相葉ちゃんと一緒のベッドで寝たって聞いて、カッときたけど、あん時は和だって限界だったんだし仕方ないって思った。
思ったけど。
だけど、おいらのせいでもあるんだよな。
おいらが和を不安にさせたから。
おいらが和を繋ぎ止めておけなかったから。
それでもやっぱ、あんな風に手を取り合って、見つめあったりされるとさあ、面白くないじゃん?
相葉ちゃん達が帰っていったあと、和とソファーに座ったら、急に色々ムカついてきちゃって、黙ってたら和が心配しておいらのことじっと見る。
気分悪いって言ったら、熱測ろって。
そうじゃないよ。
お前の意識が、少しでも他の誰かに向くのが嫌なんだよ。
子どもみたいだけど、お前にはいつもおいらのこと考えててほしい。
そう思ってるのに、何だよ。
楽しそうにふふって笑う和。
何考えて笑ったの?
おいらのことか?
それとも、また相葉ちゃんのことでも思い出した?
気づいたら和をソファーに押し倒して、上から見下ろしてた。
びっくりした顔でおいらを見上げる和。
なんでそんな顔まで可愛いんだよ。
キョトンとして、目がくりくりで。
なのに、ちょっと怖いのか目がうるうるしてて。
なんか、色々そそられる。
「さと....し?怒って.....るの?」
その目はダメだ。
少し赤く染まる目元。
潤んで溢れそうな涙。
「和が悪い」
「なんで....」
「お仕置きする」
「な....で?....」
ポロリと溢れた涙を舐めてやる。
不安そうなのに、甘えるように見上げる顔が堪らない。
「覚悟して」
驚いて開いた口を、おいらの唇でふさいだ。
荒々しく口の中を愛撫していくと、和の身体から力が抜けていく。
散々舌をすって絡めて、和の息が上がる頃、唇を離した。
真っ赤な顔でおいらをポーッと見あげる和。
「和、脱いで」
「え?」
「全部脱いで、裸になって」
「え?....やだ」
「和、忘れた?お仕置きだよ」
目を見開いておいらを見てる和が、ふんわりした下唇を少し噛んで、諦めたように1枚ずつ服を脱ぎ始めた。