「お前、バカって」
「もー、バカバカっ!しょーちゃんのドS変態仮面っ!!」
「ドS変態仮面.....」
真っ赤な顔して枕で俺をぽすぽす叩いてるカズ。
本当に可愛い。
力が弱いのと叩いたりっていう攻撃的なことが苦手なカズだから、叩かれても痛くないんだよなぁ。
そんでちょっと息切らしてるし。
やっぱ、イったばっかだから身体も怠いんだろうな。
もう疲れちゃって枕を抱きしめて、転がっちゃってるし。
「あー、マジ可愛い。もう一回してもいい?」
「はぁ?ばっ..バカじゃないのっ!....も...ちょっ...やっ.....ああっ...」
「あれ?感じてる?」
「んっ....やぁ....しょちゃ......ばかぁ...」
あんまり可愛いから枕を取り上げてポイッと投げて、かずの首筋に顔を埋めてキスをした。
ちょっと揶揄うつもりだったんだけど、カズが甘い声を漏らしたから俺のも元気になっちゃって、そのままもう1回戦してしまった。
体力のないカズは最後に達した時に意識を飛ばしてしまって、あんなに色っぽく乱れたのが嘘みたいに、あどけない顔で眠ってる。
中で放ってしまったから、綺麗にしてやらなくちゃいけないし、シーツも替えないと明日カズに怒られる。
眠るカズをリビングのソファーに移して、とりあえず風呂のお湯を溜めながら、シーツを剥がして洗濯機に放り込む。
洗剤を入れてボタンを押したら後は乾燥まで全自動だ。俺にだってこれくらいはできる。
新しいシーツをなんとかベッドに被せ終わったら、風呂のお湯が溜まったと、お知らせのメロディが鳴った。