないか聞くと大丈夫って答えたから、また電車に乗る。


駅に着くとハンバーガー食べたいって言ったかず。
駅前の大きなチェーン店でハンバーガーを食べて帰ることにした。


かずはチーズバーガーのセット、俺はテリヤキバーガー。


かずは食べきれなかったポテトを俺の方にスッとよこして知らん顔してたから、俺もお腹いっぱいだったけど頑張って食べたら苦しくなった。



海を見ながら坂を登って、かずとシェアハウスに帰った。