大宮夫婦の年越し 28 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!



お茶と羊羹に手を伸ばそうとしたら、ぺたんとひっついて甘えてくるひまわり。


ふわんと女の子の甘い匂い。

やっぱり、そらの匂いとは少しだけ違うんだよね。



「なに?食べたい?」

「まぁまー」



ニコニコ笑って、今度は羊羹の方を向いてコタツに手をかけてる。


本当に可愛いな。


「ひまわり、ちょっと待ってね。小さくしたら、あげるからね」


さとしの膝の上のそらもソワソワしちゃって、お尻を浮かせてバウンドしてる。


「わかったわかった。お前にもやるから、ちょっと待ってろ」

「ぱっぱー」


嬉しそうに羊羹を見つめるそら。



それぞれ子どもに羊羹を食べさせながら、ふふって笑う。


はあーーー、幸せだわ。




したら、さとしがボソッと話し出して



「やっぱりコタツ良いよなあ」

「置きたいの?」

「うーん。迷うんだよなあ」

「動けなくなるから?」

「そう。ただでさえ床暖で気持ちいいのに、コタツなんか置いたら2度と動けねえ気がする」

「ふふ。じゃあ止めとくしかないよね」

「そうなんだけどさー」



クスッと笑う声がして、さとしの母さんが



「冬になると、いつも同じ会話してるわよね」

「本当に飽きないのね」

「ね。毎年同じ会話して、同じようにいちゃいちゃして、変わらないわよね。2人とも」

「ね」



なんか、恥ずいな。



「そらとひまわり、どうだった?」

「ん?いい子だったわよ」

「いつも通り、ちゃんと食べて寝て遊んで、元気にしてたからね」

「あ、でもねえ。紅白の日は何故か寝なくて起きてたのよ。あの日、お昼寝しっかりしてたからかしらね」

「そうそう。まー、ぱーってTV見て言ってたわよね」

「お返事しないから、不思議そうな顔してたのが、可愛かったわよねえ」

「ねえー」



母さん達が盛り上がって話してるのを聞いてて、ちょっと切なくなる。


そういえば、この2人は生放送の俺たちをまだ、よくわかってないんだよね。


クリスマスの頃の生放送の歌番組も、不思議そうにしてたって聞いた。


今回は、ちょこちょこ出てくるから、余計に不思議だったのかもね。




「あ。そういえば、また2、3日でライブよね」

「あー、うん」

「今度は家で預かるわ。うちで2人でみてるから、安心してライブ行きなさいね」

「あ、今度は母さんとこなの?うん。いつもありがとう」

「ありがとうございます」

「なによ、ふたりして。気にしなくていいわよ。孫が見れただけでも幸せなんだから」

「そうよね」



嬉しそうに笑ってくれる母さん達。


沢山の人に支えられていることを、1番近くにいる人達から教えられてる。



目の前にあることを一生懸命しよう。

改めて思った。



さとしは、優しい良い顔してた。