大宮夫婦の年越し 20 | 大宮さんと一緒 。。。

大宮さんと一緒 。。。

大宮さんの妄想BL小説です。
色々、大丈夫な方のみお読み下さい。

にのちゃん大好き♡嵐さん大好き♡

大宮さんに癒されて、ドキドキして、毎日幸せ。

嵐のみなさんずーっと、幸せをありがとうございます!



柔らかく腰を撫でられる。


じんわり温かくて、気持ちいい。


そっと目を開けると、窓の外はもう夕焼け色に染まってて、身体は少しダルいけど想像してたより軽い。




「ん?かず起きたか」

「うん。おはよ。....撫でてくれてたの?」

「おう」



横向きに寝てる俺の抱き枕みたいになってるさとしが、右手で俺の腰を優しく撫でてくれていて、気持ちよくてうっとりする。



身体を少しだけ離して、俺の顔を見るさとし。


なんでそんなに優しい顔してるの?

目を見るだけで、俺のこと大好きってわかるよ。


ねぇ、そんなに甘やかさないでよ。


あんたの愛が無くちゃ生きていけないのに、そんなに愛しいって目で俺のこと見つめるなんて、俺どうすればいいの?



どうやって、あんたの気持ちに応えたらいいの?



愛されてるのに

どうしようもなく幸せなのに



スリスリとさとしの首筋に頬を擦りつけるように甘えてしまう。


ギュッと抱きしめて欲しい。



幸せを感じれば感じるほど。

愛されれば、愛されるほど。


幸せと一緒に、少しの不安が積もっていく。




「かず....」

「.....ん」

「ギューしよう」

「牛?」

「バーカ」

「ふふっ」

「する?」

「....する」



優しく腰を撫でていた手を、抱きよせる形に変えて、優しいのに力強く抱きしめてくれる。


その手から、抱きよせられたさとしの身体から、俺のことを愛してるって伝わってくる。



ねぇ、さとし。


あんたの気持ちは揺れないの?

不安にならないの?



ねぇ、さとし。


俺の気持ち、ちゃんと伝わってる?

あんたを愛してる。

メンドクサイ俺のこと、いつもいつも宝物みたいに大切にしてくれる。


だけど、俺の宝物はさとしだよ。


そらとひまわりも大切だし、宝物だけど。

ごめんね。


さとしには敵わない。


さとしは、俺の全てだもん。


例えばいつか、ふたりとも年をとって死んでしまっても、俺の気持ちはずっとさとしのものだから。


俺の身体は消えても、さとしを恋しく想う気持ちは消えないから。



風になったとしても、あなたのこと、ずっと愛してるよ。



重くて、メンドクサイ俺のこと、愛してくれてありがとう。



伝わってるといいな。


ううん、伝わってるよね。



だからあんたの手はいつも優しくて温かいんだもんね。


ほんの少し触れるだけで、身体中に幸せが溢れるんだよ。


あんたもそうならいいな。



ぎゅうっと抱きしめられて


『そうだよ』って、声が聞こえた気がした。