あなたが好き 15 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!



勝手なこと言って、勝手に納得したみたいな顔して、勝手に出て行こうとしてるかずを捕まえた。



「待てよ」

「なによ?」

「なによ?じゃねえ」

「あなた、何も言わなかったじゃない。それが答えなんでしょ?」

「違うわ!お前は、なんでそんなにせっかちなんだよ。少しくらい、ゆっくり考えさせろ」

「考えなきゃいけないくらいなら、むりでしょ?それくらいの気持ちなら、どうせダメになるよ」

「お前、なんでそんななんだ」

「そんなって?」

「なんつーの?余裕ないっつーか、せっかちすぎるだろ?」

「そんなこと.....」


なんとなく困った顔をしたかず。

ここが、正念場だ。
今、納得してくれなかったら、たぶんかずの俺に対する信頼は崩れさる。


そしたら一生かけても、もう俺をちゃんと信頼してくれることはないだろう。


俺を全面的に信じて、受け入れて、常に俺の味方だったかず。

そんな信頼の寄せ方を、こいつが他の誰かに見せることは無い。


家族とメンバーくらいなもんだろ。


それでも俺に対するそれは、素直じゃないかずの独占欲を含んで、やっぱり特別なんだよ。


俺は、その優しい空気にいつも包まれて生きてきたんだ。

こいつと出会って、文字通り恋に落ちて、それからずっとずっと、こいつの重いくらいの愛に包まれて生きてきたんだよ。



今さら、勝手なこと言ってんなよ。

俺のこと放り出すんか?



そんなの



そんなこと




「..........許さねえ」

「え?」

「許さねえ」

「は?なに?」

「俺のこと、今さら放り出すとか、許さねえ。かずがいないと居られないくらい、お前の愛情で甘やかしといて、今さら1人にするなんて、絶対、許さねえ」

「そ.....んな......の..」

「お前が嫌でも、俺は離れないからな」

「おーのさ...」

「だから!さとしだろ!!」



ポロポロポロッと飴色の瞳から透明な雫がこぼれ落ちる。


なあ、何考えてんだ?

なんで俺と離れようと思った?


いつもなら、感情の揺れる目が、今日は驚くほど色が無くて、泣いてることよりもその事に驚く。



「お前は天邪鬼だし、わかりにくい話し方するけど、俺にはいつもちゃんとわかるように言ってくれてたじゃんか」

「...........」

「やっぱ俺のこと、嫌いになったんか?だから、もう話すのも嫌だってことなのか?」

「.......ら...ない.....」

「え?.....なに?.....」

「嫌いじゃない.....嫌いになんかならない....なれなかった........」




お前、今なんて言った?