あなたが好き 20 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!




俺を引っぱったのはヒナで。

さとしはヨコに捕まってる。



「ほんま、頼むわ。うちでチューはやめてくれ」

「そうやで、どんな顔しとったらええのかわからんわ」

「ごめん」

「うるせえな」



心底困った顔のヨコと、俺を羽交い絞めにしてるヒナの困った時の声に、なんとなく申し訳なくなって謝ったら、俺の向かい側でヨコに捕まってるさとしがムッとしてる。



「さとし?」

「あー!もう、ニノはほんまにおーちゃん好きやなあ」

「なっ!何言ってんの!」

「お前が1番に気にすんのは、いっつもおーちゃんのことやないか」

「そっ、そんなことっ」

「あるやろ?」

「.............」

「ニノ~。素直に言いや」



羽交い締めの姿勢から、後ろから抱きしめられるみたいな姿勢で、顔を覗き込まれてなんか恥ずかしくて困る。


さとしのこと、好きなのなんて俺にとっては当たり前のことだし、いつだってさとしが1番なのもやっぱり当たり前で。


だけど、それをこうやって言われると、俺がさとしにベタ惚れって言われてるみたいで、すごい恥ずかしい。


あーもう、耳が赤くなってるのが自分でもわかる。恥ずいー!

堪らなくなって、俯いたらさとしの低い声が聞こえた。



「ヒナ.....お前、誰のモン触ってんだ」

「へ?」

「それは、俺の。触っていいのも、抱きしめていいのも、俺だけだから」

「おーちゃん.....」

「そいつ、放せよ」



笑ってるのに、低くて本気の声。

ヒナが困惑しながらも、ちょっとだけ怯えてるのがわかる。


それでも俺を放す前


「ニノは、そんでええんか?幸せなん?」


優しい声で、小さい頃から知ってる声で言ってくれるから、たまにはちゃんと答えるよ。


「ありがとな、ヒナ。俺は、ずっとさとしのなんだよ。それが俺の幸せで、1番欲しい物だから大丈夫」

「そっか、ほんならええわ」


スッと放された腕。

振り返って、ほっぺにチュッてした。



「かずっ!!」



怒ったさとしにグイッと抱きしめられたけど、いいでしょ?たまにはね?


だって、ヒナも大事な幼なじみだから。