あなたが好き 14 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!




とりあえず翔くんの機嫌は直ったようで、相葉ちゃんの腰を抱いてる。



相葉ちゃんがヨコくんに抱きついた拍子に突然自由になったニノは、フラついたところをヒナくんに支えられて、そのまま肩を抱かれて話してる。


ヒナくんが二ノに何かを言った。


「違う。そうじゃないよ」


二ノは酔ってるのか、ヒナくんの胸元のシャツをギュッと握って、腕の中に抱かれるような格好で話をしてる。


なんとなくどす黒いオーラが漂ってる気がして、嫌なんだけど怖いもの見たさみたいな気持ちで振り向いたら、おーちゃんが見たことないくらい怖い顔してニノを見てた。


おーちゃんを羽交い締めにしてた潤くんの腕は緩んでて、チラッと潤くんに視線を送ったおーちゃんに、潤くんが怯んだのがわかる。


ビクッとしたあと、あ〜あって顔になって、こめかみをグリグリした。


翔くんと相葉ちゃんは、なんかイチャコラしてるけど、この空気に気づかない櫻井翔じゃない。


相葉ちゃんを一旦ヨコくんに預けて、おーちゃんの後ろにさり気なくスタンバイする。


なにかあったら、間に入るつもりなんだろう。



ヒナくんもそんな翔くんに気づいて、小さく頷いていた。





「かず.....」


呼びかけたおーちゃんの声はあまりにも低かった。


聞こえてるはずなのに、ニノは返事をしない。
おーちゃんを見ない。


「かず.......、俺のこと嫌いか?」


おーちゃん!

それは、あまりにもストレートすぎるでしょ?


天邪鬼な二ノにそんな事言ったら、余計拗れるんじゃないの?いや、天邪鬼だから、その方がいいのか?


あー、もうわかんない。
俺、なんでここにいるんだろうとか、疑問に思えてくる。


「おーのさん.....」

「..........」

「今度は、あなたが返事しないの?」

「..........」

「おーのさん、少し距離置きませんか?」

「..........」

「嫌だって言わないって事は、同意してくれたと思っていいんですよね?」

「..........」

「ありがとう、おーのさん。俺、しばらく自分の部屋で暮らします。おーのさん、ごめんね。うちには来ないでください」

「..........」

「じゃあ、そうゆうことで決まりね。潤くん、翔さんごめんなさい。俺のワガママで振り回しちゃったね」





どうなってるんだ?


これって、もう別れるってことなのか?


距離を置きたいなんて、別れたい時の常套手段だろ?


なんでおーちゃんは、なんにも言わないんだろう?

誰がどう見ても、おーちゃんは二ノにベタ惚れなのに。


ちょっとでもニノが他のやつに触れたらそれだけで機嫌が悪くなるほどなのに。


なんにも言わないおーちゃんと、呆然としてる潤くんと翔くん。


相葉ちゃんは、疑問!って、顔にかいてあるし。


ヒナくんの眉間のシワは今世紀一番の深さを見せて、ヨコくんは口がぽかーんと開いてる。




「なんか、変な空気にしてごめんね。俺、今日は帰るわ」


そう言って、ニット帽とジャンパーを羽織ったニノは、肩からカバンをかけてサッとリビングのドアを開けようとした。



開けようとして


おーちゃんの腕の中に、抱きとめられた。