happiness 145 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!



深呼吸を繰り返して、ぎゅっと目を瞑った。


かずを想う気持ちで櫻井さんに負けたくない。

勝ち負けじゃないけど、同じように苦しむ人を好きになった男として、俺だけウジウジしてらんない。


櫻井さんは大人で、俺はまだまだガキみたいなんだろうけど、それでもかずを守りたい、支えたいから。


深く吸った息をゆっくり吐いて、トイレから出た。


もう電気の消えた洗面所で布巾を取って、台所に戻る。


潤はいなくて、俺はさっさと食器を拭いた。


乾いた食器を片付けながら、櫻井さんの背中を思い出す。


櫻井さんと同じようにはなれないけど、俺らしくかずを支えたい。

櫻井さんのことちゃんと見よう。


今まではちょっと変な人だと思ってたから、あんまりよく見てなかったし、話もちゃんと聞いてなかった。


ズレてるし、どこまで真面目なんだかよく分かんないし、正直言って頼りになんかしてなかった。


だけど、あの背中が違うって教えてくれた。


すぐにイチャついて、かずのことを後回しにするし、相葉さんのことしか見てないし、何なんだよこの人って思ってた。


でも、そうじゃなかった。


俺がかずを優先するように、櫻井さんは相葉さんを優先する。


俺が気づかなかっただけ。


櫻井さんは、どんな風に相葉さんに接してた?

どんな風にしたら、安心して頼ってもらえる?



ただ焦ってイライラしてたから、周りなんて見えてなかったんだ。


かずを好きな自分のことしか見てなかったから、かずの気持ちもわかんなくなった。


櫻井さんのこと、ちゃんと見よう。

櫻井さんと相葉さんのことも、考えよう。


かずを守るなら、かずを支えたいなら、自分の気持ちばっかりじゃダメなんだ。


ぐっと拳を握って、自分に気合を入れる。




ソファーで待ってるはずのかずを迎えに行ったら、そこはもぬけの殻で、小さなブランケットだけが残されてた。



「相葉さんのところか...」


小さく呟いた声は、びっくりするほど落ち着いてる。


俺の中で何かが変わった。
さっきまでと違う。



トントンと階段をのぼった先、かずは相葉さんの部屋の前で、さっきと同じように小さく踞ってた。